日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 前々回、前回と趙紫陽氏の死去という大ネタを扱いました(※1)。

 ちょっと弱音を吐かせて頂くと、この話題、目を通さなきゃならない記事の分量が半端じゃないのでなかなか大変です。それで今回はひと息いれて小ネタ(イラクで中国人8人が人質に)でお茶を濁そうとしたのですが、あにはからんや「きんぎんすなご」さんに先を越されてしまい(前回のコメント欄参照)、そのネタはひとまずお預けということに。

 ということで、3連発と相成りますがどうか諒として下さい。今回は草の根……と言うと何だか怪しげなので格好つけて「草莽」ということにしましょう、草莽視点で趙紫陽氏死去というテーマに迫ってみることにします。

 いや、そんな大袈裟なことではないのです。3日目になると、そろそろ草莽が動き出します。その一端をweb上で垣間見ることができるので、かいつまんで紹介していこうというだけです。

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 香港・台湾マスコミそして反政府系ニュースサイト複数の報道を総合して先に状況説明をしておきますと、17日朝に趙紫陽氏が死去したあと、入院先の病院には黒塗りの高級車が次々に乗り付けられ、生前に縁のあった高官や元高官など関係者が引きもきらずに訪れて、病院はごった返したそうです。

 そのあと遺族は王府井から遠くないところにある自宅(北京市灯市口西街富強胡同6号。四合院だそうです)へと戻り、霊堂を設置して弔問客に備えました。趙紫陽氏は失脚後ずっと軟禁状態だったため、正門横に警官の詰め所が以前から設置されていたのですが、当然ながらこの日はそれに加えて門前から自宅へ入る路地までを、私服を含めた警官多数が固めていました。弔問客はまず路地のところで身分証などを示した上でないと、中には入れてもらえません。プレスも相当数が集まったそうですが、全てこの「関所」で弾き返されました。17日だけで多数の弔問客が訪れたそうです。

 天安門広場は万一に備えて警戒の人数を増やしているそうですが、今のところ騒ぎは起きていないようです。ただし毎日行われる国旗掲揚のセレモニーは、18日も行われたものの普段通りで、半旗を掲げることはなかったとのこと。

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 さて草莽の動きですが、まずは反体制系人権団体「中国人権」(HRIC=HUMAN RIGHTS IN CHINA)のプレスリリースからみていきます。

 今回は中共の情報統制にもかかわらず、死去に至るまで色々なニュースが国外へと流出しましたが、その最大の理由は反体制派の人権活動家が趙紫陽氏の家族と親しい関係にあったからのようです。その組織が「中国人権」なのですが、ここが昨日(18日)発表したプレスリリースによると、北京や上海で市民レベルの追悼の動きが早くも、しかし密やかに始まっているようです(※2)。

(中文)http://big5.hrichina.org/big5/news_item.adp?news_id=1950
(英文)http://www.hrichina.org/public/contents/press?revision%5fid=19946&item%5fid=19945

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 このプレスリリース、まずは国内消息筋からの報告として、北京での動きを伝えています。それによると、18日午前9時すぎ、地方から陳情に上京している人たち(上訪人士)が次第に屯集して400-500人の一団となり、花輪を買い求めると、白い花を胸につけたり黒い布を腕に巻いたり(哀悼を意味する)して故・趙紫陽氏の自宅へと向かいました。手には「名総理の死を悼む」との横断幕を持っていたそうですから人数からすればデモ同然ですね。

 もちろん路地のところで幾人もの私服警官に行く手を阻まれましたが、警官側は路地のところに花輪を置くことは許可し、一団の各々が哀悼の言葉を述べ終えるのを待って解散させたそうです。現代中国の一象徴ともいえる「上訪」については稿を改めたいと思いますが、田舎から出てきたこれら上訪人士(大半は農民)は北京の一隅に小屋掛けするなどして「上訪村」を以前から形成しています。

