富士乃屋B&C

つれづれなるままに。

探偵ガリレオ

2005年01月31日 | Book Review
探偵ガリレオ(東野圭吾) 警視庁捜査一課所属の草薙が、奇怪な事件にたびたび遭遇し、知恵を求めて物理学の大学助教授である友人の湯川に相談する・・・という形式のオムニバス。天才物理学者湯川学の鋭い推理の冴えるミステリー。探偵とその助手である語り手、という定番のスタイルではあるが、それだけに読みやすいともいえる。 もともと理系出身である東野圭吾だけに、科学的な知識の豊富さを見せ付けられる内容。普通の . . . 本文を読む

ダブルで…

2005年01月30日 | Curry
今日は、ダブルにしよう・・・。 となんで思い立ったのかわからないが、ココイチでカツカレーにチキンカツをトッピングしてみた。つまり、豚と鶏のコラボレーションである。 ココイチの揚げ物は僕の好きな感じに揚がってくれていて非常に好ましい。大好き。こんなに贅沢気分ながら1000円で収まるのがうれしい。 新宿の、「ゴーゴーカレー」のメジャーカレーも同じような雰囲気があったが、味ではココイチのほうが上、 . . . 本文を読む

七つの怖い扉

2005年01月30日 | Book Review
七つの怖い扉(オムニバス) 阿刀田高、小池真理子、鈴木光司、高橋克彦、乃南アサ、宮部みゆき、夢枕獏によるホラー小説オムニバス。 宮部みゆき、鈴木光司の作品は既に読んだことがあったのでちょっとがっかり。宮部さんのなんて昨日読んだ『あやし』に収録されてたからね^^; それぞれの作家が持ち味を出した作品を収録している。なんとなく怖い、というか雰囲気が不気味で怖い、というような作品が多い中、阿刀田高 . . . 本文を読む

あやし

2005年01月29日 | Book Review
あやし(宮部みゆき) 宮部みゆきの時代小説短編集。『あやし』というタイトルどおり、鬼や妖怪など奇譚を集めた作品集になっている。 江戸時代の世界を想像しながら詠み進めることになるが、それでも目の前に風景が浮かぶのはやはり宮部みゆきの安定した情景描写能力に拠るものだろうか。背筋がぞっとするような物語が並んでいる。 怪談集、で面白いのではあるが、この人の短編ならやっぱり現代物が読みたいかなぁ。 . . . 本文を読む

社員食堂のドライカレー

2005年01月28日 | Curry
社員食堂でドライカレーと銘打たれたメニューを大盛りで注文。 ドライカレーというよりカレーピラフなように思う・・・。そう考えて食べるとそれなりに美味しい。 正しい美味しいドライカレーを食べたくなったら、多分僕は新宿のカフェハイチに行くだろう。 んー、そんなこと言ってたらだんだん食べたくなってきた^^ (分析:5点満点) ジャンル:カレーピラフ サラサラ度・・・- スパイシーさ・・2 具の印象 . . . 本文を読む

エチオピア

2005年01月27日 | Curry
エチオピア(神保町) もともとは喫茶店ながらカレーを売りにするようになった異色のお店?カレーブームが来るよりも相当先からの人気店であるだけに、歴史ある旨さを堪能することができる。・・・んー言っててよくわからない^^; 具が大きく、ごろごろしているけれどルー自体はサラサラ。スパイスは相当効いていて、知らず知らずに汗が流れてくる。辛さの奥から旨みが溢れ出てきて夢中でスプーンを動かしてしまう。食べれ . . . 本文を読む

黒猫館の殺人

2005年01月26日 | Book Review
黒猫館の殺人(綾辻行人) 館シリーズ第6作品。綾辻行人が読者に謎かけを楽しんでる・・・という印象を受ける。相変わらず独特の世界観のある作品で、読者をすんなりと引き込む魅力がある。薄暮というか、モノクロというか、鮮やかな色のイメージと言うよりも、全体に暗いヴェールのかかったような雰囲気。 この作品は島田潔自身が事件現場に登場せず、後追いで謎を解くという設定。そういう意味でちょっと刺激が不足してる . . . 本文を読む

