銀幕大帝α

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イニシエーション・ラブ

2015年12月06日 14時51分00秒 | 邦画ロマンス
2015年
日本
110分
ロマンス/ミステリー
劇場公開(2015/05/23)




監督:
堤幸彦
『トリック劇場版 ラストステージ』
原作:
乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
出演:
松田翔太鈴木
前田敦子成岡繭子(マユ)
木村文乃石丸美弥子
三浦貴大海藤
前野朋哉梵ちゃん
吉谷彩子優子
松浦雅ナツコ
八重樫琴美和美
大西礼芳ジュンコ
佐藤玲まどか
山西惇桑島課長
木梨憲武静岡支店部長
手塚理美石丸詩穂
片岡鶴太郎石丸広輝



<ストーリー>
1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとSide-Bの2編で綴られるラブストーリーが、物語の最後で全く別の意味を持つミステリーへと変貌する。

最後の5分
全てが覆る。
あなたは必ず
2回観る。


-感想-


これがヒント。
(前田のあっちゃん綺麗になったな~)

“あなたはきっと騙される”

人が騙されるパターンにも色々ある。
本作では「苗字」に騙されたという感じだ。
ある事が正しいと思い込んでしまうと、それを中心に置いて物語を観てしまうので、当然真実が分かると驚きが一気に溢れ出してくる。
だから余計に「騙された~」となるし、思わずニヤッと笑いが込み上がり、必然と今まで観てきた内容の記憶を遡ってみたくなる衝動にも駆られてしまう。

“あなたは必ず2回観る。”

このキャッチコピーは強ち間違っていないだろうし、逆にこれが事前に頭の中にある事で、騙されないようにと細心の注意を払って観ているつもりではいたが、監督の思惑に完全にしてやられた感じで、全く見当違いな部分に注視していた自分の観察力の無さ、推理力の無さに恥ずかしくなってしまった(笑)。

最初は2回観るつもりなど少しも無かったのだが、見事にヤラれてしまったものだから、悔しさ半分、どんでん返しの面白さからくる確認したさ半分で2回処か4回も観直しちゃったよ。
2、3回観直すと、場面の一画面から隅々まで多くの伏線が用意されているのが良く分かる。
また、場面毎の日付がテロップで頻繁に登場する点にも注目すると、寄り何処と何処が繋がっているのかもはっきりと見えてくる。
これは1度最後まで観てこその発見にはなるのだが、○月○日と出てくるが、決してその前に○年という表記がされていないのは、視聴者をかく乱させる上での巧妙な罠だと思っても間違いではないだろう。

キャッチコピーにもある様に普通の恋愛映画ではないと前もって観客に対し煽っているので、皆は「何が起きるのか」と身構えて観るとは思うが、初見では殆どの人が重要な部分(人物)に気付かないまま最後を迎えて驚愕する事になるでしょう。

ほんまか?
と疑うそこのあなた。
もうこれ以上は何も言えねぇ~なので、取り敢えず百聞は一見にしかず、で。
私は素直に思ったね「一杯食わされた!」と。
Side-AからSide-Bに切り替わった時に惑わされたら負けですよ。

AKB時代にあっちゃんの水着姿は何度も目にしてきたけど、本編の水着姿が今までで一番萌えたかもしれない。

評価:★★★☆
15/12/06DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-12-02
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ふじき78)
2015-12-06 16:58:41
いにしえの昔、野しょんにはLOVEがあったのだった、

と言う事であっちゃんが野しょんする映画だったら2回見ても良かったのにな。
返信する
こんばんは。 (大阪ひろき)
2015-12-06 19:00:48
ヒロ之さん、こんばんは。
いつもお世話になります。
よろしくお願い致します。

ヒロ之さんの「イニシエーション・ラブ」のレビューをずっと前から、期待して、楽しみにしていました。
なので、興味深く、読ませて頂きました^^

>最初は2回観るつもりなど少しも無かったのだが、見事にヤラれてしまったものだから、悔しさ半分、どんでん返しの面白さからくる確認したさ半分で2回処か4回も観直しちゃったよ。

ヒロ之さんも、僕も、「大ドンデン返し」系の映画は、お好きだと思いますが、本作は、僕も、上手いこと、やられてしまいましたね。
劇場公開時、映画館で、観たのですが、ラスト5分前の物語が激変する前まで、全く気づきませんでした。
同じような方も、劇場に、いらっしゃったみたいで、種明かしをするラストの展開を観て、劇場内で、「え~、何で・・・。」みたいな声が聞こえてきましたよ。
僕も、謎が明かされた瞬間、「え?」っと、唖然としてしまいました。
映画を観終って、振り返ってみると、そう言えば・・・ってところが沢山あって、至る所にヒント(伏線)が隠されていたことに気付かされて、なるほどね。と感心しました。でも、騙された方が、作品を、より楽しめると個人的には思いますね。

>AKB時代にあっちゃんの水着姿は何度も目にしてきたけど、本編の水着姿が今までで一番萌えたかもしれない。

ヒロ之さんと同感で、前田敦子さん、素敵でしたね。
笑顔が可愛いキュートな女性を好演されていて、ナイスでした!!!!!

