日々是チナヲチ。
素人による中国観察。web上で集めたニュースに出鱈目な解釈を加えます。「中国は、ちょっとオシャレな北朝鮮 」(・∀・)





 ウイグルをめぐる事態について、香港紙があまり紙幅を割かなくなりました。旬なネタではなくなった、ということでしょうか。ニュースひとつひとつの粒は小さくとも、まだ日本のマスコミ報道の方が飽くことなく事件を追いかけているように思います。

 ウイグル人への武力弾圧や漢人(漢族=中国人)との民族衝突もヤマを越え、落ち武者狩りは続いているものの、事態は「戦後処理」ともいうべき段階に入ったということなのでしょう。新華社電を眺めていても、復興を伝えるニュースが目立って増えてきています。むろん、意図的なものでしょう。事件を「世界ウイグル会議」など内外の反体制勢力による陰謀が原因、とする糾弾報道は相変わらずですが。

 7月10日23時現在で「死者184名」そのうち漢族137名と発表された数字は今後も動かすことがあるのか、どうか。「世界ウイグル会議」はこれに対し、

「現地からの複数の未確認情報によると、死者数は千人とも3千人ともいわれている」

「ウルムチだけでなく、自治区西部カシュガルなどほかの地域でも死者が出ている」

 と反駁していますが、ここから先は情報戦ということになるのでしょう。

 ●「新華網」(2009/07/11/14:23)
 http://news.xinhuanet.com/politics/2009-07/11/content_11691499.htm

 ●「MSN産経ニュース」(2009/07/11/08:04)
 http://sankei.jp.msn.com/world/china/090711/chn0907110806005-n1.htm

 ●「共同通信」(2009/07/11/11:21)
 http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071101000314.html

 ――――

 ともあれ「戦後処理」モードに入ったというのは、要するに外地から治安部隊をどんどん抽出してはウルムチ市をはじめ新疆ウイグル自治区の要所要所へと駐屯させ、実質的な戒厳令状態という腕ずくの強引モードで全てを押さえ込める目処が立った、と党中央が判断したことによるものと思われます。兵力増派はいまなお続いているのかも知れません。

「武装警察、新疆ウイグル自治区に引き続き『落下傘降下』」

 というタイトルの記事が香港紙『明報』に出ました。むろんこれは空挺部隊の話ではなく、落下傘降下が行われたのでもなく、防弾チョッキに身を固めた武装警察が現地へ続々と空輸されている、という意味です。このために空の便には一時的に混乱が発生しているとか。

 ●『明報』(2009/07/11)
 http://hk.news.yahoo.com/article/090711/4/d4tk.html

 いま現在、そしてこれからも当分、こうした圧倒的な軍事力のもと、去年のチベットのような「六四モード」下の「人民戦争」路線を基本にして事後処理に当たっていくのだと思います。

 ……というより、一党独裁を堅持して現在の中華人民共和国の領土を維持・保全するという中共政権の大原則に照らせば、それ以外に選択肢がありません。あるとすれば、現地での締めつけを緩めるか強めるか、被害者などへの補助をより手厚くするかどうか、逮捕者への処罰のレベルを上げるか下げるか、といった程度でしょう。

 一方で、最高指導者に就任してから5年近くにもなるのに、未だに最高実力者としての風格が伴わない胡錦涛の、党中央及び軍部に対する掌握力・指導力の不十分さも選択の幅をいよいよ狭めている、といえるかも知れません。

 政治改革、いや「党内民主の強化」すらかけ声だけで手がつけられず、超格差社会の是正を目的とした「和諧社会の実現」というフレーズに至っては余りに高すぎるハードルということで(たぶん)NGになってしまい、改善されぬ様々な格差のため毎日全国のどこかで陳情・デモ・暴動・ストなどが発生している。……という状況に直面しているのがいまの胡錦涛政権。漢人に対しても打つ手がないのですから、ウイグル人の怒りを和らげるソフトな対応などはできない相談というものです。

 ――――

 実は中共政権、意外に結構ガタが来ているのかな。……と思わせる気配が、今回の事件で垣間見えたような気がしないでもありません。上述したように、党中央の事件へのスタンスは去年のチベットに対したような「六四モード」下の「人民戦争」とみていいでしょうが、細かいところで、しかし見逃せない差異も存在しているのです。

