G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

10kmマラソンに挑戦(その3)

2014-04-29 | 山行

2月16日には、30分走っても特にシンドイこともないと報告したが、その後も30分走を継続し、次第に余裕を持って走れるようになった。ペースは7~8分/kmである。
ペースをもっと上げようとすると、呼吸が苦しくなり、心拍数も150を超えるので、目下はペースを上げずに、走行時間を延ばす方向で走力増強にトライしている。
 この間、最大心拍数をネットで調べたところ、許容最大心拍数=220-年齢の公式があり、小生の場合は約140となる。所が、この公式は30歳以上のスポーツ愛好者には適用できず、代わりに、210-年齢/2が妥当という説があり、小生の場合は約170となる。
 最近は、これらのデータを参考にして、小生の場合は最大心拍数を150位に抑えるよう注意しつつ、走行時間の延長にトライしている。現在は30分走を2~3回/週、40分走を1回/週を練習メニューにしている。
 この間に実感した収穫は、歩行時、足が骨盤から振り出されるようになり、歩行姿勢が良くなり、その結果、歩幅も大きくなったことである。
 尚、ここで報告した練習はトレッドミルを使っての走行であるので、近々、5kmの道路走行にトライしてみようと思っている。  


舟伏山(1040 m)山行記録 ~絶滅危惧種の岩桜を訪ねて~

2014-04-15 | 山行

2014年4月13日(日)薄曇り
参加者:G.G.他3名
アクセス: 各務原 7:30→8:35 あいの森駐車場(
コースタイム:
8:55→9:30 桜峠 →10:10 みのわ平→(岩桜探訪)→11:20 舟伏山、昼食12:15 →小舟伏山→展望台→13:15 阿弥陀如来像→14:05
行動時間:5:10
歩行距離:約7.7km
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。赤線は登り、青線は下りを示す。

 

山行記事:
■生憎の薄曇りであるが流石、花の名山である。既に先客が20台程駐車していた。各務原市の桜は終わったが、山深い「あいの森」駐車場は未だ8,9分の開花であろうか。

 ■駐車場の少し先の右側にある登山口に取り付く。この後、登りが続く。道がフラットになって暫くすると桜峠に着き一服する。名前は桜峠であるが何故か桜は咲いていない。路傍に安置されているお地蔵様に今日の安全を祈願する。前垂れは新しく、篤信の方が手入をされているのであろう。
 ■東コースでは当お地蔵様、西コースでは阿弥陀如来のお地蔵様に出会った。舟伏山上に祠もないので、帰宅後に両お地蔵様の役割を調べた結果は次の通りです。

「東側の神崎(旧美山町)→桜峠→(舟伏山をトラバース)→阿弥陀如来象→西側の松田(旧根尾村)へ至る旧道(作業道?)があり、この道を通る村人の安全を祈願したものである。」

■桜峠を過ぎると暫くジグザグ道の急坂になり、以後、所々でカタクリ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、スミレなどが眼を楽しませてくれる。フラットになった所が「みのわ平」である。
■辺りの斜面には水仙の葉に似た細い葉の大群生が数か所で見られた。キツネノカミソリと呼ばれ、夏には百合のような橙色の花を付けるそうである。どのような様子か見てみたいものである。

■再び登りが始まり、やがて「水たまり場」の看板に出会う。左折すると直ぐに岩の下にある直径30cm位の水場に着く。水場の5~6m上方の岩壁にお目当ての岩桜の一叢があるのを教えて貰った。登山道に戻り少し進んだ所の分岐点で右折すると目の前の岩壁に岩桜の小群生が現れ、他グループのメンバーも一緒になり、入れ替わり夢中で写真を撮る。

        (岩壁の割れ目に咲く)             (ほぼ原寸大の花びら)