>キャッチコピーにもある様に普通の恋愛映画ではないと前もって観客に対し煽っているので、皆は「何が起きるのか」と身構えて観るとは思うが、初見では殆どの人が重要な部分(人物)に気付かないまま最後を迎えて驚愕する事になるでしょう。

正に、そのとおり!
ヒロ之さんの仰るとおりで、すこし、あれって、思う箇所はあったんですけれど、上手いこと騙されてしまいました。本当に、驚愕のラストでしたね。
なので、騙された者勝ちと思って、楽しめました♪

それから、原作の小説は、映画とは、結末が違うらしいので、いつか機会があれば、是非読んでみたいと思っています♪

来週から、また、少し、暖かくなるそうですが、寒暖の差で、体調を崩さないように、注意して、元気に、お過ごし下さいね。

それでは、失礼致します。
返信する
>ふじき78さんへ (ヒロ之)
2015-12-07 15:22:48
もうやだ、ふじきさんったら(笑)
そんなシーンあったら私なら10回は観ちゃいますよオホホ。
返信する
>大阪ひろきさんへ (ヒロ之)
2015-12-07 15:43:38
こんにちは!
コメントありがとうございます。

いや~流石の人気作・話題作ですね。
レンタル開始当日、仕事帰りにレンタル店に寄ってみたのですが、ものの見事に全部貸し出し中になっておりまして、借りて鑑賞するのが遅れてしまいました。

何も考えずに観るのが正しい映画かもしれませんね。
キャッチコピーに乗せられて変に意識しながら観てしまうと、逆に勘の良い人なら謎を見破ってしまうかもしれません。
大阪ひろきさんのように、ラスト5分に起きるどんでん返しを知らないまま観ると、相当な衝撃を受ける事でしょう。
私は端からラストで何かが起きるっていうのを知っていましたし、それを頭に入れながらの鑑賞でしたが、あっさり騙されてしまいましたよ(笑)。
騙しの部分に盲点を突かれた感じでした。

あ、そっちもか!

と。

元々推理力の悪い私だから良かったのかも(笑)。
あまりにも衝撃的なオチだったので、なんか無性にしてやられた事が嬉しくなって続けてもう一度最初から倍速で見直したのですが、あちこちに伏線となる要素が散らばっているのが分かり、またそれが面白く感じました。

オチ以外は普通の恋愛映画なんですけどねぇ。
一気にミステリー調へと移り変わる演出がお見事な1本でした。

昔はあっちゃんの声が好きな程度でしたが、女優に転身されてからは表情とかにも魅力が出てきましたよね。
この作品でのあっちゃんの可愛さは良い意味で異常でした(笑)
その可愛さに釣られて松田翔太って最低だな!と思ってたところであのどんでん返しでしょ?
強かな女は怖い!

原作はまた違うラストになっているみたいですね。
やっぱり同じだと観客も先が読めてしまいますから、こういう変更にする事は良いと思います。
スティーブンキングの「ミスト」なんかもそうでしたよね。

今日はいつもより暖かいような気がしますが、夜は流石に冬だけあって冷えますね。
お風呂上りは暖かくして寝てくださいね。
返信する
前田敦子 (りお)
2015-12-08 04:44:39
今まで可愛いと思ったことはなかったんだけど(すみません)、この映画の前田敦子はめちゃくちゃ可愛いです。
堤幸彦は前田敦子の魅力を分かっているんですねー

苗字もそうなんだけど、ダイエット前とダイエット後で別の俳優使ったんだーと思わせる演出は上手いなと思いました。
叙述トリックってこういう風に映像に出来るんだなーって。
返信する
こんにちは。 (みぃみ)
2015-12-08 10:23:07
>Side-AからSide-Bに切り替わった時に惑わされたら
はい。すっかり騙されてましたーー。
てっきり時代を遡ってたっくんが太ったり痩せたり…かと。

悪女ですね~。あっちゃん。監督さん、書き手さん。

懐かしい音楽や車他も、楽しみました~。
返信する
>りおさんへ (ヒロ之)
2015-12-08 20:43:08
こんばんは!
コメントありがとうございます。
AKB時代のあっちゃんは特に私も好きって程では無かったのですが、ここ最近のあっちゃんは綺麗になったと思います。
元々ほわっとした喋り方をするあっちゃんですが、それをこの映画でも活かし、上手く観客を引き込ませる事に成功していたのではないでしょうか。

AからBへと切り替わる時は原作ではどういう風に書かれていたのか読んでいないので分からないのですが、映像するに当たって、あの描き方はトリックを使う意味では上手い演出だと思いましたねぇ。
返信する
>みぃみさんへ (ヒロ之)
2015-12-08 20:46:03
こんばんは!
コメントありがとうございます。

ですよね~。
私もてっきり激痩せした同一人物だと思って観てましたよ。
「たっくん」という名前にも完全に騙されていました。
あの当時は懐かしいものがあったので、その辺でも楽しみながら鑑賞が出来ました。
返信する
こんにちは (yukarin)
2016-02-02 13:21:55
懐かしいものや音楽が流れてそこは良かったんですが、
2回観るまでではなかったです、、、
彼氏の呼び名が同じなのはうまいなーと思いました 笑
うっかり別の人...ってこともありませんもんね。
返信する
>yukarinさんへ (ヒロ之)
2016-02-02 15:10:17
こんにちは!
ボク等世代的には懐かしい雰囲気なり小道具なりを思い出させてくれる作品ではありました。
オチまでは本当に何処にでもあるラブロマンス作品なんですけどね。
名前にすっかり騙された感はあり、やられたぁという嬉しさからか思わず伏線を確認する意味でも2度見直してしまいました。
返信する

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