G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

かかみがはらDEウオーキング 2019

2019-11-25 | 日記

恒例の各務原市主催、“各務原DEウオーキング”9 kmコース歩行の速報である。
開催年月日:2019年11月24日(日)、静穏、曇天、20℃
参加者:1100人(主催者発表)
沿面距離≒10 km/所要時間=2:05
GPSトラック図:
河川環境楽園を出発して製薬会社エーザイ(エーザイ工園)を時計回りに一周するコースである。               (1目盛り:250m)
トピックス:
開会式で挨拶しているのは各務原市長の浅野健二氏である。
なお今回はスペシャルゲストとして新体操、オリンピック代表の坪井保菜美さんが招かれていました。

木曽川を渡った川島町にある河跡湖公園の雑木林の中を行く参加者の列。傍らには透き通った清水が流れ気持ちが良い。

 路傍には時ならぬ時に桜が満開であったのでパチリ。

■エーザイの構内では、銀杏が真っ黄色に色づき晩秋の趣を演出していた。

■エーザイの中にある“内藤記念くすり博物館”の建物は三角形がモダンで美しい。
ここでは給水サービスがありトイレ休憩もできる。

 ■路傍に枝を綺麗サッパリと刈り取られた木が、苦しみ藻掻き、何かを訴えるような不気味な姿を晒していた。

 ■濃いサングラスをしているので実年齢がばれないのを期待して、自撮りした。

 ■あとがき:
・一昨年は17 km コースを踏破したが、今年は何となく気合が入らないので9 km  コースにした。結果的には、未だ未だ足腰の衰えを感じなかったので次回は、17 km にチャレンジしたい。
・大会の開催は大勢の関係者のご尽力の賜物であり、心から御礼を申し上げます。
 今後も、末長く継続されるよう御願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


日本コバ(934.2 m) ~鈴鹿10座の一峰の晩秋と永源寺の紅葉を愛でる~

2019-11-22 | 山行

山行年月日:2019年11月16日(土)、静穏、晴天、12℃@山頂
参加者:G.G.他6名
アクセス:各務ヶ原6:00→県道25→石榑トンネル→奥永源寺道の駅→8:20駐車場、75 km
沿面距離≒10 km/所要時間=6:04(昼食、休憩などを含む)
累積標高≒1,000 m
コースタイム:藤川谷登山口 8:2811:02 山頂、昼食11:5012:30衣掛山13:50政所登山口14:1013:32藤川谷川登山口
GPSトラック図:
藤川谷川登山口から時計回りに周回した。登山道は標識も完備し、歩きやすく、危険箇所もない殆どが林間コースである。展望は殆ど無い。
            (1目盛り:250m)
トラックの標高図:
累積標高は約1,000 mあり、それなりに体力を要するが一般的な範囲である。ロープが置いてあるのは岩場だけで、高度差は10 m位で恐怖感もない。

山行リポート
駐車場は政所郵便局の裏の空き地で一台駐車していた。道路を隔てた所が登山口でわかり易い。

 すぐに道は沢沿いになる。やがて桂の古木に出会う。
古木であるが迫力不足である。

■道中、大小の沢を10回位渡渉する。橋は比較的新しいが、幅が狭くて、滑りやすく危ない。

■沢沿いには苔むした岩が多く見られる。晩秋にも拘らず新緑のような緑色した苔が美しい。

 ■最近登った本巣の山の標識によく似た標識が200 m間隔で設置されていた。
こちらの方が作りがしっかりしていて、一区間が200mと明示されわかり易い。

 ■道標の近くに一輪だけ野菊が咲いていた。当日、見た花はこの一輪のみ。

 ■標高800 m付近に唯一の岩場があり、斜度は大きいがしっかりしたロープが置か
れていて助かる。

 岩場をすぎると政所コースとの分岐点に来る。政所という地名は上品な響きがして面白い。貴人の奥方の呼び名であることを思えば、嘗て、この地に都の落人でも隠れ住んでいたのであろうか。

