G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

犬山ノルディックウォークらぶ研修旅行の思いで

2022-10-25 | 旅行・紀行

開催日:2022年10月16日(日)、快晴
目的地:滋賀県長浜市
参加者:会員28人、バス2台に分乗
移 動:犬山駅東口9:00→小牧IC→(名神、伊吹PAで休憩)→長浜IC→10:40豊公園
活 動:豊公園でノルディックウォーク→長浜城歴史博物館見学→長浜市市街地で
昼食、散策→豊公園帰着

1.概要:恒例の犬山ノルディックウォーククラブの研修旅行に参加したので、
その旅行記の概要を以下に示します。

2.幸先よく快晴に恵まれて、犬山駅東口「ヨシズヤ」前を出発

3.まずは長浜市営の豊(ほう)公園の噴水前で長浜城をバックに集合写真を撮る。


4.琵琶湖畔を通りノルディックウォークする。無風・快晴で琵琶湖は舟影もなく静穏である。
対岸の山々は霞んでぼんやりとしか視認できないのが惜しい。


5.長浜城歴史博物館に入場し展示をざっと見学。
当館は長浜城を鉄筋コンクリートで復原したもので、築城時の石材、
櫓材などは彦根城などへ運ばれて跡形もないそうである。

(博物館のパンフレットから引用した)

6.時間が惜しいので、直に天守閣に上がり四方の景観を楽しむ。
羽柴(豊臣)秀吉も同じ目線で眺めたと思うと感慨深い。
 
(北方を望む)


(東方を望む、遠景は伊吹山)            

7.博物館の見学を終え、三々五々長浜市の中心部へ向かう。

8.食事の長浜名物は「焼鯖そうめん」と「のっぺいうどん」だそうである。
最初は「焼鯖そうめん」と思ったが店頭に行列ができていたので
「のっぺいうどん」を食すことにした。
餡かけうどんの上に、美味しく味付けした巨大なシイタケがのった代物である。
見た目は田舎臭いが中々、美味であった。

(のっぺいうどん)

9.市中散策:
 黒壁スクエア、大手門通りをひとり気ままに歩き、さつま芋で作った「さつま芋きんつば」
 の専門店、曳山博物館、今時珍しいお灸屋「せんねん灸」、昔ながらの雰囲気をとどめている
「大手橋」などを見物し終わって、バスの駐車場へ向かった。

(大手橋から米川を見る)

10.途中、家への土産に「さつま芋きんつば」を買い求め、帰宅後賞味した。
外観は普通のきんつばと同じであるが、餡が「高貴いも」「種子島紫いも」
「紅隼人いも」「安納いも」で作られているそうである。味は特段、美味とは思わなかった。
敗戦後で物資のない時に砂糖の代用に芋で作った「さつま芋きんつば」を
食べた時代を思い出し暫し感慨に耽ったりした。

11.当日歩いたルートは下図の通りで、距離は約4kmであった。


12.最後に、このような楽しいNW・研修旅行を企画し、引率して下さったクラブ役員の
 方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。


風越山(かざこしやま)(1535 m) ~信仰の道を辿る足に優しい静かな山旅~

2022-10-24 | 山行

山行年月日:2022年10月8日(土)、薄曇り
参加者:G.G.他9人(計10人)
アクセス:各務原6:30→小牧東IC→(中央高速)→飯田IC→8:30かざこしこどもの森公園駐車場
歩行沿面距離≒10.4km/所要時間=6:24(昼食、45分を含む)/累積標高≒±1,290 m
コースタイム:駐車場8:42→12:03風越山、昼食12:4715:06 駐車場
コース状況:白山社奥宮から一旦下り、5m位の崖を鎖を頼りによじ登る以外は道幅も広く
緩傾斜で安心・安全な登山道である。

■トラック図:
 駐車場から一旦戻ると登山口の看板があり、右折すると直に登山道入り口が現れる。
 往路は虚空蔵山(1,130m)を経由した。



■標高図:
 急傾斜に見えるが、実際の斜度は12°位の緩傾斜である。


■中央高速道の飯田IC付近から北方に独立峰として整った山容で直ぐに同定でき、
登頂意欲がそそられよう。赤線が今回のルートです。

■駐車場から少し戻ると立派な標柱が立っていた。

■嘗て、信仰の山であった事を偲ばせる石碑、彫像、石仏などが数多く散見されるが、
  多くは苔むし、風化し文字・文様も識別できない。
  由緒書き・看板などが殆どないのが勿体なく思う。

■行程の半分くらい登ると虚空蔵山(1130m)に着く。

■山頂広場からは南アの大パノラマが一望できる。生憎と、当日は、生憎と山頂は雲に覆われ
   折角の大パノラマはお預けであった。眼下は飯田の市街地が展開している。
   思っていたよりも大規模な市街地である。

■矢立木と呼ばれるオブジェの所に来る。長さが4mくらいある大きな矢が立っていた。
   ここでも由緒書きがないので物足りない。

■やがて鳥居を潜る。


■更に進むと随身門が現れる。奥社の門に相当するもので江戸時代の建立だそうである。

■更に進むと神さびた白山社本殿に至る。由緒書きによれば室町時代後期に建立された。
   江戸時代に幣殿と拝殿で増築され本来の正面は見えなくなっているそうである。
   国指定の重文で標高1490mの高所にあり、これは全国で3番目の高さだそうである。

■白山社奥社の由緒書き

■奥社を過ぎ一旦下ると、直に高度差5m位の崖が待ち構えている。
 本コース唯一の難所で慎重を要す。腕力のある男性ならば難所というほどではないが
 普通の女性にはキツイかも知れない。

■鎖場を過ぎ更に少し登り、左に曲がると広々した風越山山頂である。貧弱な三角点がある。
 林間であり展望はない。何時ものように、マッタリと至福の昼食を楽しむ。
 先客は1カップルだけで記念写真のシャッターを押してもらう。


■下山は途中一、回休憩しただけで、誰一人尻もちもつかずに無事に帰着する。

■雑感:
(1)私事ではあるが、10か月振りの山行であり、完登できるか多少不安であった。
 だが、メンバーの心遣いもあり、又、日々、ノルディックウォーキングで脚力強化に
 励んでいるためか、10か月のブランクを感じなかった。
 お陰で、未だ山行できる自信が蘇ってきたのは嬉しい誤算であった。

(2)信仰の山の面影が各所に残っているが、由緒書きの類が殆どないのが残念である。
 飯田市に改善を望みたいものです。

(3)山中で仙人風の風体で、然も天狗が履くような一本歯の高下駄を履いて歩いている
   初老の男性人に出会った。
 風越山登山を日課にしているそうで、一本歯で歩く緊張感、集中力が魅力だと語っていた。
 世の中には変わった仁がいるものでと驚いた次第である。
 この男性については他の山行記録でも言及されており、ちょっとした有名人(名物男)のようである。

(4)帰路、飯田IC傍の「JAりんごの里」に立ち寄り、りんごと梨を土産に買い求めた。
 帰宅後、早速賞味したが、新鮮で本当に旨かった。この時期のりんご・梨の購入はお勧めである。
                                    (The End)