月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

映画おとうと

2011-05-11 19:44:19 | 日記
☆水曜弁当
A豚肉の味噌浸け焼き
Bいわしのフライ
キャベツの辛子和え
さやえんどうのおかか煮
ポテトサラダ
りんご
漬物

★水曜薬膳
ぶりの鍋照り焼き
タケノコ煮
さやえんどうおかか煮
ポテトサラダ
豆のナムル
黒米ごはん
漬物 果物

☆サイドメニュー
ごま団子
ハムサンド
焼肉


雨の一日。
真夏のような昨日から一転、今日はなんだかひんやりするお天気でした。

あ~着るものに迷う季節です。

動物みたいに毛皮を着てたら洋服に悩むひまもないだろうにね。

先日、山田洋次監督の秀作「おとうと」が放映されていた。

長年女手ひとつで娘を育て、家業の薬屋をきりもりする主人公と、周りを困らせてきたアウトローの弟の家族愛。

どんな立派な血筋にも、必ず一人はいる困った人。

放蕩者の弟役は鶴瓶。姉役には吉永小百合。

山田洋次監督は、底辺に生きる人を描くのがうまいです。

放蕩者の弟は、気が向くとしっかり者の姉の婚家を訪れ、だらし無い姿をさらしてはその尻拭いを任せていが、とうとう堪忍袋の緒のキレた姉と疎遠になった数年後、末期がんであることがわかり、姉は弟の最後を看取る。

身よりのない人たちのための終の住家として運営される「みどりの家」の存在と思いのあるスタッフにも焦点があてられていた。

みどりの家で終末医療を受けながら、最愛の姉からの看護を受けるシーンは少しくどく説明的であったが、全般にきめ細やかな人間像、家族の絆を優しい視点で描いていた。

私の父は、この弟のように周囲に疎外された困った人だった。

そんな父の姿を垣間見るようで、この作品の弟役鶴瓶の姿は痛かったなあ。