 ■分岐点から50 m位下るとフラットな地形となり、黄葉が輝き晩秋の情緒が濃厚である。

100 m位登り返すと山頂である。展望は皆無であるが、数十人位が座れそうな広々した広場になっていでゆっくりと寛げるのが嬉しい。記念撮影は標識の上には木の枝が張り出し影になっているのでフラッシュを使った為か空の青が飛んでしまったのは残念だが、皆の表情は悪くないので良しとしよう。

 山頂を後に分岐点で左のルートを行くと路傍の小ピークが衣掛山である。名前は優雅であるが展望もなく何ということもない所。

  下山を続けるとKさんがナメコを発見。Sさんと二人でナメコ取りに夢中になる。小生も自生したナメコを見るのは初めてでナメコ取りの仲間に加わる。更に下った所でもナメコを発見、ここでも再びナメコ取りに没頭する。

 ■ナメコ取りも終わり下山を続けると、最後の紅葉が目に滲みた。

■政所集落近くまで下りて来ると道は見事に手入れされた杉の美林のそばを通る。下草も殆どなく行き届いた手入れに敬服する。

 ■山を下り立った所は政所集落の真っ只中である。ここで暫し憩い、採集したナメコ
を分配し暫し、大収穫にはしゃぐ。
一方、政所集落の家々は廃村ではないが殆どが無住らしく、限界集落か消滅集落の様相を呈している。時代の流れとは言え、侘しい風景に人の世の無情を感ずる。

 ■政所集落から20分ほどで無事に駐車場に戻る。一旦、道の駅奥永源寺林に戻り、女性達は土産物を物色し、“日野菜”などを求める。日野地方特産の菜っ葉で全国的に知られているそうである。

■紅葉名所の名刹、永源寺が10分位と聞いて、紅葉見物に立ち寄った。紅葉が殆どピーク状態で、噂に違わぬ美しさに、暫し魅了されてしまった。
                  (山門)


                 (本堂)

                  (開山堂)
雑感:
▲日本コバは鈴鹿の主脈からはなれているのと、知名度が高くないので平凡な山かと思っていた。
実際は展望こそないものの、豊富な沢、豊富な自然のままの雑木林、コバの名にふさわしい2,3ヶ所の憩いの場、岩場もあり、とても魅力的な山であった。
因みに、下山時に15人位の組と20人位の組のパーティーが登ってきたが、これは当山が良い山の証であろう。
▲政所コースではナメコの大群生に出会い、採集するという体験は楽しい思い出になった。
▲政所の集落の寂しさ、侘しさは大変にノスタルジックで胸にジンとくる。
▲キノコに対する女性の嗅覚、発見の目敏さにはただただ脱帽である。
▲永源寺の紅葉は噂に違わず見事であった。紅葉時だけでなく新緑時も日本コバ登山とセットにするのをお勧めする。
                                 (以上)


老人本ブームに思う

2019-11-09 | エッセイ

 最近、近所の大型書店に老人本の展示棚が設置され、20冊以上が陳列され人目を引いている。
「人生100年時代」の喧伝と事実、新聞の訃報欄を見ると90歳前後の方が多く、100年は尚早だが、「人生90年時代」は到来しているのを実感する今日このごろである。
 かく言う小生も80歳を過ぎ、当然仕事はしていなく暇もあり、金銭的な心配もないので、充実した老人生活を送りたいものと常々願っている。
 然し、充実した老人生活とは、どのような生き方であるのか明確に整理できていず、それが不安のタネである。
一方では最後まで面白おかしく、楽しく過ごせれば、それはそれで悪くない生き方とも思っているが、多分、そんな人は極く稀な神の寵児に限られるであろ。
 幸い、今は心身共に、すこぶる健康で色々な趣味の世界に遊び人生を謳歌しているが、やがては身体も頭脳も衰え人生を謳歌できない時が来る筈である。医学の進歩などを考えると、その後もかなりの期間、未知の領域を生きなければならないであろう。
 多くの高齢者は、そうなった時どう生きれば充実した人生が送れるかを知りたいので、老人本を手にするのであろう。又、色々な作家、思想家、宗教家など各界の人も例外でなく、老いて未知の領域に踏み込んで行き、都度、新たな知見を得、それを公表することになるので、老人本の出版は一過性でなく、今後も継続すると考える。