 嚢中が乏しいためそこで暮らしつつ陳情(合法的活動です)の結果を待つのですが、担当部門からは冷たくあしらわれることが多く、さらに治安当局に邪魔をされたり、あるいは罪もないのに拘束されたりして原籍地に送り返されてしまいます。表面上は「親民路線」を掲げる胡錦涛政権の本質がどういうものであるかを最もよく示しているのがこの「上訪人士」に対する扱いです。しかし、もちろん国内ではその実情を報道されることがないため、上京してくる陳情者が後を絶たないのです。

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 今回はその「上訪村」にいた陳情者たちがたまたま趙紫陽氏の死去を知り、その死を惜しんでせめて弔問に行こうという空気で自然にまとまったようです。消息筋によると、以前から警察当局に監視されているこの「上訪村」、党の重要会議が開催される時期などには踏み込まれて陳情者が故なく大挙拘束されることもあるのですが、万一に備えたものか、「進駐軍」(監視する警官)の兵力がいまは普段の数倍に膨れ上がっているそうです。

 一方、趙紫陽氏との縁が深く、首相、総書記時代にはブレーンを務めた知識人、あるいは反体制派の知識人などは例外なく自宅軟禁状態にされ、弔問に出るどころか、中には拘束されたケースも出ています。中国肺炎(SARS)の蔓延を当局が隠していると告発し、昨年には天安門事件(六四)の名誉回復を求める公開書簡を発表した老医師・蒋永彦氏もまた自宅軟禁の状態にあり、治安関係者が24時間態勢で張り付いています。記者が電話取材を試みてもすぐ切られてしまうとのことですが、これは他の著名な反体制派知識人、さらに宗教関係者や市民の権利保護に積極的な学者なども同じだということです。

 そんな中で、心ある北京市民は自宅に霊堂を設けて密かに故人を悼んだりしていますが、中には数十人がまとまっての静かな追悼活動も行われているようです。上海の消息筋によると、趙紫陽氏の死去した1月17日は上海市ではちょうど市の立法機関にあたる市人代会議及び市政協会議が開催されていたのですが、陳情活動、それに趙紫陽氏の死を知って追悼を兼ねることにした民衆700-800人が会議場へ押し掛けようとして、千人を超える警官隊と衝突。数百名が拘束されたほか、衝突による負傷者も出ている模様です。

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 これとは別に、普段は陳情者や市民の権利を守る活動に従事している有志(維権人士)による活動も始まっています。

 反日サイトの総本山だった「愛国者同盟網」、これはHPを胡錦涛に潰されたため現在は「青年先鋒網」というサイトに残党が移り、李登輝氏来日時には北京の日本大使館前で「何ちゃってデモ」をやったりしていますが(※3)、こうした糞青(自称愛国者の反日教心信者)にも一片の赤心があるのか、「青年先鋒網」には趙紫陽氏追悼のスレがいくつも立っています。読んでみると趙紫陽氏の業績を知らない連中がかなりいるようで、知らないまま追悼の書き込みを行っていたりしますが、これは糞青ですから仕方ありません。

 その糞青のたまり場である「青年先鋒網」に、上述した「維権人士」のサイト「公民維権網」の関係者がスレを立てて、追悼活動への参加を呼びかけています。

 http://bbs.54man.org/dispbbs.asp?boardID=17&ID=162881&page=1

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「趙紫陽氏はかつて国家指導者として中国の改革・開放を推進し、市場経済の基礎固めに卓越した貢献をした一方、政治改革の方向付けや民主政治の推進にも力を注いだ」

 から始まる冒頭に掲げられた声明は、檄文と言っていいでしょう。

「何よりも得難く貴いことは、氏が六四事件の問題に際して、自らの至高の権力と政治生命を犠牲にすることを顧みず、軍隊による鎮圧に断固反対することで、一人の政治家としての高貴な人格と良知ある尊厳を余すところなく示し、後世に向けて不朽の範を垂れたことである」

 ……などなど、多分これを書いたのは私と同世代(六四世代)の「学潮」(学生運動)崩れだと思います(笑)。この「檄文」の内容と、糞青たちが書き込んだ弔詞の大半との間に微妙な温度差やある種のギャップが感じられるのは、まさに世代の差、1989年の民主化運動を身を以て経験したかどうか、というところにあるのでしょう。

