銀幕大帝α

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アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件

2018年05月04日 12時32分20秒 | 洋画コメディ
ALIBI.COM
2017年
フランス
90分
コメディ
R-15
劇場公開(2018/01/16)



監督:
フィリップ・ラショー
『世界の果てまでヒャッハー!』
脚本:
フィリップ・ラショー
出演:
フィリップ・ラショー
エロディ・フォンタン
ジュリアン・アルッティ
タレク・ブダリ
ナタリー・バイ
ディディエ・ブルドン
ナウェル・マダーニ
メディ・サドゥン




<ストーリー>
依頼人のアリバイを作り、トラブルを回避する会社「アリバイ・ドット・コム」を経営するグレッグ。ある日、恋人の両親に挨拶をしに行くことになるが、彼女の父親はグレッグの顧客で…。

―感想―

ぷっ!

ンナハハハw

クスクス(・∀・)ニヤニヤ

イーヒッヒッww

こんな感じでずうっと観てた。

彼女の父親のアリバイ工作をしなきゃいけないのに、何時の間にやら己自身のアリバイも作り上げていかなきゃマズい状況になってしまった男の抱腹絶倒コメディ。
フィリップ・ラショー監督にとっては『ヒャッハー!』シリーズに続いての3作目となるのだが、この人、相当お笑いの引き出しが多いのだろう。
次から次へとよくもまあこんな(良い意味で)くだらないギャグ&ジョークを思いつくものだとほとほと感心させられた。


基本は動物&ガキ受難で笑いを構築させている。
人によっては嫌悪感を示すかもしれなが、ギリギリ許せる「虐待」だ。
これだけじゃユーモアの風呂敷が広がらないので、助手の2人をバカに仕立て上げている。

睡眠障害持ちだが処方薬を忘れたので、油断すると寝てしまう研修生。

ハゲは大のヲタクで、仕事を優先せずにコスプレ会場で誘惑してきたババアとラリッた状態のまま熱いキス(ハゲの目では美女に見えている)。
ここよりも吐出しワインを知らずにがぶ飲みする場面が滑稽。

パロディネタも用意されており、これは多分「アサシンクリード」だと思う。

飛ばへんのか~い(笑)

誰が観てもそのまんまSW。
パロディ締めは『ワイルドスピード』。

ここでも「猫」が大活躍。
金玉ぶ~らぶらガブリ!!

役に立たない助手を持つと大変だね、社長一人で悪戦苦闘していた。
その彼が一目惚れするのが顧客の男の娘フロー。

この娘、女性としては凄く魅力的。
結構スケベなんだけど、ハートはピュアなんだなてのが分かる。
ただ「噓つきは嫌い」がモットーなので、何の仕事をやっているのかがバレるとヤバいてのが、第2のアリバイ展開を生み出しており、同時進行で起きるこの2つのアリバイ工作話が良い具合に笑いをミックスさせて、途切れ知らずの巧みなコメディ映画として成立してた。
出てくる登場人物が展開の上で自然的に絡んでくるというストーリー構成の上手さ。
頭が悪いとこのような一見複雑な状況を分かり易く纏められないはずだから、内容自体はバカ丸出しだけど、演出・脚本にも着手している監督が天才だとしか言いようがない。
観客を喜ばす、満足させる事に気合入れすぎだが、入れすぎと言っても制御する所はちゃんと制御しているし、俺はこの監督の嫌みの無い、不快にも感じないコメディセンスは好きだわ。
役者ていうか主役も兼任しているけれど、彼が一番楽しんで作っているんじゃないかと思う程のハイテンションでヒャッハー!なぶっ飛び展開を観ていると俺も気分が良い。

ジャン=クロード!!

オチもニヒッと顔の筋肉を緩ます優れ様。
不幸にさせるウソがダメなら、幸福にさせるウソをしよう、それなら世界も平和だ。
それで良いのか?
良いんじゃねwと納得させられながら愉悦した余韻に浸れるのも、全て本編で巻き起こった不可抗力ないざこざのお蔭。

評価:★★★★
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レンタル開始日:2018-05-02
メーカー:アルバトロス

情報
<未体験ゾーンの映画たち2018>


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