 まずは事件に対し党中央が下した「深刻度」の判断です。いわゆる「定性」というものですが、今回は「人民戦争」のような火を噴かんばかりの激語が並ぶことはなく、「深刻な暴力犯罪事件」で済ませました。その気になれば「動乱」さらに最高レベルの「暴乱」(1989年の天安門事件)という認定になっても不思議ではないのですが、これが意外に低いレベルで落ち着いたというのは注目していいところだと思います。

 ●共同通信(2009/07/13/09:11)
 http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071301000185.html

 「圧倒的な軍事力を背景とした」強硬路線で事後処理、という基本線は同じなのですが、「定性」だけをみると当局発表の「死者184名」にも釣り合わぬソフトさです。要するに気を遣っているのだと思いますが、問題は党中央が誰に遠慮しているのか、ということです。

 対象は、直接的には現地のウイグル人と漢人であり、しかしながら実は少数民族を含む全国民なのではないか、というのが私の考えです。民族衝突も怖いが官民衝突も怖い、だからそうしたことの火種になる要素はなるべく穏便にもみ消しておきたい。……というのが党中央の出した毅然としているようでどこか弱気な結論ではないかと。むろん、この認識が維持されるかどうかは胡錦涛の指導力にかかってくるものです。

 同じ視点から、続々と現地入りしている治安部隊が向き合う相手も、ウイグル人だけでなく、多数派を構成する漢人も含んでいることでしょう。ウルムチ市では実際に、棍棒や鉄パイプ、包丁などで武装した漢人「自警団」と治安部隊の間で小競り合いも発生しています。これは日常的に発生している官民衝突と同じ性質のものです。動機が民族対立としても、小競り合い自体は「民」の意向(ウイグル人への報復=漢人の認識)を汲んでくれない「官」との衝突ですから。

 ――――

 ところで今回の一件において、ニュースとして中国国内に報道されなかったものがいくつかあります。ウイグル人は未許可とはいえ当初は非暴力的な請願デモを行っていたこと、治安部隊がデモ隊に発砲して死傷者を出したこと、警察車両ないしは装甲車がデモ隊に突入して多くの轢死者を出したこと。……などがまず頭に浮かぶところですが、他にもまだあります。

 (1)デモを誘発したのは広東省韶関市の玩具工場で6月26日に起きたウイグル人vs漢人の民族衝突であること。

 (2)ウルムチ市の漢人が勝手に武装して「ウイグル人狩り」を行うなど暴力的行為に及んだこと。

 ……の2点が私の興味を魅くところです。(1)については、民族衝突の原因が漢人によって流されたデマであることはすでに確定しており13名の逮捕者(うちウイグル人3名)を出しています。要するにこの衝突事件については当局が幕引きを急いだ……とはいえこれがウルムチ市のデモの引き金になったということは黙して語らず、なのです。

 いや、実際には因果関係は報じられています。ただこの事件が呼び込んだのがウルムチ市のデモではなく「暴力犯罪事件」ということになっています。そしてもちろん、それはあくまでも「世界ウイグル会議」など内外の敵対勢力による陰謀が奏功したもの、ということにされています。

 ●「新華網」(2009/07/07/10:08)
 http://news.xinhuanet.com/legal/2009-07/07/content_11666058.htm

 とはいえ広東省のこの事件、とりあえず、単純な民族衝突事件として扱っている訳でないことは確かです。……というのは、この記事の文末には、関係部門(たぶん党中央か国務院)が省・市の警察部門に対しこの事件への捜査をより一層強化するよう求めていることが明記されているからです。

 そしてさらに明記されているのは、捜査を強化することで、

「社会を安定させ、民心を慰撫する」

 という尋常ならぬ一節です。もちろんこれは、この民族衝突事件が「社会と民心の安定」を揺るがしかねないものだと当局(=中央)が認識していることの表れに他なりません。上述したように、幕引きを急いでいる様子でもあります。タイミング的には、ウルムチ市の事件に即応したものといえるでしょう。ビビッているのです。

 ――――

 (2)については全国で似たような異なる民族あるいは村落同士などの衝突に波及することを避けるべく当局は沈黙しているのでしょうが、実際に治安部隊と小競り合いになったウルムチ市の「自警団」への処罰が密かに行われるのかどうかが興味深い点です。黙しているとはいえ、当局は漢人のこの行為に批判的だからです。