大白木山(1,234.5 m) ~奥美濃の晩秋の山を楽しむ~

2019-11-06 | 山行

山行年月日:2019年11月2日(土)、静穏、暖、晴天
参加者:G.G.他6名
アクセス:各務ヶ原7:00→樽見→県道255→林道→8:45折越峠(本巣市)、63km
沿面距離≒6 km/所要時間=4:49(昼食、休憩などを含む)/累積標高≒670 m
コースタイム:登山口 8:589:50根上り桧10:1010:14行程の半分11:11山頂12:10
13:47
登山口

GPSトラック図:
歩きやすく、危険箇所もない林間コースである。                                            (1目盛り:250m)

トラックの標高図:
最大斜度は22°位の急斜面もあるがロープや鎖場はなく、余り緊張を強いられず安心して歩ける。

山行リポート:
小さなお地蔵さんが祀られている折越峠の路肩に5、6台止められる。そこから少し追波(西方)へ下ると擬木でできた階段が登山口である。
段差が60 cm位もあり度肝を抜かれるがちょっとの距離である。

 少し登り振り返ると展望が開け、色づいた山肌の向こうに岐阜~福井県境の山並みが顔を見せる。晩秋の風情が漂っていて趣がある。

■本コース唯一の見どころである根上り桧である。根上り杉ならば蕪山が有名であるが、桧は珍しい。但し、この桧に寄生している別種の樹木の方が逞しく迫力あるように見えた。

■地面に桧の実が一杯付いた一枝が落ちていた。杉の実はよく見かけるが桧の実は珍しい。見上げると多くの枝先に沢山実がなっていた。

シロモジは既に落葉し、全山を通じて紅葉、黄葉する樹木が少なかったがこの一角だけ鮮やかな黄葉、黄葉を見せていた。

 ■本巣の山々で、よく見かける標識である。全体を22等分してここが11番で、行程の
1/2(半分)であることを示している。現在位置が分かりやすく良い標識である。

標高が1,2,3,4,5と順序よく並んだ数字の山は、世界中に無数の山があるが唯一であろう。なお、この標識は支柱が鉄パイプであり、自由に回せるので記念撮影時に順光に調節できるので便利である。

 山頂は巨大な電波反射板が2基設置されている数十人が座れる広々した気持ちが良い広場であり、ゆったりと昼食が楽しめる。但し、雑木が取り囲まれ景色は一望できないのが玉に傷である。
北方、県境の山々も屏風山(1,354 m、写真中央)以外に特徴的な高山はないので同定できないのが残念である。

山名表示版を回して順光状態にし記念撮影する。自分たちはまだまだと思ってますが、客観的にはかなり高齢だ。平均年齢は幾つに見えるかな?

 雑 感:
4ヶ月振りの山行でスタミナを心配していたが、無事下山できホットした。同行のメンバーに感謝!
■標高が1234.5 mと5つの数字が順序よく並んでいるのは奇跡である。このような標高の山が他にあるだろうか?
■林道に入る手前に通年営業のNEOキャンピングパークがあり、トイレ休憩に使用でき便利である。
折越峠迄の林道は完全舗装で危険箇所はなく、登山道も良く整備されていて安全登山を楽しめる。
■当日出会ったのは、2人組みの若者と4人組の高齢者だけで、騒音も聞こえず、静かな晩秋の山行であった。
多分、山深く何時も静かで、山行をじっくりと味わいたい向きには適していよう。
■快晴であったが、遠方の白山、御岳、乗鞍などの山々は全く見えず残念!