ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

建設 筆記試験と口頭試験 (8)

2009年07月03日 | 技術士(二次)
 
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国土交通白書の活用とアウトプットの留意点について、過去の主なエントリーをダイジェストで振り返っておきたい。

昨年、建設部門を受験した際の、5月~7月頃の主なエントリー。
書いてはみたものの、実行できていないものも含まれている。

● 国土交通白書2008 (2008年5月9日)
洞爺湖サミットの主要テーマは「環境」。
日本が主張している"セクター別アプローチ"の理解を得ることができるかがポイント。
合理的なアプローチとも思えるが、国際政治はそれだけでは簡単に纏まらない。
さて、「平成19年度国土交通白書」が今日公表された。
今年度のテーマは"地球温暖化対策に向けた国土交通行政の展開"。
昨年度のテーマは"地域の活力向上に資する国土交通行政の展開"であり、技術士第二次試験(建設部門)ではテーマに添って出題された。
今年度の出題はどうなるか?
もし、今年度のテーマに添って出題されたとしても、多くの受験生が準備万端で臨んでくるだろうから、どう違いを見せるかが重要だろう。

● ゆるりと始動 (2008年5月25日)
技術士技術士二次試験(筆記)に向けて、ゆるりと始動する。
日頃から、新聞、TV番組等をなるべく意識して見るようにしているのだが、それに加えて、試験にフォーカスした情報収集、頭の整理をしていきたい。
担当業務と技術士試験の受験部門とが全く異なっており、かつ、業務に関するスキルアップを優先することにしているので、極力効率的に進める必要がある。
大枠の方針は以下のとおり。
【建設一般】
・手法は「段階的詳細化」。
(1)国家レベル
 ・経済財政諮問会議、骨太方針2008
 ・内閣府
 ・その他
(2)省レベル(国土交通省)
 ・重点施策
 ・審議会・委員会模様
 ・白書
 ・その他
【専門問題】
保守本流の「道路」を選択。
私の経験、スキルから考えると、専門が難関。
道路本体の計画、設計、施工等の所謂ベタな業務経験はない。
割り切って、財政状況におけるバランス、国民の目線(真に必要な道路とは)、今後の施策のあり方(作るから使う、費用便益、整備効果、優先順位、説明責任)、アセットマネジメント、ソフト対策、技術開発、環境対策(温暖化、資源)、防災、観光・景観等の観点から頭を整理する。
道路局の動きをウォッチ。
時間がないので、論文を書く練習みたいなものはやらない。
試験会場で、問題を見て回答を組み立てるつもり。
時間を割けば合格可能性を上げることも可能だろうが、生活全体のバランスを考えたうえで判断するとこういった感じになる。
正直に言って、精々、ボーダーライン辺りだろう。
あとは運次第。(出題および採点者の当たり外れ)
昨年度の筆記試験は、模擬試験のつもりでぶっつけ本番で受けた。
今年度も受験することが重要だと考えている。
受験しなければ、運もへったくれもないのだから。

● 残り5週間 (2008年6月29日)
筆記試験に向けたインプットの状況。
今回の出張には国土交通白書を携行。
往路では業務に関わる知識向上に努めたため出来なかったが、復路では国土交通白書の第Ⅱ部を流し読みした。
時間的には2時間程度。
総論としては、国土交通行政に関して、国家としての大局感を持って書いてあると思う。
ただ、施策の柱は合わせているものの、各部局から提示を受けた内容を列記している感じで、幅は広いがまとまりがない。
現状、課題と施策が書いてあるが、掘り下げも浅いように思う。
特に、課題および問題点の分析が甘い。
白書は技術士試験向けの参考書として書かれている訳でもないので、仕方ない。
一方、印象に残るキーワード、センテンスもいくつかあった。
もう一度、頭を整理しながら読んで見たい。
残された時間は限られている。
試験直前になって、気になっている資料が整理されないで溢れ返っている状態は最悪。
かといって、想定論文を準備する余力もない。
そのため、割り切った対策をとるしかなく、具体的には以下のとおり進めるつもり。
・白書をテキストベースでWordに保存。
・読みながら、重要なもの以外(不要な部分、冗長な部分)は削除。
・残ったものを、自分が感じた主要課題別に整理・統合。
・論理的に不足する部分は、これまでの経験や新聞等で得た知識で補完。
つまり、自分が重要と感じた情報だけを凝縮し、咀嚼して、最後にそれを叩き込む。
白書のようにある程度のボリュームのあるものを理解しようとする際、
頭から順番にじっくり読み進めるという感じではなく、まずは流し読みをして全体を俯瞰したうえで、2回目以降に取捨選択しながら絞り込んでいくのが性に合っている。
自分としては、記憶に残りやすいし、考えも整理できる。
実際、取捨選択を行うためには、ポイントを掴み、論理展開を具体化していく必要があるので、かなり考える必要がある。
記述練習をしている時間的な余裕はないと思う。
当日は、出たとこ勝負で、お題を見てその場で論文の構成を組み立てるつもり。
流行の言葉でいうと、いわゆる「骨子法」みたいなもの。
ただ、直前には、漢字の勉強は行いたい。
PCの漢字変換機能に頼りきっており、漢字は読むことはできても、書けないものが増えてきたので。

● 必須科目(一般)のお題 (2008年7月21日)
必須科目(一般)のお題は「地球温暖化対策」なのだろうか?
この問題が出ると、ガッカリしそうだ。
何故ならば、地球温暖化対策の中核は税制等によるインセンティブ付与、革新的技術開発、新興国対策であり、「国土交通白書」の論調はこじつけ気味で、従来型の国土交通政策の延命のため、ちょっと悪乗りしているようにも思えるからだ。
国土交通白書からあまり逸脱せずに、片棒を担ぐような予定調和の意見を書くのはつまらない。
しかし、失礼な言い方になるかも知れないが、出題者側の体質を踏まえると、「地球温暖化対策」が本命なんだと思う。
「地球温暖化対策」では論文が似通ってくるので、持続可能な社会とか環境問題全般とか、ちょっと間口を広げてくるくらいが関の山かも知れない。
そして、もう一つのお題は「建設業界変革・入札対策」か「アセットマネジメント」のどちらか。
人口減少を前提とした大変革が必要な時。
真の課題は既得権執着と先送り体質。
格差で本当に問題なのは地域間格差ではなく世代間格差。
公共事業費は、最盛期の半値になったところだが、株式用語の「半値八掛け二割引」のとおり、打ち止め感がでてくるのは1/3くらいになったときだろう。
均衡状態は、現在の半分(最盛期の1/4)くらいになるかもしれない。
その状況を見通して、「真に必要な社会資本整備」とは何かを各自がそれぞれ考えることが重要だと思う。
仕組み・枠組みとしては、「地方分権・道州制」、「土地利用規制・誘導」や「公務員・業界改革」を進めることが重要だと思う。
「真の説明責任」も重要だと考えていたが、これは道路特定財源の一般財源化で否応なしに実現されことになった。
このようなつまらない予想を裏切って、驚かしてくれると面白いのだが。

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