 ……ということがなぜわかるかといえば、単独のニュースとしては扱われていないものの、当局が批判的であることが新華社電で中国国内にも配信されているからです。新疆ウイグル自治区のトップ・王楽泉・自治区党委書記が7月7日に行ったテレビ演説でこのことに言及してしまっています。

 王楽泉は「殴打・破壊・略奪・放火」といった行為が沈静化し、現地の社会秩序が安定を取り戻したことに触れたあと、

「こうした状況下にあって、区都(ウルムチ)は本来正常な社会秩序を取り戻す筈だった。しかし今日(7日)に入ってから、一部の職場の漢族従業員や民衆がそれぞれひとまとまりとなり、中には街頭に出て、本来すでに正常である筈の治安や秩序をゴタゴタに乱している。感情的になって、ウイグル族民衆と対立する者まで出ている」

「よく考えてみてほしい。もし漢族民衆がまとまって罪のないウイグル族民衆に手を出したら、これも(暴力犯罪事件と)同じように道理の通らないものであり、広範な各民族の党幹部や民衆の心を傷つけるものではないか?」

 ……と、はっきりと漢人「自警団」を批判し、ウイグル人に手を出したことも明言し、弾劾する一方で諄々と説諭を加えています。

 この記事は現在でも修正・削除されることなく普通に読むことができますから、「自警団」に対する批判もいまなお有効、ということになるのでしょう。では連中を逮捕するのか?逮捕するとすればどう裁くのか?といったあたりは、問題そのものは些末なことながら、党中央における意見対立のタネ、つまり政局になる可能性をはらんでいるといえるかも知れません。

 ●「新華網」(2009/07/07/18:23)
 http://news.xinhuanet.com/politics/2009-07/07/content_11668718.htm

 しかしこの「自警団」跋扈の一件、テレビ演説の切れ端ではなく単体のニュースとして扱われていたら、いかに当局から糾弾されているとはいえ、全国各地で似たようなことが起こりかねません。武装した「民」のグループが無数に、わらわらと湧いて出るのです。……それ故に一種の報道規制のようなものが敷かれているのか、でもテレビ演説は後段で説諭しているからOKなのか、そのあたりはちょっとわかりません。

 ――――

 「戦後処理」という点では、治安部隊に対する論功行賞も密かな注目点といえるでしょう。あの天安門事件で旗下の野戦軍を北京に派兵して武力弾圧を断行し自ら血しぶきを浴びた楊尚昆・楊白冰兄弟は事件後、重用されました。似たようなことが今回も行われるのかどうか。

 胡錦涛の指導力が未だに不十分であることから、実質的な最高意思決定機関である党中央政治局常務委員の間で意見対立が起きる可能性がありますし、8月1日の建軍節を前に制服組を手なずけるべく昇進や昇格といった「お中元」が胡錦涛から出される時期でもあります。

 報道からわかるのは、党中央から現地に派遣された高官はいずれも治安系統の人間である周永康(党中央政治局常務委員)と孟建柱(国務委員・公安部長兼同部党委書記・党中央国家反テロリズム協調小組組長)で、いずれも胡錦涛とは比較的疎遠、というより江沢民系に近い人選だったということのみです。

 胡錦涛ペースなら上記二人のうちひとりは職能上仕方ないとしても、もうひとりには「民心の安定のため」ということで温家宝・首相か胡錦涛の腹心である李克強・副首相が現地に向かっていたのではないかと思うのですが……。

 さらにキナ臭い話をするなら、今回の武力鎮圧は今年秋に開かれるであろう党中央委員会全体会議の議事にも影響することでしょう。現地の責任者である王楽泉がどう扱われるかという問題は小事としても、制服組に対する必要以上の抜擢(=発言力の強化)が行われる可能性があります。

 より重要案件として、李克強のライバルで次世代トップを争う出世レースでは一歩先を進んでいる感のある習近平・国家副主席が党中央軍事委員会の副主席あたりに就任することになるかも知れません。

 ……こうした処遇問題も、「戦後処理」の過程で新たに浮上する中国政界の変数となることでしょう。

 四川大地震に対する救済・復興と北京五輪で一応まとまることのできた昨年と比べ、リーマン・ショックを発端とする世界的な景気後退で膨大な失業者が創出され、社会不安がいよいよ高まっている今年は同列に論じられない部分があります。

