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銀幕大帝α

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リトル・ランボーズ

2011年06月02日 21時32分23秒 | 洋画ドラマ
SON OF RAMBOW/07年/英・仏/94分/青春ドラマ/PG12/劇場公開
監督:ガース・ジェニングス
脚本:ガース・ジェニングス

出演:ビル・ミルナー、ウィル・ポールター、ジェシカ・スティーヴンソン、エドガー・ライト

<ストーリー>
教会の厳しい規律の下ですべての娯楽を禁止されて育ってきた11歳の少年・ウィルは、問題児・カーターと意気投合し、彼の自宅で生まれて初めての映画を観る。
<感想>
期待した程じゃ無かったです。

もっとグワッと泣ける感動作に仕上がっているのかと。
残念ながら私の涙の琴線には触れなかった。

良い話ではあるんだけれど、ウィルとカーターお互いの家庭環境の描写が説明し過ぎていて逆にくどい。
フランスからの招待学生青年の件もしつこい。

ここはもっと、主役となるウィルとカーターを中心に置いて描くべきだったんじゃなかっただろうか。
静と動という反する性格を持つ2人の少年が、映画製作をするにあたって、時には仲睦まじく、時には傷付け合い、そして固い友情で結ばれていく過程を念入りに深く描いていれば、最後の映画館のシーンもフィナーレ的に感動できるものになったんじゃないかと思う。

どうも流れ的にちぐはぐ過ぎて、折角のお涙頂戴が弱くなっている様に感じる。

青春映画としては及第点だが、感動映画としては残念って所。

でも素人がお手製の小道具で映画を作るっていう部分は、『僕らのミライへ逆回転』でも言える事だけれど、凄く楽しそうで、映画好きな私からしてもワクワクさせられるものはありますよね。
製作過程を経て、最終的にはどんな映画が、ましてや本作では小学生の子供だし、どれ程の作品が出来上がっているのかってのは興味津津。
その全貌はラストでお目見えするんだけれど、

「へぇ、中々のもの」

と、ちょっと感心してしまった。
だから余計に、そこでの作品を通して兄から弟へのメッセージみたいな箇所も、上手くいけば感動に繋がったんだろうと思うだけに、それを齎してくれる要素(描写)がそこに行き着くまでに私にとっては上手く盛り込められていなかったってのが勿体無いとしか言いようが無いんだよな~。

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評価:★★★
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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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そうですね~ (そよ)
2011-06-05 13:50:08
私ももっと超感動 なのかと思ってました
号泣するくらいの期待でいました^^ ;

んでも、撮った映画にお兄さんが出てきたシーンで・・・
泣きましたよぉ(笑)
やっぱ女性目線というか母目線というか(ウチの息子達も年の離れた兄弟ですし^^)
ラストで挽回された感じです

確かにフランスからの学生はしつこかったですね~
返信する
>そよさんへ (ヒロ之)
2011-06-05 20:58:55
さぁ泣かせて貰おうか!

と身構えて挑んだんですが、普通に終わっちゃって、あれ?て感じでした。

そよさんは、お兄さんのシーンで泣かれたんですね。
実は本音で言うとそこのシーンは少しだけウルッとなりました。

でも、もっとボロボロに泣かせて欲しかったんですよ~。
2人に感情移入がしっかり出来ていればそれも可能だったのかもしれませんが。

う~ん、なんか惜しい作品です。
返信する
こんにちは (maki)
2011-06-19 11:06:53
私ももっと泣ける映画かと思ってたのでそのへんはアレッて思ったところはありましたけれども、普通にいい映画でしたねぇ
お兄さんとの兄弟愛にはジンとくるものがありましたし…

ウィルの聖書、どうなってるのかみてみたいです
色々落書きしてあって、とっても可愛くなってましたよね!
返信する
>makiさんへ (ヒロ之)
2011-06-19 13:58:58
予想していたよりかは、然程感動出来ずで、その辺はちょっと期待外れでしたが、良い話には違いないですね。

映画作りってのはやっぱり楽しいもんだ、というのは凄く伝わってきましたし。

映画館で流れた完成された作品も良く出来ていて、ホワッとさせられるラストではありました。
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バカだな (りょう)
2011-06-21 19:38:39
泣ければ良い映画というミドリムシ並の単細胞な考えに失笑(´∀`)
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>りょうさんへ (ヒロ之)
2011-06-21 21:00:14
仰っている事が良く分かりません。
何せミジンコ並みの単細胞ですのでワハハ
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Unknown (yukarin)
2011-07-05 14:21:46
泣ける映画とは違いますけど余韻の残るいい映画でした。
映画づくりの楽しさが伝わってきましたね。
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>yukarinさんへ (ヒロ之)
2011-07-06 00:11:10
映画作りの楽しさっていうのを実感させられる作品でした。
こういう気持ちで映画を作っていた自分が懐かしく感じます。
返信する

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