悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲

TEXAS CHAINSAW MASSACRE 3D
２０１３年
アメリカ
９４分
ホラー
R18+
劇場公開（2013/07/13）



監督：ジョン・ラッセンホップ『テイカーズ』
製作総指揮：トビー・フーパー
キャラクター創造：トビー・フーパー
出演：
アレクサンドラ・ダダリオ：ヘザー
ダン・イェーガー：レザーフェイス
トレメイン・“トレイ・ソグズ”・ネヴァーソン：ライアン
タニア・レイモンド：ニッキ
トム・バリー：フーパー保安官
ポール・レイ：バート・ハートマン
ケラム・マレッキ＝サンチェス：ケニー
ショーン・サイポス：ダリル
スコット・イーストウッド：カール
ジェームズ・マクドナルド：マーヴィン
マリリン・バーンズ：ヴァーナ・カーソン
ジョン・デュガン：グランパ
リチャード・リール：ファーンズワース
リッチー・モンゴメリー：オリー
ビル・モーズリイ：ドレイトン・ソーヤー・“コック”
ガンナー・ハンセン：ボス・ソーヤー

＜ストーリー＞
レザーフェイスの惨劇から生き延びた少女の通報により、狂気に満ちたソーヤー一家は赤子を除き村人たちの手で抹殺される。それから20年後、ヘザーの下に1通の手紙が届き…。

ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」の正当なる続編！
あの衝撃のラストから新たな惨劇が始まる！

このホラーアトラクション３Ｄ映画を
貴方は最後まで直視できるか!?

－感想－

思ってたよりもグロくなかった。
ま、ホラーだからと言って無理矢理にグロくする必要はないからね。
レザーフェイスが復讐するという意味ではオーソドックスにチェーンソー振り回して追いかけてくるだけの中身でも十分に楽しいのでこれはこれで無難な作りといった所でしょうか。

劇場公開時には邦題の前に“飛びだす”というダサイものが付いての３Ｄ上映でしたが、私は“飛びださない”レンタル版２Ｄで鑑賞。

スプラッターホラーの金字塔作品と言えば先日記事にした『死霊のはらわた』ですが、スラッシャーホラーの金字塔と言うと『１３金』でもなく『エルム街』でもなく芸術性の高さゆえにマスターフィルムがニューヨーク近代美術館に所蔵されるまでになった全世界震撼の傑作『悪魔のいけにえ』がそれ。
その正統な続編として製作されたのが本作。
なので冒頭では懐かしの映像がダイジェストで挿入されていてファンにとっては「オリジナルもう１回観たいなぁ」とふと思わせてくれる。

オリジナルではレザーフェイスが朝日を浴びながらチェーンソー振り回し踊り狂うという超名シーンで幕を閉じたが、実はその後に続きがあったようで、なんとレザーフェイス一家が村人の奇襲によって焼き殺されてしまっていたとの事。
その時に赤ん坊として生き残ったのが本作の主役であるヘザー。
彼女が２０年後、遺産相続の為に再びテキサスに仲間と共に赴くも、豪邸の地下部屋に隠れ住んでいたこれまた無事に生き延びていた人肉マスク男に襲われるといった内容。

そうですね、もうその後はレザーフェイスによるチェーンソー祭りのみですよ。
単純にそれだけを楽しめれば良いんじゃないですかね。
ソーヤー家の血がここにきてようやく呼び起こされ、襲われる身から襲う身になるヘザーのソーヤー家の末裔としての宿命みたいなのを感じさせる復讐展開な終盤がちと見物。

一家焼殺に関わった人間は全員血祭り。
ですので、エンドロール後にはヘザーを育てた偽夫婦の末路もきっちりと描かれているので見逃さないようにして下さい。

ただ何故に黒人警官は残虐な殺人鬼レザーフェイスの凶行をその目で見ておきながら、捕まえようともせず逆に見逃してしまったのかが自分的には良く分からずじまい。
それと村長の息子にも制裁を下さずでしたよね？
てっきりぶっ殺されるのかと思ってましたよ。
だから余計に「あれぇ？」てしっくりこないものがちょっとあった。
何処に行っちまったんだ奴は？？

傑作の続編と銘打っておきながらもそんなには優れた出来上がりではないけれど、レザーフェイス好きは観ておいても損はないかなといった具合の作品。

今作の美女図鑑

ヘザー役のアレクサンドラ・ダダリオさん。
ヘソ出し最高！
よりも、腰だよ腰！！
ほっそΣ(゜ω゜)

評価：★★★
１３／１１／０３ＤＶＤ鑑賞（新作）
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レンタル開始日：2013-11-02
メーカー：日活

オフィシャル・サイト（日本語）

関連作：『悪魔のいけにえ(1974)』（オリジナル）※★★★★☆