明るく楽しい日々を願って。

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李白を読む

2016年10月09日 | 2016年8月15日

 

昨日(10月8日)は、

月に一度の『李白』を読む日でした。

女性ばかり11人が集まりました。

お願いして来て頂いている先生も女性です

 

漢詩というと男性のイメージが強いと思いますが、

ここは、女性ばかりの会です。

 

「孟浩然に贈る」、「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之を送る」

「天門山を望む」など6首の詩を読みました。

李白は、やっぱり天才だと思います。

漢字だけで、天空を突き破るような壮大さを

表現しているからです。

現在の様に、アニメや写真で表現するわけではないのに、

壮大な自然描写が描き出されて凄いです。

 

先生は、お話の中で李白は何故、自由に諸国を旅し、

詩作によって名声をえることができたのか?

という疑問をお出しになりました。

 

先生のお考えでは、李白は父親が、

富裕な商人であったと言うことと、

李白は、各地のしかるべき人物を

尋ねて食客として扱われたのではないか?

ということでした。

例えば、「奥の細道」に於ける芭蕉の様に…。

 

ということで、芭蕉の切手と、

「奥の細道」の冒頭の部分をアップします。

 

     

こちらは、昭和62年発行の「奥の細道」第1集の切手です。

 

     

こちらは、以前、この会で勉強した『奥の細道』芭蕉自筆本の

第1ページ目です。

芭蕉自筆本をコピーして、仮名をふりました。(ちょっと恥ずかしい。)

 冒頭の“月日は百代の過客にして

    行きかふ年も又旅人なり”は、

李白の『春夜桃李園に宴するの序』の冒頭部分

     “()れ天地は万物の逆旅(げきりょ)にして

     光陰は百代の過客なり”

を引いています。

 

芭蕉は、李白・杜甫・荘子の影響を受けていたことが解ります。

また、『奥の細道』の中には、『源氏物語』の影響も見られます。

 

李白から芭蕉へと、文学上の継承があることが解って

興味深く思いました。

 

     

こちらは、中国から1983年に発行されたFDCです。

向かって左から、李白、杜甫、韓愈、柳宗元の切手です。

 

これからも、『李白』を読み進めて、

どんな発見?があるか楽しみです。

 


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