DR.BRAIN~脳から読み説く~You are what you ate~自然流健康ダイエット教室~since1979

・ダイエットとは「生き方を改める」こと
・新著「脳が元気になる生き方」(瀬野文宏著/表現社刊、全国書店で好評発売中

[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(160)砂糖よりも太る食品があります。

2010年07月11日 | 食育とダイエット

甘味は味覚の王様ですから、万人が好みます。

特に甘味は、脳に対するブドウ糖の原料だとの情報ですから、
脳にとっては必須の味覚です。
但し、天然の有機物に限ります。

米、やイモ類など炭水化物(糖質類)もその原料となります。
特に米は、脳にとっては良質のクリーンなエネルギー源です。

太るとは、食べた物が分解されて脂肪として蓄えられることです。
蓄えられるには、すい臓から分泌されるインスリンが必要です。
このインスリン反応、すなわち、血糖上昇反応指数のことを「GI指数」と言います。
この数値が高い食品ほど太りやすいのです。

前回の本欄で「次の食品の内、太りやすい順に番号をつけてください。」と述べました。
□スナック菓子  □せんべい □白パン  □砂糖  □白米   □リンゴ

白パンの「GI指数」を「100」とすると、
他の食品の数値は次のようになります。(「やせるヒントは脳にある」より引用)
□スナック菓子=158
□せんべい=117 
□砂糖=88.5 
□白米=83  
□リンゴ=56

すなわち、太りやすい食品順に並んでいるのです。
皆さん、正解されましたか?

砂糖よりも、スナック菓子、せんべい、白パンのほうが太りやすいのです。

さて、次回よりダイエットと表裏一体の関係にある「食の安全対策」に
ついて掲載します。お楽しみに。


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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(159)砂糖を料理に使っても太りません

2010年07月09日 | 食育とダイエット

砂糖は太るから、料理に使ってはダメと主張する人たちがいます。
その人たちにかぎって、人工甘味料を勧めています。
結論から言えば、砂糖だけでは脂肪細胞の中性脂肪になりにくい。

料理の調味料として使っても心配ありません。
調味料としての砂糖の量で太ると主張するのは滑稽なことです。
一日の消費エネルギー量と比較すれば分かります。

合成化学物質で造られた人工甘味料と比べると、
天然の砂糖のほうが、脳や肉体にとってはるかに良い食材です。

人工甘味料は、有害化学物質として体内の脂肪細胞に溶け込んで蓄積していきます、
蓄積量が限界点に達した時、ガンなどの発症リスクが高くなります。

天然の砂糖は、ブドウ糖となり、脳のエネルギー源となり、
分解されて体外に排出されます。

なぜ、砂糖が「白い麻薬」などと悪者にされたのか、諸説ありますが、
食材の原料に対する曲解があると思われます。

天然の有機物と人工的な合成化学物質と、
とちらが「命の営み」にとって有益か、ということです。
素人でも判断できることです。

次の食品の内、太りやすい順に番号をつけてください。

□スナック菓子  □せんべい □白パン  □砂糖  □白米   □リンゴ

正解された方は、ダイエットのプロです。
回答は次回発表します。


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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(158)脳の栄養失調による深刻な影響。

2010年07月08日 | 食育とダイエット

脳が栄養失調になると、
意欲、記憶力、集中力、理解力の低下、
そして感情のコントロールなどが欠如します。
すなわち、ココロの発現が不安定な人になります。

脳の栄養失調の誘因にもなる
朝食抜きの習慣のある子供たちの学力は
低いことが判明しています。

朝食抜きの習慣のあるサラリーマンは、
リストラの第一候補です。
なぜなら、仕事の生産性が上がらない人材だからです。

脳の栄養失調の状態が長年続くと、
アルツハイマー型認知症になるのではないかと思っています。
脳への栄養物質の供給が不足して、
脳細胞が衰退し萎縮・欠損するのではないか、と考えます。

認知症に罹った人の脳の
記憶を司る「海馬」のMRIによる断層写真を見ると、
細胞群が欠損しているのが確認できます。
細胞群の欠損によって、記憶が消失しているのです。

この欠損した海馬の細胞は、
食べ物によって回復すると言われています。

脳の乾燥重量は、蛋白質と脂質が半々です。
脳の重量は人体の約2%ですが、
消費エネルギー量は約20%も占めています。

さらに、酸素消費量率は約25%です。
脳は肉体よりも、多くの栄養物質の供給が必要です。
脳は肉体よりも、多くの必須アミノ酸が必要です。
脳は食物によってココロを生み出しています。

You are what you ate.

