G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

富士見台(1739 m) ~ササユリが咲き乱れる高原は桃源郷~

2018-07-19 | 山行

山行年月日:2018年7月15日(日)、快晴、爽やか
参加者:G.G.他7名
歩行データ:
沿面距離≒6.6 km/所要時間≒4:22(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒550 m
アクセス:16BK駐車場7:00→(中央道)→9:15大檜駐車場/走行距離≒95 km(片道)
コースタイム:P 9:2210:14神坂峠10:30→11:28富士見台、昼食12:14→12:40萬岳荘
13:03→13:44
GPSトラック:
標高が1,300mある大檜駐車場から歩きはじめる。富士見台との標高差は400m程であるから楽ちん山行である。御坂峠までは林間の普通の登山道であるが、後は視界が開け気持ちのいい登山道になる。全般的には危険箇所は皆無で初級者向けのコースである。

                    (1目盛約300m)
GPSトラックの標高図:
全行程を通じて傾斜は緩く、喘ぐような急登はない。

 山行リポート:
恵那山への登山口のひとつである大檜駐車場に駐車する。当初は御坂神社から登る予定であったが、登山口を見落とてしまったようである。

林道に沿い、時には林道を横断して1時間位歩くと神坂峠に着く。1,300年も前に開設された東山道、最大の難所であったそうである。悠久の時を経て、古人と同じ場所に立ち、暫し何とも言えない感慨を催す。

神坂峠を過ぎて道が北東に大きくカーブすると広大で、美しい笹原が視界に飛び込んで来て、暫し見惚れてしまう。

 余りにも見事な笹原だったので思わず記念にポートレートに残したくなり、仲間にシャッターを押して貰う。逆光で年齢が分からないのが救いである。

 御坂小屋の付近に来ると笹原の中に点々と沢山のササユリが咲いていた。広大な花園にいるようである。帰宅後に調べると、ササユリの花言葉は「上品」だそうであるが、貴婦人のように見えなくもない。また、ササユリは7月15日の誕生花であるが、奇しくも当日が7月15日であり、より一層、印象的な山行になった。


■富士見台から南西方向には、恵那山のたおやかな巨体がどっかと鎮座している。岐阜からは何処からでも良く見える山であるが、こうして近くで見ると、流石、百名山の貫禄があり登高意欲が唆られる。9月に山行予定があるが楽しみが大きくなった。

 ■恵那山をバックに記念撮影する。皆、八頭身で格好良くに写っているが、カメラアングルを下げたためである。記念撮影時はカメラアングルを下げたほうが賢明のようである?

■帰路は萬岳荘に立ち寄りユッタリと休憩する。下山してからは中津川「クアリゾート湯舟沢」温泉に浸かりさっぱりし、後は一路、ノンストップで無事、帰岐した。
■道中、見かけた花々。ササユリ以外にも植生規模は小さいが色々咲いていた。
左上から時計回りに、ウツボソウ、名前不祥、ヤマハハコ、トリアシショウマ、コバイケソの巨大花である。

雑 感:
地上は38℃超の酷暑であったが、標高1,700mともなると流石に快適である。おまけにお目当てのササユリが満開とあれば言うことなし。
今後、この時期の山行計画の常連にするのも悪くないアイディアと思う。
■過去一回、秋に富士見台→南沢岳を歩いたことがあるが、特段の印象は残っていなかった。今回のように同じコースでもベストシーズンで、好天に恵まれれば、異次元の表情の山行となるのを体験し驚いたは次第である。