 この声明文の結語は、
「趙紫陽先生永垂不朽!」。何日か前に当ブログで「紫陽精神永垂不朽!」と似たようなことを書いていた人がいましたが(笑)、これも同世代ゆえかも知れません。

 閑話休題。この「公民維権網」のグループが各地で集まって追悼活動を行っています。

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 杭州では18日、宝石山のふもとに白い花を胸元に差した有志が参集。まず黙祷を捧げたあと、金を出し合って買い求めた銘酒を地に注ぎ、各々も杯を干し、最後に揃って「叩頭」(頭を地に打ち付ける、非常に敬意の込もった礼)。それから交々に語り合って故人の業績をしのんだそうです。儀式めいた所作に彼らの思い入れの深さが感じられます。

 もっとも、このメンバーの大半が1989年当時は「まだ何もわからない無知な子供だった」と率直に吐露しています。それだけに、彼らにとって1989年の民主化運動は伝説であり、その運動や「六四」の悲劇を一身で象徴する存在だった趙紫陽氏の死去に、じっとしていることができなかったのかも知れません。少数派とはいえ、若い世代にこういう変に生真面目な、奇特な一群がいることには驚きました。

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 北京では自宅に弔問するよう呼びかけています。

「趙公霊堂はもう一般に開放されている。住所は北京市灯市口西街富強胡同6号。行くことのできる人は是非足を運んで弔問してほしい。向こうに着いたら、花を捧げて一礼、そして家族の人と握手をする。最後に入口にいる警官のところで身分証(番号と氏名?)を書き込めばおしまいだ。今日は数人ぐらいずつで、大体もう60組ぐらいが弔問に来ている」

 それから唐突に海南島へ飛びますが、ここでも有志が海口市中心公園の英雄碑のところに花籠を捧げ、

「趙公の名は青史に轟く」(適当訳)

 といったような弔詞を添えてきたようです。

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 また、携帯のメールを追悼活動のアイテムにする動きもあります。

「いまや形勢は一変した。強権政治制度はテレビや紙媒体を支配することができ、あるいはネットをも掌握することができるかも知れない。しかし、それを以てしても支配下に置けないものがある。それは私たちの口であり、携帯のボタンであり、私たちの親指だ」

 という名調子で始まる文章は、趙紫陽氏追悼の携帯メールを全ての友人に送ろう、と呼びかけるものです。それによって、様々な職業や階層に追悼の空気を浸透させていこうというのです。

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 もっとも、こうしたメッセージを書き込まれた「青年先鋒網」の方はまたサイトを潰されてはかなわないと思ったのか、あるいはすでに圧力がかかっているのか、趙紫陽ネタで話題が香ばしい方向へと発展していくスレには、管理者がスレッドストッパーを発動しています(笑)。

 しかし、香ばしい方向へと話題が流れていくこと自体がひとつの変化と言えるでしょう。政治学習で学んだ内容とは大きく異なる民主化運動や「六四」という「歴史」に対して積極的に興味を示す糞青も出てきており、掲示板では規制もかかるので、互いのQQ番号を交換してその話題について語り合おうとする動きが一部で見られます。これはなかなか興味深い兆候のように思います。

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 なるほど、胡錦涛が死去のニュースすら極力隠そうとする訳です。

 趙紫陽氏死去、という報道が流れれば、趙紫陽氏の業績について、また1989年の民主化運動について、政治学習で純粋培養された若い世代にも「真実」がごく密やかに、しかし確実に浸透していきます。

 こういう変化がどれほどの広がりを持つことになり、また政治・社会状況に如何なる作用を与えることになるのかはわかりません。いまはまだごく一部での小さな変化にすぎないからです。ただ、趙紫陽氏追悼を端緒にこうした動きが起こりつつあることは、チナヲチのオタとしては拾い上げておく必要がある、そう思ったまでです。


