銀幕大帝α

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リムジン ~余命60分~

2016年08月25日 15時11分15秒 | 洋画サスペンス
SUBMERGED
2014年
アメリカ
98分
サスペンス
劇場未公開




監督:
スティーヴン・C・ミラー
『キッズ・リベンジ』
出演:
ジョナサン・ベネット
タルラ・ライリー
ローサ・サラザール
コディ・クリスチャン




<ストーリー>
リムジンの運転席で目覚めた元兵士・マット。足元は水に浸かり、助手席では大富豪の娘が意識を失っている。どうやら彼の運転するリムジンは川に落下してしまったようで…。

-感想-

冒頭いきなり前振りも無くリムジンが川に落ちる所から始まります。
何でリムジンなのか、乗っている人物の関係性は?とか、そういうのは追々会話で語られていくのかなと観ていたら、なるほど、回想シーンを挟んでいくパターンでしたか。

映画丸々リムジンからの脱出模様に費やすのかと、ワンシチュエーションに拘った作品だとばかり思ってましたが、メインは回想シーン及び、リムジンから出た後に起きる非常事態の方だったのね。

「お前に助けられた」とか「誘拐」とかの謎ワードが唐突に脱出の最中に人物達の口から飛び出してくるもんで、最初何の事やねん、と頭の中が疑問符に占領されちゃいますが、その回想シーンや後半の展開を観ていく内に全ての謎が解消されるという仕組み。

リムジンが川に落ちた発端と、脱出した後に起きるそれまで隠れていた本作の真相部分を映し出す事でこの作品は脱出する事が重要では無く、そもそも何故こういう目に遭ってしまったのかが一番の大切な要素だと勘付かされる訳であって、最終的には倉庫に集まった善人悪人による決着を納得行く範囲内できちんと纏めて来ているので鑑賞している側としては消化不良を引き起こす事はない。
リムジン内だけではなくがあちこちに場所飛びはするが、展開をしっかりと把握はさせてくれるので割かし丁寧に作り上げているなと脚本に対してそんな印象は持てます。

ただ話の流れの作りは上手いが、この手の内容には必需である緊張感が薄めになっちゃっているのが勿体無い。
徐々に浸水し始めているリムジンの中で状況判断が丸っきり出来ず対処し切れないバカ友人達が喚いたり仲間割れしたりと、今それやる事か?と思う様な行動ばかりやっているので苛々だけが積もる。
肝心の主人公は運転席に足を挟まれ身動き取れずにいるし、ヒロインは助手席でずっと寝ているしで、この2人が活躍する場が後半に限られているのもあってか、結局は見せ場が終盤に集中してしまい、脱出過程に期待するほど面白さが抱けないのが本作の完成度が普通止まりになってしまった一番の敗因の様に感じた。

バカ友人が実は犯人一味だったという事実が判明するのも終盤なのだが、バカはバカだけあって、聞いてもいない事を勝手にベラベラ喋り出すのな。
「お前の弟を殺したのは俺なんだよ!ヒャヒャヒャ!!」
主人公の怒りを余計に膨らませて挙句墓穴掘って何がしたかったんだろう、このバカは。

評価:★★☆
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