ストロボ・エッジ

2015年09月13日 13時32分00秒 | 邦画ロマンス

２０１５年
日本
１１６分
ロマンス／青春
劇場公開（2015/03/14）

監督：
廣木隆一
主題歌：
whiteeeen『愛唄～since 2007～』
出演：
福士蒼汰：一ノ瀬蓮
有村架純：木下仁菜子
山田裕貴：安堂拓海
佐藤ありさ：是永麻由香
入江甚儀：是永大樹
黒島結菜：杉本真央

＜ストーリー＞
高校1年生の木下仁菜子は、電車の中で同級生の一ノ瀬蓮と知り合い、少しずつ会話を交わすように。やがて仁菜子は自分が蓮に恋をしていると気付くが、彼には年上の彼女・麻由香がいた。

好きな人に、
好きな人がいても
好き。

－感想－

『ホットロード』にも『アオハライド』にも依然として興味を示さない私が、本作だけには飛び付いたその理由。

主演：有村架純←あっ（察し

＝「好き」という気持ちだけが加速していく＝
これは本編に登場する全ての人物に当て嵌まっていて、全員が片思いてのがミソ。
だからか余計に胸キュンするポイント率も高い。
慌てて駆け出すと必ずと言って良い程ずっこける少し鈍臭い仁菜子は恋に対しても不器用。
仁菜子だけじゃない。
蓮クンも安堂クンも同じ。
皆が皆、相手を想う気持ちが強いのに何処かしら焦れったいものだから中々恋の結び付きにまで辿り着かず、それらを観ている私としてはやきもき感が半端無い。
けど、それぞれがどういう恋の結末を見させてくれるのか、先の先がとても気になり、夢中になって見守り続けてしまう楽しさも生まれてくる。

学園祭前に蓮クンと安堂クンの仲を一時期裂いた後輩の真央が突如転校してくるのだが、いきなり仁菜子に面向かって「蓮クンには近づかないで！」と忠告する。
自分が過去に犯した過ちを武器にして今度は仁菜子の恋を邪魔する気か。
何様だよこいつ！
ちょっと間ムカムカさせられたが、この娘も本当の所は起こした行動のやり方が間違っていただけで、実は過去のやらかしが原因で後悔の念に駆られて神経質になっていたんだなというのが判明してくる。
悔しい事に演じている黒島結菜チャン、そこそこに可愛いんだよな～。
そんなんで後に安堂クン対して涙ながらに猛省する顔を見て「許しちゃうよ」とか思ってしまった私も人が良過ぎるというか可愛い娘の涙に弱い自分が恥ずかしくなったが、結果的には真央の発言を機に仁菜子の気持ちが固まったのは確かな訳で、そこから一気に離れつつあった仁菜子と蓮クンとの距離が縮まり、互いが想いを言葉でぶつけ合ってようやく両思いになれるエンディングには感動に等しい心の高ぶりを味あわせてくれました。
真央のせいで中学時代に恋の怖さを知り心をズタズタに引き裂かれていた安堂クンにも、今度もまた真央の暴走が功を奏してもう一度確かな恋を取り戻せたのだから全員が万々歳。

蓮クンの今の心の内を察して自分から身を引く年上の恋人・麻由香といい、仁菜子にフラれても彼女の気持ちを優先して級友の女生徒と共に「頑張れ！」と恋を応援する幼馴染の大樹といい、良い奴ばっかり出てきて泣けてきた。

ピュアな気分に浸りたい方には持って来いな傑作学園ラブストーリーやと思います。
青春時代を再び呼び起こしたい方にも是非！

前述した様に見所は胸キュンシーン。

好きな人の肩にもたれかかる通称“肩ズン”。

背後から相手の服の袖を捲る通称“袖クル”
そして、女性なら誰でも体験したい

“壁ドン”。

いやほんと、有村架純チャンの猛烈な可愛さも手伝ってか、おっさんな私ニヤけるニヤける（笑）。
相手がイケメンな福士蒼汰クンだったてのも自分的にはナイスなキャステングでした。
美女＆好青年なこの２人での恋模様なら観てても嫌味を感じず、全く文句も無し。
ずっこける有村架純チャン。
その度に大丈夫？と手を差し伸べる福士蒼汰クン。
「すみません、こんな私で（テヘ」
ハートにズッキューン、本能的に有村架純チャンの体をムギューー。
え？何？蓮・・・君？？みたいなね、駅の階段のシーン、めっちゃ好き。