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百日紅~Miss HOKUSAI~

2015年12月08日 20時29分00秒 | アニメ
2015年
日本
90分
時代劇/ドラマ
劇場公開(2015/05/09)



監督:
原恵一
『カラフル』
原作:
杉浦日向子『百日紅』
主題歌:
椎名林檎『最果てが見たい』
声の出演:
お栄
松重豊葛飾北斎
濱田岳池田善次郎
高良健吾歌川国直
美保純こと
清水詩音お猶
筒井道隆岩窪初五郎
麻生久美子小夜衣
立川談春萬字堂
入野自由吉弥
矢島晶子茶屋の子ども
藤原啓治使いの武士/鳥売り



<ストーリー>
葛飾北斎の娘で、恋に不器用な浮世絵師のお栄と、両国橋や吉原、火事、妖怪騒ぎなど、喜怒哀楽が満ち溢れる江戸の街で暮らす人々の姿を、四季の風景と共に描き出す。

お栄23歳。職業、浮世絵師。父、葛飾北斎。
江戸に恋する、浮世を描く!


-感想-

2代目ハマちゃんこと濱田岳クン、普通に声優上手いな。
清水詩音ちゃんの落ち着いた声も凄く好きだ。

魂の篭った絵には魔力があるとは聞いてはいたが、江戸の雰囲気と妖怪の類が出現する描写はとてもマッチしており、おどろおどろしさがありながらも何処か幻想的な映像にはなっていました。
こういうのを見ると、故水木しげる先生の妖怪大辞典を読みたくなっちゃうんだよな~。
確か小学生の時に親に買ってもらった水木先生の本がまだあったような記憶があるのだが、今度探してみよう。
絵の完成具合によってはそれは人を脅かす物になるし、お守り的な存在にも成り得る。
絵一枚の中にも色々と奥の深い意味が隠されているのねと、絵心の無い私でも多少の勉強にはなりました。

取り分け楽しいな、面白いな、と感じる作品ではないけれども、江戸の時代の空気を画面を通して一杯に浴びる事が出来るアニメーションだと思う。

病気がちなお栄の妹、お猶との一時は暖か味があって心がポカポカしてくる。
だから余計に別れの時のシーンは悲しい感情を掻き立てられてしまったのだが、冒頭で‘目が見えないのにずっと金魚を眺めている’という台詞がお栄の絵によってラストで再現された時は、素敵な終わり方だなぁと目を潤ませてしまいました。
何気ない父・北斎の「自分の足でここまで来れたじゃねぇか」と呟く場面も、不器用だけど父親としての末娘に対する愛と優しさ、哀しさがとても強く伝わってくる瞬間でした。

風情と人情味を心地良く感じたい人にはお奨めしたい作品。
個人的には素敵なアニメ映画だと思います。

そして、「よし!俺も吉原に行って遊女と交わってみっか!」と叶いもしないのにちょっとそんな気分にさせられたりしたのは根っからの女好きの証拠でござんす。
後、特別犬好きではないけど

わんこが猛烈に可愛かった。

評価:★★★☆
15/12/08DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2015-11-26
メーカー:バンダイビジュアル

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (maki)
2015-12-09 13:47:25
特別ここが良いという作品ではないけれども
まったりとした淡々としたともいえる空気は良かったですね
いまひとつに感じたのは、
BGMが現代的だったことでした

そういえば、わんこ、
劇中でちゃんと成長してましたね
>makiさんへ (ヒロ之)
2015-12-09 21:05:30
こんばんは!
コメントありがとうございます。

雰囲気がとても好みでした。
江戸の空気をアニメ絵からも大きく感じる事が出来たのが良かったです。

そうそう、わんこはちゃんと成長していましたね。
ブサ犬だけど、人懐っこい所に萌えました。

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