G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

大日ヶ岳(1709 m) ~緑に囲まれたプロムナードに気持ちが和む~

2018-06-21 | 山行

山行年月日:2018年6月17日(日)、晴、爽やか
参加者:G.G.他10名
歩行データ:
沿面距離≒12 km/所要時間≒6:40(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒±920 m
アクセス:16BK駐車場7:00→水道山 8:45/走行距離≒85 km(片道)
コースタイム:
P 8:57
10:37一服平→11:53展望台11:59→12:18大日ヶ岳、昼食 13:10→
14:10一服平14:21→15:35 P

GPSトラック:
登山道の大部分は緩斜面で道幅も広く、新緑の木々に覆われ、新鮮な空気に満たされた素晴らしい遊歩道である。

                                         (1目盛約300m)

GPSトラックの標高図:
登山道は「胸突き八丁」以外はゆったりとした傾斜で喘ぐような急登はないのが嬉しい。

山行リポート:
水道施設に隣接した駐車場の傍らが登山口である。標識がアットホームな雰囲気で気持ちが和む。


登山道は殆どの部分が緩斜面で幅が広く、林間で快適そのものである。
只、春セミの声が少々耳障りであった。

 道半ばに「一ぷく平」と呼ばれる広々とした平坦地があり絶好の休憩場になっている。

「一ぷく平」を過ぎると右手の林間から残雪でダンダラ模様になっている白山と別山などが垣間見られた。

展望台からは眼下に「ひるがの高原」が牧歌的に広がっているのが望めた。

 ■流石に「二百名山」である。山頂には数十人のハイカーが憩っていた。360°の大展望の筈であるが、薄雲がかかって指呼の間にある白山もボンヤリであった。
木陰はないが風が爽やかでユッタリと昼食を摂り、至福の一時を過ごす。
いつもの如く記念撮影をして下山にかかった。

 ■往路は花を愛でながらのスローペースであったので、帰路はピッチを上げることにする。「一ぷく平」で小休止しただけで、ひたすら下山し略、予定通りに無事に帰着できた。

■道中見かけた花々。植生規模は小さいが色々咲いていた。
左上から時計回りに、ササユリ、ギンリョウソウ、マイズルソウ、イワカガミ、アカモノ、ゴゼンタチバナ、コバイケソウ、ナナカマドなどである。

雑 感:
登山道の大部分は樹木に覆われ爽やかな空気が充満し、地道で足に優しく歩きやすく一級品のプロムナードである。この道を歩けるだけで山行の喜びを感じよう。
■当初、花は期待していなかったが、想定外に多くの花に出会えた。
■山頂は薄曇りで期待の大展望が得られなかったのが残念である。次は晩秋など大気の清澄な時に再訪したいものである。
■木に止まっている羽化して間もない春セミにお目にかかったのも初体験である。

 

 


高賀山(1224m) ~新緑の沢沿いの道が気持ち良い~

2018-06-14 | 山行

山行年月日:2018年6月2日(土)、快晴、爽やか
参加者:G.G.他4名
歩行データ:
沿面距離≒6.5km/所要時間≒5:00(昼食、休憩時間などを含む)/累積標高≒±910 m
アクセス:16BK駐車場7:55→高賀の森公園 9:20/走行距離≒40km(片道)
コースタイム:
P 9:27
10:26岩屋10:35→11:10御坂峠11:20→11:45高賀山、昼食12:22→12:48稚児神社12:56→13:29岩屋13;37→14:27 P

GPSトラック:
東屋から登山道に入り、沢沿いの道を御坂峠まで登るが、道はよく整備され危険箇所もなく歩きやすい。御坂峠から高賀山までは緩斜面で笹が切り払われた道幅1m位の地道で遊歩道感覚で歩ける。
帰途は御坂峠から細い山道を300m程登った所にある稚児神社に立ち寄ってから往路を戻る。
なお、下記のトラック図で赤の点線は、今回は歩かなかったバリエーションルートを参考として示す。

                (1目盛約300m)
GPSトラックの標高図:喘ぐような急登はない。

山行リポート:
高賀神社に立ち寄りトイレ休憩する。本殿への階段脇にある藤原高光に退治されたと言われる「さる・とら・へび」と呼ばれる頭が猿、胴体が虎、尻尾が蛇の妖怪の像が珍しい。

 
東屋から始まる登山道は沢沿いで、せせらぎの音が心地よい。

 
途中に巨岩が2段に重なった岩屋がある。特に二階部分は広々として大広間風である。

 
登りの最後に急坂を上り詰めると御坂峠である。直ぐ側に林道が登ってきているのは大変に興醒めである。下の写真で標識の後ろに舗装された道が見えている。


山頂には数組のハイカーが休憩していて賑やかである。天気は快晴であるが、大気の透明度が悪く遠方の山は霞んでいて、見えるはずの白山、御岳、能郷白山、伊吹山などは殆ど同定できず期待した大観が得られなかったのは残念であった。幸い北西方向の福井県鏡に近い山並みが展望でき多少は登頂の達成感が味わえたので良しとしよう。
 なお、山頂の西側にはバリエーションルートの入り口があるが、看板には「危険だから立ち入らないで下さい。」と記されていた。


 ■まったりと40分程、昼食を楽しみ記念撮影を終え、稚児神社に向け出発する。


■峠から5分程で稚児神社の広場に着く。林の中で展望は皆無である。神社と言っても岩上に建立されて小さな祠に過ぎない。看板がないので神社の由緒は不明であるが、一万五千之神霊社と記された石碑が気になる。


 ■稚児神社を後にし、途中、岩屋で小休止し、その後はノンストップで下山する。
半ば朽ちかけた丸太橋を渡ると直ぐに登山道終点の東屋に着く。ここから駐車場は直ぐである。

雑 感:
沢沿いの登山道は良く整備され、新緑の中をせせらぎを道連れにして気持がよろしい。
但し、同じ道を戻るのは多少面白みに欠けるので次の機会にはバリエーションルートを周回してみたい。
■山頂に着くまで殆ど展望はなく、また、当日は快晴ではあるが霞んでいて山頂からの展望も中途半端であった。途中に屋敷跡と記された看板がある所があったがそれらしい痕跡はなく、巨岩が重なった岩屋があるが由緒もなく、全体的に平凡な山行の感が強い。