北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
(C)ナナマガラー All Rights Reserved.

不思議な感慨

2015-02-01 15:52:58 | ロケ地巡り



次の、と言うより今回最後のロケ地レポは、いきなりこんな場所から。
場所は京浜東北線沿線、北区中十条の住宅街。





この時の検証エピソードは、電子戦隊デンジマン第34話「哀しい捨子の物語」。
ベーダー怪物ビーダマラーを追跡してきた、デンジグリーン=緑川達也が、この場所を疾走するシーンが描かれている。
この時、仲間の案内のもと、写真の反対方向からてくてくと歩く最中には、一体どこへ向かっているんだろうと少々心配になったのだが、この位置に辿り着き、パッと後ろを振り返ると、一瞬にして劇中のシーンが脳裏を過ぎり、ロケ地であることがわかった次第。





ピンと来た方もいらっしゃるかと思うけど、ここは、写真撮影をする鉄道ファン、所謂「撮り鉄」と呼ばれる人たちにとっての人気スポットで、案内してくれた仲間も、最初にここの検証に来た際、撮り鉄のおじさんに仲間だと思われ、しつこく(?)色々なことを聞かれまくったらしい。





あまり鉄道写真には興味がない私も、こうして、在来線と新幹線が並走するのを目の当たりにすると、こうしてカメラを向けてしまいます。





続いて、さっきの場所から少し離れた、JR埼京線のガード下近く。
ここでも、ビーダマラーを追跡する緑川のシーンが描かれている。





そしてやって来たのが、この日三つ目の公園である「清水坂公園」
ここで、デンジマンとビーダマラーの戦闘シーンが撮影された・・・ということではなく、ここには1980年当時、旧国鉄の官舎である長屋が建てられていて、その一つが、人間の高校生・古川俊介として育てられてきた、ビーダマラーの住む家として使われていたのだ。

ご覧の通り、ここがかつて官舎敷地であったことを示す物は何も残っていないのだが、以下、仲間の解説をもとに検証。








この階段は、当時はまだこのようには整備されていなかったのだが(公園じゃなかったので当たり前か)、背後に映る家の外観が当時のままで、そのことと、この公園がかつての官舎敷地に建てられていたという事実から、ここが、ビーダマラーこと俊介の住む家のあった場所だという結論に達したとのこと。





そしてもっと具体的に書くと、写真の大体この位置に、古川家として使われた長屋が建っていたとのこと。
この第34話は、初めて観た時、余りの切なさに涙した記憶があるのだが、それから30年経って、そういう回のロケ地へやって来たということに、これまでのロケ地とは違う、ある種不思議な感慨を覚えてしまった。





最後に、再び公園の全景。
何だか、生涯忘れ得ぬ場所になりそうだったので、こうして掲載。
また今度、第34話をさらにじっくり観込んで行ってみたい、そんな思いからここを後にしました。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニューヨークへの出発点 | トップ | 古巣が夢に出てきた »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。