富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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青光墨黄縞

2014年10月03日 | 縞物




あれから4ヵ月半。
あの時、下の方に書いていた能書きはほぼ間違いなかったようで
木は作上がりしています。
普通の青光墨は下葉で少し柄が暗むのに
この黄縞は暗みませんからこれだけ元気なのはたいしたものです。






こちらの仔は三光中斑風の稚葉で出て本葉はまばゆい位の最上散り斑。
この柄行きでパターン化してしまえば固定度は高いと思われます。






こちらは青になったと思っていたら地味な中斑縞がチラホラ。
またスパッと抜けるような中透けが復活すれば羆の光となります。


さて、ピートモス植えの追加解説です。
ピートモスに木炭の粒を混ぜるのは
酸性とアルカリが混じってちょうど良くなるかなということと
木炭は多孔質ですからこれがラン菌(木材腐朽菌)隠れ家になるということです。

木炭に身を潜めそこから菌糸を伸ばしてピートを分解し
更にランの根に入り込んで分解吸収されるという寸法です。

一作しても中のピートモスは崩れておらず、
また青ノロや雑菌が繁殖している風でもなく通気性は良好で
逆に1年や2年で植え替えるのはもったいないといった感じです。

何やら良いこと尽くしですが残念なことにこんな用土は市販されていないということ。
しかし各パーツはネットなどで簡単に手に入りますから
あとは篩いにかけて微塵を抜いたり調合したりするだけです。
実はそれが結構な手間だったりするのですが・・・。

それともう一つ、殺虫剤、殺菌剤などの薬剤散布は厳禁です。
病原菌は死ぬかもしれませんがラン菌も死んでしまいます。
菌叢が薄くなれば後に入り込むのは強い病原菌か腐敗菌に決まっています。
そしたらまた農薬散布?。まあ、いたちごっこになりますね。
そうであれば何もピートモスに植える必要は無くミズゴケだけで十分でしょう。

ところで人に例えるならピートモスは腸のような物です。
善玉菌を飼っている腸は快食快便、体調もすこぶる快調です。
ところが悪玉菌が増えると下痢、便秘に留まらず頭痛、肩こりその他もろもろ、
体に不調をきたします。
例えがどうかとは思いますがこんな感じかなと思っています。

またいろいろ能書きを書いてしまいましたが
要は植え替えがめんどくさい、出来れば数年に一度で勘弁してもらいたい
と、それだけのことです。
それに富貴蘭は安くなりましたけどミズゴケは逆に高くなっていますから
なるべく使わない方向に持っていければ維持費も安く済ますことができます。
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