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 【※1】当ブログ「趙紫陽氏死去1:終わりの始まり」(2005/01/17)及び「趙紫陽氏死去2:乱れ飛ぶ消息筋情報」(2005/01/18)

 【※2】「中国人権」トップページは「http://www.hrichina.org/public/index」。

 【※3】当ブログ「糞青どもの反日デモに重大な変化が!?」(2004/12/31)



コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )



« 趙紫陽氏死去... 今度はアディ... »
 
コメント
 
 
 
何を隠しているのだろう? (1読者)
2005-01-19 20:26:05
今晩は。趙紫陽死去で情報統制がかかっているとはいえ、御家人さんの予想通り六四当時に比べると情報じゃじゃ漏れの観が強いですね。またさらに指摘されているとおり、そんな環境の変化を党が知らないはずはないのに、時代錯誤な情報統制。

 出来る限りほっかむりをして嵐が過ぎさるのを待つにしても、この姿勢では逆に民衆にいらぬ疑いを抱かせる結果になりかねないと思うのですが。なんか痛々しい感じがします。



 しかし素人考えで、党はなんだかんだごたごたするにしても、まさか中国共産党が表立ってここまで弱気というか敏感に反応するとは想像していませんでした。なんか本当に隠したい事があるとしか思えないのです。



 その一方アメリカの発言もアジアにおける中国はずしを徹底しそうだし、イラクの件、もうなんだか落ちるところまで落ちてくださいという状況にしか見えません。
 
 
 
Re:何を隠しているのだろう? (御家人)
2005-01-20 00:07:05
1読者さん、コメント有難うございます。



胡錦涛政権については、葬儀や追悼会をどうするか決着がついていないようなので、もう少し様子を見る必要がありそうです。



とりあえず、あんな古典的な報道統制を臆面もなくやるあたりが胡錦涛らしいと思います。確かに見ていて痛々しくもあります。ただ、こうして無益な締め付けを強めていけば、必ずどこかで一大反発(反作用)が起こることは必至でしょう。あまりに空気を読めないようだと、大老井伊直弼になってしまいます(笑)。



日本のテレビや新聞は無難なインタビュー(北京市民)が多いので、都市部の失業問題や所得格差、あるいは農村・農民の問題に趙紫陽氏の死去がどう作用していくか、あるいは作用するのかどうか、といった洞察が欠落しています。洞察することなく多寡をくくって結論を出してしまっているという感じです。

 
 
 
はじめまして、この記事は? (アメマスヲチ)
2005-01-20 17:28:39
はじめまして、いつも御家人殿の貴重な分析には重宝させていただいております。

こういう事件がありましたが



【米連邦当局、ボストンへの「汚い爆弾」攻撃情報で中国国籍の4人聴取へ】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000640-reu-int



どうなんでしょうね、何か裏がある気がしますが
 
 
 
明報 (1読者)
2005-01-20 23:38:08
共同の速報で明報に趙紫陽がなくなる直前の写真が出ているとありましたので見に行ってきました。



 写真を見て一人の人間が15年の長きにわたり軟禁されてきたことを想像したとき、民主化は100年たっても無理だと感じました。



 国のトップであった人間が、小平の強硬な判断とそれを利用した幹部により、彼らの暴力と権力により政治生命を絶たれ、また外を歩く事が出来なくなったことはあの国の過去を見れば生ぬるい処置であったかもしれません。

 過去劉少奇が紅衛兵に囲まれたときに「お前たちが捕らえようとしているのは誰か」と言った話を思い出します。当時彼は国家主席です。末路は悲惨でした。北京から追放され、田舎に葬り去られたのです。彼の土饅頭の墓にはわざと違う名前がつけられました。



 一党独裁国家の法は権力であり、暴力です。それを理解はしていたと思うのですが、彼を守るべき権威が、中国では全く機能しないということがしみじみと思い出されます。



 今は劉少奇の時代と異なり、ここまで人を貶めるkとができる強力なカリスマはいません。しかし、一党独裁の弊害は常々御家人さんが指摘されているとおりですが、国家の指導層形成に民意を汲み取る体系が組み込まれていないという大変な問題があり、それが政治を常に民意とは別の方向へと導いてしまい抑制が効きません。

