銀幕大帝α

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ザ・モンスター

2017年09月03日 13時01分57秒 | 洋画ホラー
THE MONSTER
2016年
アメリカ
91分
ホラー
劇場公開(2017/02/11)



監督:
ブライアン・ベルティノ
『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』
脚本:
ブライアン・ベルティノ
出演:
ゾーイ・カザン
エラ・バレンタイン
アーロン・ダグラス




<ストーリー>
離婚した母親キャシーは10才の娘リジーを元夫の家に送り届けるため、深夜の道を車で移動していた。徐々に嵐に変わる中、スリップした拍子に狼のような生物を轢いてしまい、車は路上で故障してしまう。救急車とレッカー車を呼び出した2人だったが、ただならぬ周囲の森の雰囲気に気付く。

-感想-

あれ?この映画の“モンスター”てのは育児をちゃんとやらないダメ母親を娘目線で「母ちゃんはアル中でヘビースモーカーで暴力的な怪物だ」風に暗喩な形として題名に置き換えているのかな?

だってさ、回想シーン含めて、母と娘との間にある蟠りばかり描いているんだもの。

なんだ、それを指した“モンスター”なのかぁ。

と観てたら・・・出た。

タールマンみたいな怪物が。
やっぱり本物の“モンスター”映画やん。

森に潜むそれ。
何故そこに生息しているのか、どうやってこんな怪物が誕生したのか、今まで誰にも注目されなかったのは何でか、全くそういった説明がないまま、取り敢えず突然出た。

そんな唐突に始まる恐怖体験の中、試される母と娘の愛。
悪い母親だった事を認め、子を守る為に今までやってきた罪を被り戦い抜こうと決意する最初で最後の親心。
本当は母親を愛しているのに素直になれず反抗的な態度を取り続けてきた自分を責め、後悔し、死を覚悟した事で表に現れる娘の想い。

そして、勇気。

一番に到着したレッカー車のおっさんは惨殺。
車内で震える母子だったが、怪物は容赦しない。
立ち向かうおっかさん。
が、ひ弱な女性が肉弾戦で敵うはずもなく、絶体絶命。
と、そこへ絶妙なタイミングで二番手として到着する救急車。

ヘッドライトを浴びた怪物は一旦退却。

そこで悟る訳ですよ、奴は光に弱い、と。

救急隊員2名は速攻で死亡。
頑張った母ちゃんも娘の涙を浴びながら絶命。
一人残された娘は知恵を絞り反撃へと行動を移す。

果たして少女の運命は如何に!?

あれだけやられ放題だったのに、ラストはやけに呆気ないものだったが、これまで一切両親にも見せなかった「勇気」を覚醒させた事で、これから少女は今回の壮絶な経験を踏まえた事により辛くても今までの様に弱音を吐かず、強く逞しく生きていくんだろうな、そんな予感を抱かされるエンディングシーンだった。

評価:★★☆
17/09/03DVD鑑賞(新作)
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