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STAKE LAND/10年/米/98分/ヴァンパイア・ホラー/劇場未公開
監督:ジム・マイクル
脚本:ジム・マイクル
編集:ジム・マイクル
出演:ニック・ダミチ、コナー・パオロ、マイケル・セルヴェリス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/05/8859c18da37029bd38b1455b2f814be4.jpg)
<ストーリー>
ヴァンパイアが蔓延るアメリカ。家をヴァンパイアに襲われて家族を失った少年・マーティンは、“ミスター”と呼ばれるヴァンパイア・ハンターと共に安全な聖域への旅に出る。
<感想>
第35回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にて最高賞である観客賞を受賞したヴァンパイア映画。
それも納得の私も胸を張ってお薦めしたい秀作。
人口の半分が吸血鬼化したアメリカ。
目の前で家族を惨殺された少年マーティンが、彼を救ってくれた男・ミスターに同行する事になり、その道中先々で多くの人間と出会い、それ以上に多くの苦難に立ち向かう事になる。
死の間際にマーティンの父親から「息子を頼む」と告げられたミスターは、彼に生き残る為の術として、戦い方を伝授していく訳です。
車に乗って目指すのは、ヴァンパイアがいないと噂される、北の大地カナダのエデン。
最初は2人だけの旅でしたが、レイプされそうになったシスターを助け、次に独り身の妊婦、そして生け贄にされていた元軍人を救い、共に助け合いながら北へ北へと進んでいきます。
この映画では主人公側からヴァンパイアに戦いを挑みません。
至る所で徘徊する奴らが勝手に襲ってくるのです。
ヴァンパイアにも色々とタイプがあり、オーソドッグスなものから、胸板が厚く杭が打ち込めないバーサーカーと呼ばれるもの、そして時には彼らの存在を神と崇めるカルト教団体までと幅広い敵が容赦なく襲撃してくるので、何時殺されてもおかしくない状況が続きます。
この辺りは観ている私も緊張感が途切れず、皆助かるだろうという想いとは裏腹に、仲間が次々と命を落として行く哀しみは、マーティンが旅路で築いた新たな家族をまたもや怪物に奪われたという悲壮感に直結し、彼と同じ胸の痛みを感じさせます。
ミスターに促されても杭を打つことさえ躊躇う程だった気弱な少年マーティン。
しかし幾度の悲しみ、怒りを乗り越え、徐々に戦える男へと成長していく姿、更に助け無くとも立ち向かえる勇気を身に付けていく姿なるものを、ロードムービーという形の中で実に丁寧に描写されている点が素晴らしく、
全てを見届けたミスターが
「もう俺がしてやる事はない。お前は立派な大人だ」
と、言葉も残さずマーティンの前から姿を消してしまうラストには、2人の間に実の父子以上の愛と信用の深さを感じ取れ、とても心切なくさせるものがありました。
二つの家族を失った今、無事エデンに着いたマーティンだったが、果たしてその大地には希望はあるのか。
彼の微笑みは何を意味するのか。
何にせよ今後生き抜いていく為にも、ミスターの数々の教えは無駄にしてはいけない。
逃げるな、戦え!
そして未来を切り開け!