 党中央はチベット問題に対したのと基本的には同じ姿勢でウイグル問題に臨むとみられるものの、「内憂度」がひときわレベルアップしているだけに、権力闘争を含め波乱含みの展開となる可能性もあるのです。





コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
養子縁組とか (otsu-dosu@廣東玩具廠)
2009-07-14 08:14:41
「明報」が当初奥歯に物が挟まった様な記事を書いていましたね。
ウイグル人が集団で広東の玩具工場にいるのも不自然ですが、「漢族社会に馴染ませる為」の様々な善意のプログラムが中国で行われているのだそうです(爆)
強引な「集団就職」(低賃金)というのが実際のところではないでしょうか。

中国は日本に対して、「養子縁組」を打診しているようです。
流石にこの次期、「移民」の受け入れは反発が強過ぎると実感したのではないでしょうか?

堕胎したり、2人目を黒社会に売り飛ばすよりは、孤児を日本の子宝に恵まれない夫婦にくれてやった方が確かに建設的かも知れません。
「捨て子」を養って“親日家”に育てる事は可能ですが、完成された糞青が大量移住した来たら、日本もウルムチみたいになりますからね。
単に余剰人口を吐きたいだけなのか、何か他の思惑が有るのかはまだ判りません。

<レコチャ広場>少子化対策の日本と一人っ子政策の中国は相互協力が可能か
ttp://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=33345

>日本人による中国の子供の養子縁組を強く提案したい。養子縁組ならば移民のように社会不安定要因となる可能性も低い。欧米諸国では、中国を含むアジア諸国の子供との養子縁組を積極的に進めている。
 
 
 
死人の箱にゃ15人~~♪ (古雑巾)
2009-07-14 11:31:07
今回の件、被害者の実数は誰にも分らないんでしょ
うね。やった方もは過小に、やられた方は過大に申
告するのが普通の人たちですから、どっちの言うこ
とも眉唾で疑ってかかるべし。被害者の申告だけを
鵜呑みにしてはいかん。ついでにNHKのアナウン
スは共産党のコメント垂流しであることに注意汁、
と中2の娘には教えております。

御家人さん、体調如何ですか。
夏もそろそろ本番、御自愛下さいませ。
 
 
 
別の場所に火がついたかも (dongze)
2009-07-14 21:52:14
まだ、推測ですけどね。。。。
アフリカでこういう動きが増えると。。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090714-OYT1T00573.htm?from=main5
中共が忙殺されるのはいいかも。
とうとうベトナムやイラク/アフガンを経験するわけですな中共もw
 
 
 
Unknown (別スレ6124)
2009-07-14 23:49:07
dongzeさん:
>>アフリカでこういう動きが増えると。。
>>http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090714-OYT1T00573.htm?from=main5
>>中共が忙殺されるのはいいかも。
 本当ですかねぇ。本気なら最初に報道するのは
アルジャジーラ辺りの気がするんですが。
続報が無いと何ともいえませんが、西側が対テロ
戦争には表立って文句を言えないのを見切った上
で、アリバイ作りをしているようにも…。
 
 
 
Unknown (otsu-dosu@廣東玩具廠)
2009-07-15 08:47:01
北アフリカのアルカイダは、活動範囲も狭くショボイらしいので、少々怪しいです。
しかし、中国は他人に対して迷惑をかけ過ぎた。
世界中が息苦しくてかなわない。
幕末や清末民初のようにガラガラポンして何とかなるような時代ではありませんが、周囲の人間が一方的に工作活動やハニートラップに耐え続けるのも我慢の限界でしょう。

アルカイダ、ウイグル暴動受け中国人に「報復宣言」か
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2621169/4358770

>アルカイダ系のテロ組織が直接中国を脅かすのは初めてだが、イスラム教のジハード主義者グループの間では、復讐の声が高まっているという。
 
 
 
養子縁組って。 (中華好き(台湾・香港限定))
2009-07-16 00:27:41
otsu-dosu@廣東玩具廠)さま。

はじめまして。
日本人は良くも悪くも純潔にこだわる民族なので、国際結婚で半分自分の血が入っているならともかく、全く日本人の血が入っていない養子はそうそう引き受けることはないんじゃないかと思うんですが。
しかも嫌いな國筆頭で関わりたくない人も絶賛増加中の支那からだと特に。