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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(157)脳が栄養失調になる「ダイエット法」

2010年07月07日 | 食育とダイエット


ダイエット食品類やバナナなど単品食品だけで
やせようとしている人たちの脳は栄養失調になります。
短期間であれば問題ありませんが、長期間続けると危険です。

ダイエット食品という加工食品原材料の表示を確認してください。
どのような栄養物質が含まれていますか。
人工甘味料は含まれていませんか。

バナナやキャベツ、チョコレートやリンゴなど、
単品を食べてやせる方法を続けていると、
摂取する栄養物質が偏ります。
この偏食も脳の栄養失調の原因になります。

それらの食品には、脳が毎日必要とするエネルギー源と
多種多様な栄養物質が含まれていません。
さらに、人工甘味料が使われている
加工食品もありますので、留意してください。

人体の約60兆の細胞、
脳の約1,000億個を超えるニューロン(神経細胞)と
それを超えるグリア細胞、
さらに、知能、意欲、理性、感情などの
多様なココロを生み出す化学物質(神経伝達物質)などは、
すべて食物がその原料です。

命を健やかに育む原料は食物です。
この食べ方を間違うと、カラダとココロを歪めることになります。

あなたは、毎日、何を考えて食べていますか。
空腹を満たせばよいと思っていませんか。
もしそうであれば、動物と同じです。
人間の食べ方ではありません。

本物のダイエットは、特別な食品は一切不要です。
普通の食物を三食、安全に美味しく食べながら
自然に健康的にやせる方法です。

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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(156)脳が栄養失調になる食生活。

2010年07月06日 | 食育とダイエット


現在、ほとんどの人は脳の栄養について無関心だと思います。

首から下の肉体の栄養学については知っていても、
脳の栄養については知らないというのが実態だと思います。

代用加工食品類や単品の食べ物を使ってやせることは、
肉体を飢餓の状態に追い込んで病的に「やつれる」ことです。

また、栄養のことを考えずに、
好きな物を、好きなだけ食べる生活をしている人たち、
ファーストフードや外食、弁当、丼物など単品物に依存している
人たちも同じように脳が栄養失調になります。

それらの方法では、脳が必要とするエネルギー源と
多種多様な栄養物質の供給ができませんので、
確実に脳が栄養失調の状態になります。

栄養失調でガリガリにやせている
アフリカの子供たちの姿を思い浮かべてください。
生理的な食欲があっても、食べる物がない飢餓の状態です。

脳も飢餓で苦しむアフリカの子供たちと同じ状態になります。
脳が日々に必要とするエネルギー源と維持と活性に必要な
栄養物質を補給しないと、脳が飢餓の状態になり、
栄養失調になるのは必然のことです。

すなわち、「脳の健康」と「体の健康」は別です。
この認識の欠如が、脳の存在を無視した
首から下の肉体に対するダイエット法を氾濫させている原因です。
それはまた、原因不明とされる脳機能障害の誘因にもなっていると考えます。

本来、「ダイエット」および「栄養素の摂取」の目的は、
脳の健康維持・増進を優先した
「全個体=心身の健康」を目指すものでなければなりません。

なぜなら、脳が健康でなければ、体の健康はありえないからです。

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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(155)数百種類もあるダイエット法の不思議。

2010年07月05日 | 食育とダイエット

なぜ、次から次へとダイエット法が出てくるのか、
不思議である。

同じ人間の体のことである。
同じ人体の体成分に対することである。
体内の余分な脂肪を減らすことである。

あれや、これやと、名称を変えて、
宣伝されては、消えて行く。

その結論は、ダイエットに対する考え方が根本的に間違っているからである。
それら世の中に氾濫しているすべてのダイエット法には共通項がある。

間違いの根本は、ダイエットとは首から下の肉体の問題ととらえていることである。

そのうえに人の営みの快楽の主因である「三食、美味しく食べる」
ということを黙殺していることである。

ある方法では、食べるという営みそのものを否定する方法もある。
命を粗末にする恐ろしいダイエット法である。

なぜそのような無謀な方法が氾濫しているかと言えば
「ダイエットとは、体重を減らすこと」との妄信があるからである。
そのうえに、最も重要な臓器である「脳」の存在を無視している。

体重は「結果」であり、肥満の「原因」ではない。
太った原因を無視して、太った結果である体を
追いかけるナンセンスさに気づいていないのである。

それらの方法は、雑草を切り取るようなものである。
原因の根っ子は放置されたままだから、
やがてまた肥満という雑草が生えてくる。

今までに「OOでやせる」「OOダイエット」
という名の方法は何百種類も唱えられている。
名を作り出す知恵に驚く。
しかし、それらの方法には普遍性が全くない。

次から次へと新しい方法が唱えられることに
違和感をもつのが正常な感覚である。

体内の余分な脂肪を減らす方法に
何百種類の方法があること自体が不思議であり、滑稽である。
少し人体のことを知っておれば、その滑稽さとナンセンスさに気づくはずである。

またやがて、新しい「○○でやせる」というTV番組が放映されるだろうが、
くれぐれも騙されないように。


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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(154)バナナと納豆の選択の仕方。

2010年07月04日 | 食育とダイエット

バナナと納豆を食べると、脳が大変喜びます。
ところが、「食の安全」という視点からは注意する必要があります。

それは、バナナ、そして納豆の原料の大豆は輸入品が多いことです。
バナナの栽培には農薬が使われている確率が高く、
米国からの多く輸入している大豆は遺伝子組み換え作物です。

