GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

白いご飯とふりかけの関係

2016-09-24 02:22:19 | FOOD&DRINK
ご飯が好きだ。
江戸時代の人は1日に五合の白飯を食べてたらしいが、今の現代人はそれほど食わない。
それでもご飯は毎日炊く。世間では炭水化物抜きダイエットなどというわけのわからないものが流行ってたりするが気にしない。
プリン体や塩分と同じく気にしない。
病気で制限されてるならともかく、好きなものを食えるのにわざわざ気にして食わないって荒業をしてる人は不思議。明日ゴジラが現れて踏み潰されちゃうかもしれないのに。(しつこいなぁ俺も)

うどんやラーメンも好きだし、パンやパスタだって好きだ。でもご飯がやっぱり一番好きだ。
ご飯のいいところは基本なんでも合うってところだ。
肉に合う。
分厚いステーキだろうが、バラ肉だろうが、鉄板焼きだろうがホルモンだろうが、肉とご飯。焼肉屋でも最近はご飯を先に頼む様になってしまった。
魚に合う。
刺身でも焼き魚でも煮付けでもなめろうでもご飯に合う。カニや貝はあんまり合わない。っていうか多分身をほじるのが忙しいから合わないんだろう。しじみの佃煮とかなら合うから。
炭水化物と炭水化物だって合う。
うどんとご飯は鉄板だ。ざるそばの場合は白飯はちょっときついから稲荷寿司を食う。ラーメンの場合はチャーハンだ。パスタの場合はパエリアとかリゾットだ。

いくら炭水化物の相乗効果が好きな関西人でも、世間で言われてるお好み焼きをおかずにご飯を食うってのはしない。俺の身の回りの人間でしてるやつは皆無だ。誰がこれ言い出したんだ?ギャグのつもりで言ったのをマジに取られてしもたんやろな。「もうかりまっか」『ぼちぼちでんなぁ』って会話と同じく皆無だ。若い奴らは箸でお好み焼き食べながらご飯食べるやつもいるらしいけどね。視界に入らない様にしてる。説教垂れそうだから。
もちろんたこやきとご飯もダメだ。ただし新大阪駅新幹線ホームで売ってるたこむす(天むすのたこやき版)は食える。家でたこ焼きパーティやってもそういう食い方しようとは絶対思わないがね。
たこ焼きソースやお好み焼きソースとご飯は合わないのだ。
っていうか、お好み焼きはテコで鉄板から、たこ焼きは発泡スチロールの皿から爪楊枝で食うもんだ。どうやって一緒にご飯を食えと?ちなみにたこ焼きに爪楊枝が二本ついてるが、あれは折れた時の予備とかではなく、二本使って食べるものだ。中のタコが動かないからね。

同じソースでも焼きそばソースは合う。したがって焼きそばとご飯は有りだ。
トンカツソースとご飯なんて最強の組み合わせだ。ソースのかかったトンカツをご飯にまぶしながら食う。キャベツにもソース絡めてご飯と一緒に食う。だからキャベツに変なドレッシングがかかってたらダメ。一切食わない。
ウスターソースも最強のご飯の伴侶だ。コロッケやアジフライにドバドバかけてそれをまたご飯に絡めて食う。

そう考えたら、白いご飯にソースや醤油の染みたのを(関西弁では「しゅんでる」と言う)食べるのが好きなんだな。
だから絡められない時はガッカリ。そうめんにはご飯合わないと思ってるのもそのせいだね。
白く無いご飯も好きじゃ無い。
栗ご飯、松茸ご飯、炊き込みご飯(混ぜご飯/かやくご飯)はそのまま食べるのならいいが、おかずと一緒ならきつい。すでに味がついてるから。だからリゾットやパエリアとかも特に好きでは無い。チャーハンは別。あれはまだウスターソースや醤油をかけられる余裕がある。餃子のタレなんか最強。
おじや&雑炊はいい。鍋の締めの雑炊はポン酢を更に後で絡めて食えるから。
でも、をやはり白飯が好きだ。白飯に醤油やソースを絡めて食べさせてくれ。

しかし「うーん今日はしんどい、おかず作るの面倒だ」という日がある。食いたいものが無い日もね。
そんな時に重宝するのがふりかけ。
これさえあればご飯が食べれる。ら抜き言葉が最近またうるさく言われてるから食べられるだな。
もちろん明太子があればおかずなしでもいいし、卵かけ御飯にしてもいいし、醤油を浸した海苔や鰹節、ちりめんじゃこなんかをおかずに食べてもいい。
でも、都合よく冷蔵庫に明太子やちりめんじゃこなんか常備してない。なめ茸や佃煮のりでもいいんだけどね。
ふりかけはさっとひと振りでこれらを可能にする。

シンプルなごま塩から始まり、のりたま、たらこ、ちりめん、かつお、鮭、梅、野沢菜、山菜、わかめ、そして海苔といろいろバリエーション。
さらに組み合わせてちりめん山椒とか、かつおわさびとか明太海苔とかいろいろある。すき焼きとか昔からあるし、最近ではカツ丼とかもあったりする。
定番の丸美屋は安くてバリエーションも豊富。
大人のふりかけってシリーズでガキの頃ふりかけで育った世代をまた引き戻した永谷園。

俺のイチ推しかつおみりんや瀬戸風味のある広島のメーカー三島食品。

広島には田中食品って老舗メーカーもあって、ここの旅行の友は定番。ファン多し。

海苔で有名な大阪の大森屋は海苔を使ったふりかけが充実してるし、

出汁で有名な東京のニンベンも色々出してる。

ソフトタイプからしっとりタイプ。そのままかけてもいいし、おにぎりにしてもいい。
茹で上げたうどんの上にふりかけをかけて混ぜて食ってもうまかったりするが、やはりふりかけはご飯の最強の友だ。

で、実際スーパーとかにみにいくとこれがまたすごい量売ってるのね。種類やバリエーション豊富。どれにしようか迷った末いっつも二、三袋買ってしまう。100円〜350円くらいでいろいろあるからね。
でも成城石井とかイカリとかだと全然種類が少ないのね。こういう店を利用する客は「ご飯にふりかけて食べるなんて下品だわ」などという種族なのだろうか。
こういう店のふりかけは「保存料一切不使用」とか「化学調味料不使用」「国産」ってのを売りにしててちょっと高い。

ふりかけなんてジャンクフードなんだからそんなに気にしなくていいと思うのだが。
元々はいっぱい撮れたイワシとかを「毎回佃煮にするのもなぁ」とか、鰹節の破片、海苔の切れ端なんかを「もったいないなぁ」って組み合わせて作られたんじゃないかな。違ったらごめん。(カルシウム不足の日本人の為に考えたって説もある)

でも最近、減塩ブームだからかね。あんまり塩辛い味のとか、醤油が全然効いてないものとか増えたよね。
お客様に聞いた話によると、今はふりかけはキャラ弁を作る為にカラフルになってるんだとさ。子供さんの弁当用ならマイルド風味だね。
大人はわさび入りとか七味入り、山椒入りを食べてろってか。
それはそれで好きだし、いいんだけどね。でもやっぱりご飯に醤油を染み込ませたり、ソースが絡んでるのを食うように、ふりかけにもそれを求めてしまうのよね。

いい年こいてふりかけでご飯を食べるのどうだかと思ったりもするのだが、簡単便利でさらにうまかったりするから、いきなり夜中に食ったりする。
しかも箸と茶碗しか汚れないから洗い物も楽。
難点は色々買い込みすぎると毎回「どれをかけて食べよう」って悩んでしまうことだ。



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