■最後の急坂を登ると広々とした芝生で、立派なプレートがある舟伏山頂上に着く。展望は前方が開けているが、目ぼしい山はないようである。
20人程の登山客が三々五々楽しそうに、食事をしていた。皆さん、お目当ての岩桜に出会えたせいか、幸せそうな表情をしていた。我々も“まったり”と50分程食事を楽しみ、記念写真を撮る。
なお、登山口から、ほぼ同じようなペースで登って来た子連(恐ろしく元気の5才の男の子を連れて、更に赤ちゃんを抱っこ)のご夫婦がメンバーの知り合いであることが分かり、話が弾む一幕もあった。
 

■舟伏山を後にし、小舟伏山に向かう。愛嬌のある形をしたヤブレガサ(破れ傘)の新芽が無数にあり、天婦羅にすると旨いと聞いたので、10本程失敬する。明くる日、食したが微かに苦味があるだけで特別の旨み、風味も無かった。
■小舟伏を過ぎて直ぐに、尾根道を右に分ける。標識はないので直進しないよう注意が必要。山そのものの傾斜はきついが道は九十九折になっているため、緩傾斜で歩き易いのは有難いが中々、高度が下がらない。九十九折が長々といつまでも続くのには呆れてしまった。
■途中の岩場にも一叢の岩桜が咲いているのを教えて貰った。途中に展望台があるも生憎の曇り空で見るべきものはなかった。阿弥陀様の石像がある所で九十九折はやっと終わり、道は檜の植林地帯に入る。

■以後、2か所、炭焼き跡が見られた位で、これといった花もなく、展望もないまま最後は沢沿いの道を無事に駐車場まで戻った。

所感:
■絶滅危惧種である貴重な岩桜を間近に観賞でき大感激である。今回の山行ではリーダーが岩桜の在りかを知っていたから探訪できたが、そうでなければ発見するのは難しかろう。
■今回は東コース(桜峠までは工事の為、進入禁止の看板はあったが無視し)から西コースへと周回したが、東コース沿いにはカタクリ、ヒトリシズカ、ニリンソウ、スミレなどが見られた。一方、西コースでも色々な花に出会えるそうであるが、今回の山行では、これといった花に出会わなかった。登山道はこちらの方が安定し、安全であると見受けた。
■リーダーから花や樹木の解説を覚え切れないほど沢山して貰い、改めて、当山が花の名山であることを合点した。 

 


藤原岳(1120m)~時ならぬ猛吹雪に見舞われる

2014-04-08 | 山行

藤原岳(1120 m)山行記録時ならぬ猛吹雪に見舞われる
2014年4月6日(日)下界は晴れ、山頂は吹雪
参加者: G.G.、他1名
アクセス: 各務原 7:00→8:30 大貝戸登山口駐車場(
コースタイム:
8:45→10:15 8合目 →11:00 山荘、昼食 11:30→(山荘へ戻る)→山荘11:50 →12:05 展望丘 12:10→
12:25山荘→13:10 8合目 13:20→14:20 ダム→14:30 聖宝寺→14:40鳴谷の滝→14:50 鳴滝神社→15:10
所要時間:6:25
歩行距離:約12km
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。赤線は登り、青線は下りを示す。
 

 山行記事:
■当日の天気予報は下界(いなべ市)では晴れ、標高1,000m付近では気温-2℃、風速12mで荒れ模様であった。途中のR365沿いにある休憩所から眺めた藤原岳の頂上付近は前夜に降った新雪で白くなっていたので、山上での活動は厳しくなるかもと気が引き締まった。 
                                              (薄らと冠雪した藤原岳の遠望)
■事前の役場の情報で聖宝寺登山道(裏道)は閉鎖中であると聞いたので、大貝戸登山道(表道)を登ることにする。運よく登山口に隣接した休憩場の駐車に一台のスペースがあり駐車する。
■さすが花の百名山である。大勢の登山客で賑やかである。山ガールも多く、目の保養になる。7合目に来ると雪がちらほらと降ってきた。8合目で一息入れていると飯田市からの団体さんが聖宝寺登山道から登って来たので話を聞くと、登山道は閉鎖になっていたがそれを潜って登って来たそうである。
通行可の情報は口コミであろうと推測する。
■登に連れて降雪量は次第に増して来た。登山道は藤原岳名物の泥濘になる。道の両側にうっすらと雪を被った福寿草が見られるようになるが、生憎の雪空では花は半開きで健気に咲いていた。