欧米のように国全体の意識としても他国から養子を貰うのが普通のこと、と捉えられるようになるまでまだまだ時間が掛かると思われますが。

ことわざに「氏より育ち」とは言いますが、もって生まれたものは矯正出来ない可能性もありますしねぇ。
 
 
 
養子縁組はトロイの木馬 (クマゼミ)
2009-07-16 09:21:00
 日教組が牛耳る教育現場や新華社の報道をそのままタレ流すマスコミや南京南京と喚く中国
に何の対処もしない今の体制では、大人になった時に反日戦士になる素質十分有り!

民主が与党になったら教育現場が心配だ、日本人の子供が中国人韓国人に「謝る時間」なんて
のが出来るのではないか?
 それでなくてもわざわざ韓国まで出かけて行って韓国人に謝る修学旅行をしている
学校が有るのだから。
 
 
 
アフリカの中国人 (シンセン在住)
2009-07-16 12:14:36
ニコニコで面白い動画を見たので、既出かもしれませんが、紹介させて頂きます。

アフリカにまで寄生し始めた中国人
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5549542

遥か彼方の話ですがウイグル状況、また日本の外交、移民政策にも繋がる問題と思います。

ネットの記事で、こういう状況ぼんやりと認識していましたが、動画で見ると、生々しいですね。

日々、中国人に接しているものとしては、どこでも元気でやっているなと、ある意味すがすがしくもあります
 
 
 
Re:アフリカの中国人 (御家人)
2009-07-16 18:58:51
>>シンセン在住さん
 アフリカつながりでちょうどお尋ねしようと思っていたところです。

●中国南部でアフリカ系デモ 「取り締まりで死者」の情報で
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200907160021.html

「中国の対アフリカ投資の増加に伴い、中国にはアフリカ出身者の流入が増えている。」こういう状況が実際にあるんでしょうか?御存知の方、是非とも御教示願います。m(__)m
 
 
 
中国のアフリカ人 (マカオ在住)
2009-07-16 21:50:47
御家人さん、ご苦労様です。

>「中国の対アフリカ投資の増加に伴い、中国にはアフリカ出身者の流入が増えている。」

広州の問屋街あたりを歩くと、アフリカ系の人たちをたくさん見かけます。彼ら、流暢な普通話をしゃべります。
 
 
 
いますよフツーに (dongze)
2009-07-16 22:00:35
御家人さん、
ロシアの買い付けツアーよろしく90年代後半からはビジネスの場としてずいぶんとアフリカ系の人を見かけます。
ナイジェリア人が外資系ホテルの前にたむろして
誰彼構わず声かけするなんてのも。
私たちの留学時代、留学生も多かったですよね?
彼らの世代から下は、中国に技術や学問を習得に来た後にビジネスに転じた者も多いんです。
また、世界の工場となってからはね。更に。
 
 
 
中国のアフリカ人 (シンセン在住)
2009-07-16 22:03:14
ご質問の趣旨から外れるかもしれませんが、たまに行くというレベルですが、広州は黒人が非常に多いです。

数年前に広州のローカルにそこらへんの事情を聞いてみたところでは、アフリカから服の買い付けに来ていて、彼らが固まって住んでいる地区もあるということ。

昨年、広州で不法滞在外国人向けの法律ができたと記事を見て、なんの冗談かと思ったら、広州に不法滞在の外国人(主にアフリカ系)は数十万人いるとのことでしたので、今回のような事件が起こる下地はあったのではないかと思います。

翻ってアフリカの中国人ですが、アフリカの某国(名前は忘れました)の国籍を中国人相手に売っている業者の看板がマカオ、中国のボーダーにでかでかと出ていて、何に使うのか不明だったのですが、動画に出てきたようなアフリカ華僑向けだったのかなと。
 
 
 
大丈夫なのでしょうか (ふじこ)
2009-07-18 01:59:26
广州发生一起人群体聚集事件:疑有人被警察打死
http://news.boxun.com/news/gb/china/2009/07/200907151807.shtml

中国人は全方位を敵に回して平気なんですね。
 
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