銀幕大帝α

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ヘルレイザー/リターン・オブ・ナイトメア

2015年01月04日 17時20分53秒 | 洋画ホラー
HELLRAISER: HELLSEEKER
2002年
アメリカ
89分
ホラー
オリジナルビデオ



監督:
リック・ボータ
キャラクター創造:
クライヴ・バーカー
出演:
ディーン・ウィンタース
アシュレイ・ローレンス
ダグ・ブラッドレイ
レイチェル・ヘイワード
サラ=ジェーン・レッドモンド
ジョディ・トンプソン




<ストーリー>
愛する妻・クリスティを交通事故で失ったトレバー。それを機に、彼は毎夜のごとく悪夢に魘され、謎の魔道士・ピンヘッドが彼に更なる苦痛を与えてくる。果たしてトレバーの運命は…。



-感想-

快楽と苦痛、同時に味わえる悪夢の幻想世界へようこそ

これだよ、これ!
こういうのを待ってたんだよ、私は。

今の現状は現実なのか、それとも幻想なのか。
トレバー同様に観る側にも混乱を来たらす演出が見事。
どっちの世界やねん!て頭の中がグチャグチャになるストーリー進行。
だが、それが良い。
訳が分から無くなるが、最後にきちんと本当の現実(真実)を見せてくれるので、すっきりとした納得感は抱かさせてくれる。

途中、トレバーが徐にウゲェ~~とウナギを口から吐き出すのだが、その意味もラストで説明してくれる。
終始トレバーが頭痛に悩まされているのも同じくラストで解明。

自分だけ良い思いをしてきて、今更寄りを戻そうなんて考え、甘いのよ!!

過去は決して変えられない。
その腐りきった過去を持つトレバーに罪と罰を背負わせるべく、ピンヘッド様が闇の世界へと彼を誘う。

妻クリスティを演じたのはアシュレイ・ローレンス。
そう、シリーズ1作目と2作目の主人公である。
旦那トレバーからプレゼントとして贈られたのが例のパズルボックス。
受け取ったクリスティが激しく動揺するのも理解出来る。
何せ、その箱が何かを全て知っているからね。
トレバーの策略により箱を開いたのはクリスティ。
明らかにどうなるのか知っていて開いている。
そしてピンヘッド軍団と三度目の対面。
ここで彼女はある取引をピンヘッド様に持ちかけるのだ。
自分の魂の代わりに5つの魂を献上する、と。

3作目以降は「ヘルレイザー」という冠名を付けながらも、それぞれが独立した話だった。
しかし、6作目となる本作は改めてクリスティを登場させる事で、1・2作目の流れに沿わせてきている。
なのでこの作品こそが本当の意味での「ヘルレイザー3」ではないだろうか。

シリーズ1・2を観た方なら、クリスティの登場に懐かしみと歓喜を抱かされるはず。
私も何も知らずに借りたので、思いもよらぬ人物が出てきた事にはビックリしてしまった。
大して期待せずに観始めたのだが、これは(多少のクリスティ補正もあるが)かなり面白く観れた1作だった。
エログロ&セノバイド軍団万歳!

本作の鑑賞を終えた事で、シリーズ全作品制覇!おめでとう、俺!!

評価:★★★☆
15/01/04DVD鑑賞(旧作)
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レンタル開始日:2004-04-23
メーカー:ショウゲート

関連作:
『ヘル・レイザー(1987)』(シリーズ第1作)※評価:★★★
『ヘルレイザー2(1988)』(シリーズ第2作)※評価:★★★★
『ヘルレイザー3(1992)』(シリーズ第3作)
『ヘルレイザー4(1996)』(シリーズ第4作)
『ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ(2000)』(シリーズ第5作)
『ヘルレイザー/リターン・オブ・ナイトメア(2002)』(シリーズ第6作)
『ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン(2005)』(シリーズ第7作)※評価:★☆
『ヘルレイザー/ヘルワールド(2005)』(シリーズ第8作)※評価:★★★☆
『ヘルレイザー:レベレーション(2011)』(シリーズ第9作)

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