 良い方向であれば良いのですが、それは性善説がなりたてばの話です。民主主義社会の成り立ちは、聞こえは悪いのですが、性悪説にあると言え、そういう現実的な人間観を受け入れ、それを前提にした社会制度を形作りますが(三権分立やマスコミ)、そういう人間観が全く欠落しているところに一党独裁の弱さがあります。



 コキントウがたとえ時代に逆行して一党独裁の機能を強化し、その一方民意を政治に反映するための目安箱みたいなものを置くという話があるようですが、そんなことをしなくても上訪人士との対話や、あるいは1千万件とも言われる党の汚職、党員による犯罪関連の報告を見るだけでも十分現実が分かるというものです。子供だましみたいな党の宣伝には誰も乗りませんし、乗れません。



 温家宝がどういう人かは全然分からないのですが、炭鉱事故の遺族の前で見せた涙が本物なら、是非ともどんな方法でも良いので政治への民意の反映を着実に実現してほしいものです。ただその道は最終的にはコキントウ、そして党と激突するしかないと思うのですが。そして実行すればするほど激突までの期間は短くなってくると思います。そう五輪と万博の間か五輪前とか。
 
 
 
Re:明報 (御家人)
2005-01-21 00:00:08
1読者さん、コメント有り難うございます。



『明報』の写真、御覧になりましたか。私も感傷とかは別にして、あの写真を眺めていて同じような感想を得ました。中共体制下での民主化はあり得ません。いま思えば、趙紫陽はそれを制度的にやろうとした唯一の政治家だったように思います。

http://www.mingpaonews.com/



目安箱というのは「信訪」のことですね。これも「上訪」と同じ合法的陳情活動の一種で、「上訪」は直接担当窓口に出向くのに対し、「信訪」は書信での陳情。以前から行われています。



昨年11月頃から動きがあって注視していたのですが、今回胡錦涛が打ち出したのは、要は「上訪」制度を廃止して「信訪」に統一するというものです。要は表面上掲げている「親民路線」すら後退させる訳です。



「上訪」だと不測のデモに発展するかもという懸念のほか、警察力を常に動員しておくというコストもあって、廃止するにしくはないということになったのでしょう。胡錦涛政権の本質(強権政治・準戦時態勢)からすれば至極当然の処置ということになるでしょう。



「信訪」ではラチがあかないから農民は「上訪」に頼ったのです。その「上訪」も廃止となれば、その分だけ農民の不満が充満します。そこは漢源暴動同様、軍事的に押さえ込むということなのでしょうか。

 
 
 
Re:はじめまして、この記事は? (御家人)
2005-01-21 00:38:36
アメマスヲチさん、情報提供ありがとうございます。レス遅くなりまして申し訳ありません。



中国語ですが、下記の記事が割と詳しく報道しています。

http://www1.chinesenewsnet.com/MainNews/NorthAmerica/2005_1_19_17_42_20_821.html



これによると、件の4人が化学の専門家で、これに加えてイラク人2人の計6人がメキシコから米国へと密入国したようですね。行き先もボストンかニューヨークか特定し切れていないようです。



この記事も「情報が錯綜しており……」と歯切れが悪く、続報待ちといったところでしょう。背景などは一切不明です。



ちなみに4人の顔写真に付された氏名のうち、右下の女性「Wen Quin Zheng」の「quin」は中国大陸で使われているピンイン(発音記号)にはないのですが、これは台湾方式でしょうか?少なくとも大陸と香港(広東語)にはない綴りですね。



お役に立てなくて申し訳ありません。でも、続報次第では興味深い発展のありそうな話ですね。

 
 
 
Unknown (大丈夫)
2005-01-21 07:39:05
>1読者

中国の中高生ぐらいだと独裁は悪いことだと思ってないと思いますよ。

なんせ銀河英雄伝説の翻訳本が未だに大人気ですから。



道端で本を売っているところでも普通に売っているので需要があるのでしょう。
 
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