ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

建設 筆記試験と口頭試験 (3)

2009年05月30日 | 技術士(二次)
 
建設 筆記試験と口頭試験 (1)
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国土交通白書の活用とアウトプットの留意点について、過去の主なエントリーをダイジェストで振り返っておきたい。

今回は、筆記試験直前の迷いに対して、APECさんからいただいた貴重なアドバイスの第一弾。
建前ではなく本音でストレートに応えてくれた。
技術士試験(新制度)の筆記試験対策の本質を捉えており、再読、再々読しているエントリーである。

● 論文での「実現性」の見せ方 (2008年02月23日)
口頭試験の合否判明までの間、H19年度の筆記試験を振り返っておく。
「技術士受験を応援するページ」の掲示板で、管理人のAPECさんから貴重なアドバイスと励ましをいただいたので、再読、再々読が可能なように綴っておく。
投稿したのは筆記試験1週間前のタイミング。
勉強不足が甚だしかったことに加え、合格論文のイメージが掴めずにいた。

ごんぎつね: 投稿日:2007/07/29(Sun) 01:54
可能であれば、ご教授いただけると幸いです。
部門全般、選択科目の双方とも評価項目に「実現性」が入っています。
経験に裏打ちされたオリジナリティについては、できれば記載した方がよいとは思いますが、根拠を書ききれない(私の場合は、ごく狭い得意分野以外はあやしい記述になります)と逆効果にもなりかねないとも考えています。
そのため、白書・報告書等に記載されているものを咀嚼・要点化したものを「蓄積した知識」と位置づけて、記載しようと考えていますが、この辺はどうなんでしょうか?
皆様は、どうされるのでしょうか?

APECさん: 投稿日:2007/07/29(Sun) 11:40
オリジナリティにはあまりこだわらなくてもいいと思います。
建設一般ですが、ここでオリジナリティを見せようと「新しい(白書にない)アイデア」を出すのは大変ですし、そういうものは根拠付けが大変になります。
白書は実によくできていて、実現性の根拠となるような情報も現状記載の中に入っていたりするので、これらを引用することで実現性(を判断できるような具体性)を持たせられます。
しかし白書の理解が浅いと、文言まで白書から引用している。
つまり「自分自身の言葉」になっていないということが起こります。
文章とは恐ろしいもので、骨子程度の短い文章でも「あ、これはこの人の言葉じゃないな」とわかります。
一度きちんと理解してから、自分なりの表現で言葉にするということをしてあると、その文章は読みやすくなるし、力があります。
単純だけれど、それが実現性(具体性・根拠)と自分らしさを同時に表現するほとんど唯一の方法だと思います。
注意しなくてはいけないのは、白書に書いてある内容を誤解している人が少なからずおられることです。
たとえば第一部では、コンパクトシティの中で居住区域と都市機能集約区域を結ぶ公共交通の整備が言われ、モータリゼーションからの脱却が言われていますが、対東アジア物流インフラの一環として都市(生産拠点)と港湾空港を結ぶ道路ネットワークの必要性がいわれています。
つまり一方では脱クルマ、一方では道路を作るといっているわけですが、これの5W1Hがきちんと区別されていないと、矛盾したような話になってしまいます。
しっかり理解してから自分の言葉で書くことが大事です。(しっかり理解していればおのずと自分の言葉で書けるはずです)
専門問題は、独自性というか秀逸なアイデアを出す必要はなく、手堅くきっちり解決できるということを示せばいいと思います。
そこで必要なのは、「なぜ」を必ず一言でもいいから書くということです。
なぜこの工法や手法を選ぶのか、なぜこう判断するのか。
「○○する」の後に「なぜなら」「その根拠は」と続けてもいいですし、表などで「採用工法」「採用根拠」などとしてもいいでしょう。
根拠のない工法や手法、判断などが百花繚乱になっている答案より、根拠のしっかりした1つ2つの判断が示されている答案のほうがずっといいと思います。
注意してほしいのは、根拠付けが必要だからと、長々と理由付けをしたあとに結論を書くというダラダラ文です。
まず結論を書くことは鉄則です。
ご質問の主旨に沿っていたでしょうか?
がんばってください。

こんぎつね: 投稿日:2007/07/29(Sun) 13:14
APEC様、抽象的な質問の仕方しかできなかったのですが、丁寧かつ的を射たアドバイスをいただきありがとうございます。
かねてから、スッキリしていなかった部分が解消できました。
私自身、実際のところ白書・報告書等の咀嚼・要点化の前のインプットすらかなり不足しているありさまであり、
厳しいということを認識しながらも、残り1週間あきらめることなく、できる限り

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