オーディション

AUDITION／００年／日本／１１５分／劇場公開
監督：三池崇史
出演：石橋凌、椎名英姫、國村隼、松田美由紀、大杉漣、沢木哲

＜ストーリー＞
ビデオ制作会社を経営している青山は７年前に妻を亡くし、一人息子の重彦と寂しい日々を過ごしていた。そんなある日、青山の身の上を案じた友人の吉川は青山にとんでもない提案をする。それは映画制作と称したオーディションを開催し、その中から再婚相手を探せというものだった。そして4000通もの応募の中から選んだ女性、麻美に加速度的に魅了されていく青山。しかし彼女の愛は余りにも真っ直ぐで完全なものだった……。（allcinemaより抜粋）
＜感想＞
『東京残酷警察』で派手に切り株量産していた椎名英姫（現しいなえいひ）がヒロインというかガイキチ女を務める、世紀に残るサイコ・ホラーの決定版！！

各国のホラー映画監督がこの映画にインスパイアされた程、狂気と痛さに満ち溢れた怪作です。

小汚い部屋に項垂れて座る椎名英姫が、垂れた黒髪の隙間からニヤリと笑う口元が見えたり、可愛い顔しながらひょうひょうと「今度は右足ね♪」って囁きながら、豪快に肉切り包丁でキュイキュイ音を出しながら微笑み事を行うとか、もう本当に

怖い！！

再婚相手欲しさに彼女を選んだだけの石橋凌。
偶然お茶をこぼしたのが彼女の履歴書だったてのが運の尽きだったんですが、彼は何も悪くないのに、もう拷問以上の痛さを味わされる終盤のシーンは、観るにも正視できない程の鬼畜ぶり。

きりきりきりきりきり～

きりきりきりきりきり～

ぎゃ～やめてもう！！
この擬音は当分頭から離れないや～orz。

ラストは怒涛の３連オチ・・・。
「い・・・いててっ」って目を細めていたら「え！？そうなの？」って安堵。
も束の間、「やっぱり違うじゃねぇか！！」。

いやねぇもう、ホント、これ程視覚・聴覚的に痛さを体感したのは久々ですよ。
凄い、凄いとは聞いていたけれど、想像以上にヤバ過ぎ。
はぁ・・・観た後、むっちゃ変な汗かきましたわ。

評価：★★★★
０９／０４／１２ビデオ鑑賞
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