大豆の自給率は5%前後ですから、
国産大豆はきわめて少ないのが実態です。

例えば「国産大豆使用」と表記されていても、
その納豆に何パーセントの国産大豆が含まれているのか不明です。
10パーセントであっても「国産大豆使用」となります。
だから、偽装表示されていないことを祈るばかりです。

では、どうすれば良いのでしょうか。

バナナは軸の方1センチぐらい捨てて食べることで
農薬の汚染を防ぐことができます。

納豆は「遺伝子組み換え食品ではない」と表示された物を選ぶことです。
最良は「国産大豆100%使用」です。豆腐も同じです。

消費者が国産大豆100%使用の食品を
価額が多少高くても積極的に買うことが、自給率を高める唯一の対策です。


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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(153)認知症と食べ物

2010年07月03日 | 脳と食べ物

首から下の肉体に対する栄養学は、
脳への栄養物質の供給については触れていません。

そのために脳の栄養失調の状態が長,年続いたことが、
アルツハイマーなどの認知症になる
主な原因ではないかと思っています。

それら認知症の改善に有効な食生活に加えたい食物の種類と量は~

バナナ1本
納豆40g~1パック 
脂身の少ない牛か豚の肉50g~100g
赤身の魚一切れ(50g~)

その食物の食べ方は~

バナナは「間食用」
肉は「朝食か昼食」
納豆は中高年の方は「夕食」

納豆は、若い方は「朝食か昼食」でも良い。 
魚は「夕食」が最良です。

中高年の方は「納豆を夕食」に食べてください。
その理由は、納豆に含まれている「ナットウキナーゼ」という酵素は、
血栓を溶かす作用があるからです。

心筋梗塞や脳梗塞の原因となる血栓は、就寝中にできます。
だから、納豆を食べるタイミングは「夕食」が最良なのです。

以上の他、ビタミン、ミネラルが豊富な野菜類、果物、海藻類などを
毎日しっかりと食べることは当然です。


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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(152)認知症の改善・予防する食べ物は?

2010年07月02日 | 脳と食べ物

前回、バナナと納豆を毎日食べると、
脳が大変喜ぶと述べました。その理由は?

バナナと納豆は脳に大変よい効用を与える食物です。
両者に共通するのは、まず、ビタミンB群の含有量が豊富であることです。

脳内での神経細胞の再生、エネルギーや伝達物質などを生成する際には、
ビタミンB群は必須の微量栄養物質です。

特に納豆に含まれているリン脂質は、ドーパミンなどの覚醒・快感物質の原料です。
すなわち、「快のココロ」を生み出す原料の一つです。

日々の食生活に「バナナと納豆」と「赤身肉と赤身魚」を加えて食べると、
現代病といわれている認知症などの
脳細胞の廃用性の欠損で生じる病気の予防・改善に有効と言われています。

認知症(アルツハイマー病他)の人の断層写真を見ると、
記憶を司る「海馬」の神経細胞群が明らかに欠損しています。
これを再生・回復させるには、それらの栄養物質が必要不可欠であるのです。

脳が萎縮するアルツハイマー病の原因は不明とされています。
しかし、海馬の神経細胞群が欠損して生じる認知症などは、
脳の長年にわたる栄養失調がその主因ではないかと思っています。

認知症患者数は約300万人と言われており、
どこの家庭でも発症する可能性があり、その介護は大変です。
だから、日常的な食生活を改善して積極的に予防することが急務です。

すなわち、首から下の肉体の栄養だけでなく、
脳への栄養物質の供給についてもっと関心を持つべきです。

本ブログを読まれた方は、ご両親の食生活の内容を
ぜひ、一度チェックして食材について教えてあげてください。
ささやかな、親孝行です。

納豆、バナナ、赤身肉、赤身魚などの他の各種の食品・食材の
「1日当たり必要摂取量」「三食の配分」などについては、
発売中の普及版CD「食育・ダイエット」プログラムに組み込んでいます。
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[DR.BRAIN_DIET~脳&食育]講座(151)バナナと納豆は素晴らしい食べ物です。

2010年07月01日 | 食育とダイエット

「バナナ・ダイエット」「納豆ダイエット」と
一時、世間でもてはやされていましたが、
今、信じている人はいないでしょう。

いや、今でも
信じている人がいるかもしれません。

食物名の下に「ダイエット」をつけると、ウソになります。
人はウソをつく脳を持っていますから、
これからも「○○ダイエット」が出てくるでしょう。

バナナや納豆の悪口を言っているのではありません。
本当は、バナナも納豆も大変素晴らしい食物です。

戦前生まれの者は、バナナは高嶺の果物でした。
子供の頃、食べた記憶がありません。
バナナは戦後も輸入規制の対象で高価な果物でした。
輸入自由化されている現在は溢れており、
今では他の果物に比べて本当に安く、年中、店頭に並んでいます。

納豆も日本有数の素晴らしい発酵食品であり、
含まれている「リン脂質」や「ナットウキナーゼ」という酵素には
すごい効用があります。

バナナと納豆を日々食べると脳が喜びます!
一体、なぜ?

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