銀幕大帝α

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恋愛ルーキーズ

2011年02月13日 23時16分13秒 | 洋画コメディ
SCHOOL FOR SCOUNDRELS/06年/米/101分/青春コメディ/劇場未公開
監督:トッド・フィリップス
出演:ビリー・ボブ・ソーントン、ジョン・ヘダー、ジャシンダ・バレット、ベン・スティラー、マイケル・クラーク・ダンカン

<ストーリー>
駐車違反取締官ロジャーは、ヘタレな自分に傷付いていた。恋しいアマンダに振り向いてもらうため、秘かに特訓を受けることにするが……。

<感想>
トッド・フィリップス監督が全米で大ヒットした『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』の前に撮ったコメディって事で鑑賞。

キャストが作品を面白くしているという印象を受けました。

見た目からナヨッとした草食系ジョン・ヘダーと、実生活でも人の恋人を奪ってそうな(笑)肉食系ビリー・ボブ・ソーントンの低年齢発想的攻防戦が楽しい。

ビリー校長が指南する男として磨き上げる為の的を得た教訓(参考になります)。
ヘダーがそれらを全て身につけ優等生ぶりを発揮しちゃったもんだから、負けず嫌いのビリー校長の癇に障り、密かに恋を寄せるアマンダを横取りされそうになっちゃう。

良いおっさんがムキになる事かいな、自分で教えておいて。

以前ビリー校長に同じ様な目に遭わされ、猫屋敷に引き籠ってしまった男にベン・スティラー。
元軍人という肩書、ビリー校長の右腕マイケル・クラーク・ダンカンとの因縁といった何かを期待せざるを得ないプロットを用意させておきながら、殆ど活かされていなかったのには正直残念だったなぁ。
結局ダンカンとの間に何があったのか良く分からんかった。
ケツにヒントが隠されているんだろうけど、エンドロール前にも持ってくる位なら思い切ってぶっちゃけちゃった方が面白くなったかもしれん。

作品として惜しいのはこれ位で、全体的にはクスクスさせてくれる良作。

ジョン・ヘダーは本当に脱童貞映画の主人公に良く似合う俳優だよね。
どうみても頼り無さそうで女性からすると一歩引いてしまう男を抜群に上手く演じて見せてくれる。
でもそれは外面だけで、内面は純粋。
恋に対しての積極性が乏しいだけ。
だからか、幾多の試練を乗り越え、恋に対しても自身の性格に対しても吹っ切れちゃったヘダーが、ラストで見せるどれもこれも別人の様な男前さにがっつりと勇気を貰えちゃいます。
『バス男』然り。
『ママ男』然り。

ビリー校長のあくどいスケコマシっぷりも絶妙にハマッていたけれど、そういや劇中で彼、2回も股間が酷い目に遭わされていたんだった。
クールぶった後に悶絶する姿が滑稽でしたww

評価:★★★☆
11/02/13DVD鑑賞(旧作)
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