                                                      (半開きの福寿草)
■山荘付近は猛烈な吹雪であったので山荘に入り昼食にした。山荘内は満員で暫くは立って、席の空くのを待っていた。小屋に入れない人は外の小屋の陰で風雪を避けながら食事を摂っていた。食事を済ませ、白瀬峠に向け出発し暫く進んだものの、強風の吹雪を真面に受け寒さが厳しく、視界も良くないので計画を変更し、吹雪の中を展望丘まで行ってから下山することにした。
                                                      (吹雪で霞む展望丘)
■15分位で展望丘(藤原岳)に着いたが吹雪で全く展望はない。それでも多くのグループが登っていた。昔、登った時には身の丈を越す笹原の中を潜った記憶があるが、今は笹が消滅してしまったようである。記念撮影を済ませ早々に下山に掛かる。

                  (吹雪の中での記念撮影)
■往路より泥濘化がひどくなった道を転ばないよう注意しながら下山する。風雪の影響のない8合目まで降り一息入れる。往路は飯田市のパーティが登って来て、今度は福井県の越前市からのパーティが聖宝寺道を下って行くので我々も同じ道を下山することにする。道は大半、谷の右岸をトラバースしていたが、何箇所かで道は狭く、路肩が崩落していてかなり危険な状態であった。

                                                        (聖宝寺道の様子)
■登山道の終点は崩落した河原でその先には巨大な堰堤が建設されていた。堰堤左側に作られた階段を上がると舗装された林道に登り立つ。                                                           (登山道の終点)
■舗装路は北方に向いているが大貝戸駐車場は南方なので、舗装路の下にある地道の林道を辿ることにした。直に通行止めのバリケードがあり、その脇を通り抜けると養鱒場があり、聖宝寺の山門に行き着いた。
■過去の山行で、数回、聖宝寺を通り過ぎたことがあるが、お参りしたことはなかったので、この際、お参りすることにした。庭には立派な池がある堂々たる寺院である。創建は平安初期に遡り、信長の焼打ちで被災し、一度は消滅したが徳川中期に再建された由緒ある禅寺だそうである。                   (聖宝寺本堂)

■聖宝寺のお参りを済ませ、「鳴谷の滝」の看板に導かれて滝見物をした後、長い長い石段を下りと「鳴谷神社」の鳥居前に降り立つ。神社の狛犬は普通、一対の獅子であるが、当神社では一対の猿であった。その台座には、見ざる、聞かざる、言わざるの「三猿」が彫られた珍しいものであった。因みに、山王信仰では猿が神の使いであり、三猿の彫刻では日光の東照宮が有名である。                    (珍しい猿の石像)
■1km程、東海自然歩道を歩き駐車場に戻る。途中、急に霙が降りだし傘をさして無事、駐車場に戻ったが、下山途中でなかったのは幸運であった。

所感:
■4月とは言え、下界では桜が満開で春爛漫であっても、一度、寒波が来れば、標高1,000m位の山でも猛烈な吹雪に遭遇することがあることを思い知らされた。天候は山上と下界では、文字通り、天と地程も違うことがあると言うことである。今回の山行で又とない良い教訓を得た。
■下山後、聖宝寺や鳴谷神社を見物できたのは思わぬ収穫であった。山行のついでに、何でも見てやろうと言う野次馬根性も、時には見聞を広めるに有益であると思うが如何であろうか。


養老山の山行記録

2014-04-04 | 山行

養老山(859 m)の山行記録
(注)本記事はほぼ1カ月前の山行時の記録である。

2014年3月10日(月)、
参加者: G.G.、他2名 
アクセス: 各務原 7:30→9:00 駐車場(
コースタイム:
9:10→(養老の滝)→(登山口)→10:25 休憩ベンチ 10:35→11:00 三方山110:05→11:25 小倉山、昼食 11:50→12:10 養老山 12:20→13:10 休憩ベンチ13:20→13:45登山口→(養老神社)→14:30
所要時間:5:20 
歩行距離:約11km
コース:実際に歩いたGPSトラックを下に示す。赤線は登り、青線は下りを示す。