オフィシャル・サイト(英語)
評価:★★★☆![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_en.gif)
11/08/13DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-08-05
メーカー:トランスフォーマー
関連作:
『ステイク・ランド 戦いの旅路(2010)』(第1作)
『ステイク・ランド 戦いの果て(2016)』(第2作)
監督:ジム・マイクル
脚本:ジム・マイクル
編集:ジム・マイクル
出演:ニック・ダミチ、コナー・パオロ、マイケル・セルヴェリス
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<ストーリー>
ヴァンパイアが蔓延るアメリカ。家をヴァンパイアに襲われて家族を失った少年・マーティンは、“ミスター”と呼ばれるヴァンパイア・ハンターと共に安全な聖域への旅に出る。
<感想>
第35回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門にて最高賞である観客賞を受賞したヴァンパイア映画。
それも納得の私も胸を張ってお薦めしたい秀作。
人口の半分が吸血鬼化したアメリカ。
目の前で家族を惨殺された少年マーティンが、彼を救ってくれた男・ミスターに同行する事になり、その道中先々で多くの人間と出会い、それ以上に多くの苦難に立ち向かう事になる。
死の間際にマーティンの父親から「息子を頼む」と告げられたミスターは、彼に生き残る為の術として、戦い方を伝授していく訳です。
車に乗って目指すのは、ヴァンパイアがいないと噂される、北の大地カナダのエデン。
最初は2人だけの旅でしたが、レイプされそうになったシスターを助け、次に独り身の妊婦、そして生け贄にされていた元軍人を救い、共に助け合いながら北へ北へと進んでいきます。
この映画では主人公側からヴァンパイアに戦いを挑みません。
至る所で徘徊する奴らが勝手に襲ってくるのです。
ヴァンパイアにも色々とタイプがあり、オーソドッグスなものから、胸板が厚く杭が打ち込めないバーサーカーと呼ばれるもの、そして時には彼らの存在を神と崇めるカルト教団体までと幅広い敵が容赦なく襲撃してくるので、何時殺されてもおかしくない状況が続きます。
この辺りは観ている私も緊張感が途切れず、皆助かるだろうという想いとは裏腹に、仲間が次々と命を落として行く哀しみは、マーティンが旅路で築いた新たな家族をまたもや怪物に奪われたという悲壮感に直結し、彼と同じ胸の痛みを感じさせます。
ミスターに促されても杭を打つことさえ躊躇う程だった気弱な少年マーティン。
しかし幾度の悲しみ、怒りを乗り越え、徐々に戦える男へと成長していく姿、更に助け無くとも立ち向かえる勇気を身に付けていく姿なるものを、ロードムービーという形の中で実に丁寧に描写されている点が素晴らしく、
全てを見届けたミスターが
「もう俺がしてやる事はない。お前は立派な大人だ」
と、言葉も残さずマーティンの前から姿を消してしまうラストには、2人の間に実の父子以上の愛と信用の深さを感じ取れ、とても心切なくさせるものがありました。
二つの家族を失った今、無事エデンに着いたマーティンだったが、果たしてその大地には希望はあるのか。
彼の微笑みは何を意味するのか。
何にせよ今後生き抜いていく為にも、ミスターの数々の教えは無駄にしてはいけない。
逃げるな、戦え!
そして未来を切り開け!
オフィシャル・サイト(英語)
評価:★★★☆
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11/08/13DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2011-08-05
メーカー:トランスフォーマー
関連作:
『ステイク・ランド 戦いの旅路(2010)』(第1作)
『ステイク・ランド 戦いの果て(2016)』(第2作)
ですから基本的に少年の成長とミスターとの絆な出会いと別れ
がメインではあるよね、カルト教団の部分を無くして
ヴァンパイアとの攻防など入っていたら良かったのにとは思いました
ラストは秀逸ですよね、ミスターの行動を少年はしっかり理解した
と思えるし理解できたほど成長できてるってことですよね
残念な部分はヴァンパイアになると知能が退化しちゃって
太陽が弱点なゾンビって感じなのが・・・
大袈裟なシーンはないですけど、ミスターと少年との交流を描いた作品として観れば、かなり面白く鑑賞する事が出来ました。
ラストも良い終わり方だと思います。
B級ホラーなんて基本的には劇場でかけても商売にならないレベルの作品がほとんどですが、時々こういう面白い作品に当たるとホンマに嬉しいです。
これは良かったですねぇ。
意外といっちゃなんですけど、かなりの拾い物でした。
劇場で公開されないB級ホラーものの中にはこういった優れた作品がかなりあるので、それを見付けた時は嬉しいものがありますね。