ボンディ

2005年01月25日 | Curry
ボンディ(神保町) 欧風カレーの名店。カレー好きなら一度は食べておかなければならない、避けて通れないお店、かも。 とろっとした粘度のあるルーは甘味があるが、意外とスパイシー。それでいて非常に深い味がついている。今日は辛口で頼んだので結構辛め。このお店は普通くらいで丁度いいかも。チキンカレーのチキンと、海老カレーの海老が印象的。どちらも極めて美味。 チーズがかかっているライスが全体の味をマイル . . . 本文を読む

迷路館の殺人

2005年01月24日 | Book Review
迷路間の殺人(綾辻行人) 「館」シリーズ第三弾。ようやく見つけて迷わず購入。 「館」シリーズに関しては、トリックに関してはどの道「隠し通路」などを見つけることでなし崩しになってしまったりする…と言ってしまうと身もふたもないか^^; ・・・あんまりトリックに拘らず、世界観を楽しむことができるシリーズだと思う。作者の技量なのか、非常にしっかりした世界観を得ることができ、自然にその世界に入っていくこ . . . 本文を読む

JAZZ KEIRIN

2005年01月24日 | Curry
JAZZ KEIRIN(下高井戸) うどん屋さんなんだけど、僕の中では段々「カレーうどん専門店」となりつつあるこのお店。なんとなく居心地が良くて通ってしまう。もともとが讃岐うどんのお店なのでうどんが美味しいのが魅力。 今日は白カレーうどんにライスのセットで、かしわ天をトッピング。かなり満足度の高いセットだ。うどんを食べ終わった器にライスを落とし、レンゲでざぶざぶ食べるのがよろしい。急いで食べる . . . 本文を読む

東京下町殺人暮色

2005年01月23日 | Book Review
東京下町殺人暮色(宮部みゆき) 宮部みゆきのホームタウンである下町を舞台に描かれる物語。殺人が行われている人気のない館の噂…そしてその噂に呼応したかのように荒川でバラバラ死体が見つかる。刑事を父に持つ順は、父を助けるため、そして事件の真相を知るために調査を開始する・・・。 宮部みゆきお得意の、少年を生き生きと描いた作品。「がんばれっ!」って背中を押してあげたくなるような少年の描写はさすが。順少 . . . 本文を読む

パトワール

2005年01月23日 | Curry
パトワール(吉祥寺) パキスタン料理のお店。ランチタイムの食べ放題1050円セットはカレー、ナン、ライス、ラッシーがすべてお代わりOK。かなり満足度の高いお店だ。ラッシーまで飲み放題のお店はそうない。 カレーはサラサラでスープ状。チキンとマトンを頼んでみた。マトンはとても肉が美味しそうに見えた。まるでビーフシチューのような感じで、食欲をそそる見栄え。味はちょっと予想と違ったけど。深みは少ないけ . . . 本文を読む

密閉教室

2005年01月22日 | Book Review
密閉教室(法月綸太郎) 密閉された教室で死体が発見された。新聞部所属の推理小説マニア、工藤順也は教室から消失した机と椅子の在り処を見つけたことでその推理力を認められ、捜査を担当する森警部から操作への協力を求められる。時に鋭い推理を見せたかと思えば、見当違いの推理を披露してしまう順也。事件は徐々にその真相を見せ始めていく…。 順也の自己顕示欲や恋愛感情、同級生たちの思考など、まだ不成熟な登場人物 . . . 本文を読む

Taste of India

2005年01月22日 | Curry
Taste of India(下高井戸) 学生の多く住む町下高井戸にあるインド料理屋。当然のように安さが売り…ということでランチのセットはカレー、ナンorライス、ドリンクのセットで714円。かと言って味がダメというわけではなく、そこそこの水準は保っている。 ナンは標準レベルよりちょっと下だがカレーはまあまあ。辛いのが大丈夫ならベリーホットで頼んだほうがいいかと思う。普通だと物足りない。マサラテ . . . 本文を読む

嘘をもうひとつだけ

2005年01月21日 | Book Review
嘘をもうひとつだけ(東野圭吾) ここのところ続けて読んでいる東野圭吾。今回は加賀刑事が活躍する短編推理オムニバス。すべての作品で、なんらかの「嘘」がキーワードになった作品集である。 『天子の耳』で東野圭吾は短編集の方がいいな、と気づき『私が彼を殺した』でやっぱりこの作者の推理者は面白いのだなあと気づかされた僕としては、推理もので、かつ短編であるのこの作品はとてもツボにはまった存在になる。短編な . . . 本文を読む