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銀幕大帝α

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ロスト・チルドレン

2013年01月25日 14時44分06秒 | 洋画アドベンチャー/ファンタジー
-感想-

ストーリーが奇抜過ぎて意味解んない。
大まかな流れとしては、力自慢が取り得なだけの知恵足らずな男が一つ目族に連れ去れた年の差の離れた弟を取り戻そうとするお話。
それは理解出来るんですが、細かな描写が私にとっては意味不。
でもね、嫌いじゃないですこの作品。
芸術作家ジュネによるダークなファンタジー世界が画面一杯に描かれていて、その溢れ出た芸術性にはおのずと引き込まれてしまうものはありました。

セットや小道具がね、凝っているんですよ。
小汚い感じだけど、それが逆にSFチックでもある。
私自身が異様な世界に紛れ込んでしまったかのような錯覚に陥るんですよねぇ。

派手な見せ場はそんなに無いですけど、独特なキャラたちが非常に生き生きとしていて、妙に惹かれます。
中でも男と行動を共にする少女役のジュディット・ヴィッテが無茶苦茶可愛くて魅力的でした。
彼女が夢の中で少女から大人の女性へ、そして老女へと姿を変えていくシーンは幻想的だったなぁ。

また彼女がシャム双生児の女の手から救い出されるシーンはピタゴラスイッチ風になっていて、このアイデアは後のジュネ作品『ミックマック』に受け継がれていったんだろうなと思うと感慨深いものがありました。

万人受けする作品じゃないと思いますが、不思議な世界観を楽しんでみたい方には是非とも観て欲しい作品です。

今作の娘にしたい子役図鑑

歩きつかれたミエット役ジュディット・ヴィッテの足の裏をロン・パールマンが揉み解してあげるシーンはエロティック。
正直、私にそれやらせろ!って思った(笑)。
その後背中に抱っこして運んであげたり、共に眠りに付いた時にパールマンが彼女の衣服の匂いを嗅いで甘えてみせたりと、観る者にも母性愛を感じさせる雰囲気が絶品。
それにしても本当に可愛らしい女の子でした。
いい歳したおっさんが、いたいけな少女の魅惑に満ちた表情に惚れちゃったなぁ。

評価:★★★☆
13/01/24DVD鑑賞(旧作)

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レンタル開始日:2001-09-21
メーカー:パイオニアLDC

LA CITE DES ENFANTS PERDUS
1995年
フランス
113分
SF/ファンタジー
劇場公開(1996/03/)



監督:
ジャン=ピエール・ジュネ『ミックマック』
マルク・キャロ
脚本:
ジャン=ピエール・ジュネ
マルク・キャロ
出演:
ロン・パールマン『コナン・ザ・バーバリアン』
ジュディット・ヴィッテ
ドミニク・ピノン『ミックマック』
ダニエル・エミルフォルク

<ストーリー>
一つ目族と呼ばれる半盲人の集団に弟を誘拐された知恵足らずの怪力男が弟救出のため奔走する。

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