富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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薩摩浄雲

2005年03月31日 | 中斑
ややインパクトに欠けるものの
紺覆輪と紺中通し柄を現し
鉄橋殿に極似した芸を持つ品種です。

こちらのほうが明るい地合(柄) で、
やや葉幅引き大型になりますが
ただ、葉が長いためボリューム感という点では
今流行の人気品種からは遠い姿といえます。
個性豊かな品種をいろいろ見たほうが楽しいのですが・・・。

ところでこの品種、紺中通しがなくなって紺覆輪だけになると
極立葉になり小型化、付けは波型に変わってしまいます。
鉄橋殿も基本的には月型付けですが
紺覆輪のみのハデに出るとやはり小型、立ち葉、付けは波と
同じ変化のパターンを踏んでいます。
地合(柄)に葉緑素があるのかどちらも親から外しても育ちます。

あ、もう一つ同じパターンの品種がありました。
それは男爵
今年のカレンダーをめくると7月に出ています。
こちらはボリューム感たっぷりで人気の最先端にありますが
柄が一段と明るいためかハデ仔は育ちにくそう。
増殖が待たれる品種ではあります。

でも三つ有るのならもっと有ってもよさそうですね。

いずれこれらの品種は同じ遺伝子のなせる業と推測できますが
どんなメカニズムが働くのは興味のあるところです。
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