 

山行記事:
■本日の山行目的は雪山(残雪)歩きと、三方山からの大展望であったが、今冬は積雪が少なく、更に晴天ではあったが生憎の春霞で展望も殆ど得られず、平凡な山行になってしまった。
■養老公園の知名度は高く、平日の早朝に関わらず大勢の観光客が訪れていた。養老の滝に至る道沿いにある土産物屋は既にオープンしていて、店のオバサンが気安く声をかけたくれた。養老に来たからには養老の滝に立ち寄らない分けには行かないので、我々も暫し滝を見物する。

■滝上の駐車場を通り過ぎ、林道を右に分けて、河原に降り、堰堤手前で沢を渡ると直ぐに急坂の登山道が始まる。一部路肩の崩落が進んだ危険箇所があり慎重に歩く。登山口から30分位してベンチがある広場に着き一息いれる。
■三方山に立ち寄るも期待した展望はなくがっかりである。ここから小倉山は良く見えるが積雪がなく、これまた、がっかりである。養老山は小倉山の陰で見えない。元気な幼稚園児を連れた父子に出合い、暫し雑談し少し元気を貰う。
■笹原峠を通り、小倉山に向かう。近づくと、斑模様になった残雪があり、少しの間であるが雪上を歩けたのはお慰みである。



ここで昼食にする。平日ながら賑やかである。何時もなら霊仙山や伊吹山が見えずであるがまるで見えない。
■養老山頂は藪の中で展望がないのは良く知られているが、やはり立ち寄り、一等三角点に敬意を払ってご挨拶せねばなるまい。

 

■帰路は往路で休憩したベンチで一服しただけで一気に下山する。予定より早く下山したので復路は谷川の左岸を通り、養老神社に立ち寄る。石段下に湧き出している名水の「菊水霊泉」を味わったのち、石段を上がり神社に参拝する。創立は平安時代に遡る由緒ある神社だそうである。

■養老の滝の歴史は平安時代に遡る名瀑として知名度は高く、多くの文人墨客か訪れている。養老神社には長塚 節の歌碑が建てられていた。

なお、今回、現物を見たわけではないが北原 白秋も訪れていて、それを記念した歌碑もある。

■駐車場近くには孝子伝説の主人公である源丞内(ゲンショウナイ)を祀った養老寺もあったが、伝説のままにしておいた方がロマンティックであるのでパスし、無事、駐車場に戻った。

所感:
■今回の山行目的である雪上歩行と三方山からの大展望はいずれも期待外れであったが、養老の滝に纏わる歴史、訪れた文人墨客などの知見が得られたのは思いがけない喜びであった。


シデコブシの花見

2014-04-02 | 日記

2014.4.1
「福祉の里」(各務原市)のシデコブシ見物
山友から「福祉の里」(障害者等向けの関連施設)のシデコブシは一見の価値があると教えて貰ったので早速、花見にでかけた。灯台下暗しで各務原市にこのような立派な公園があることを知らなかった。山際の川辺に沿って遊歩道(一部に木道もあり)が整備され、ゆったりと散策と写真撮影が楽しめた。花はピークを過ぎようとしているが、未だ生きの良い木もあり十分に花見を堪能した。因みに、平日の昼下がりであったが、数組のご夫婦が散策し、6人程のカメラマンが撮影に励んでいた。
小鳥の姿も見え、木の梢では百舌鳥が盛んに囀っていた。



山の斜面にはシデコブシの高木が自生していて、ピンク、白の花を沢山つけていた。

遊歩道際にある低木に近づけば芳香が漂っていた。


山側の湿地帯にはショジョウバカマの小群生も見られた。


公園の芝生には一本だけであるが、見たこともなく、名前も知らない黄色の花を付けた花木が満開であった。