北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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琴似神社~1~

2021-05-19 19:31:15 | 札幌

 

札幌市西区にある「琴似神社」。

敷地内に、北海道の有形文化財に指定されている「琴似屯田兵屋」がある関係で、それに絡めて紹介したことはあったけれど、神社そのものを紹介したことは今まで一度もなかったことに気が付いたので、ここで紹介しておこうと思います。

 

 

 

「琴似神社」は、明治8年(1875年)、この地に屯田兵として入植した240戸の有志が、臥牛城(現在の宮城県亘理町)城主「伊達成実」(だてしげざね・伊達政宗の重臣)を「武早智雄神」(たけはやちおのかみ)として祀り、「武早神社」を建立したのが最初とされています。

屯田兵有志によって築かれた神社を「屯田一宮」と称することがあるそうで、鳥居に掲げられているこの桐の神紋は、その「屯田一宮」を示す、いわばシンボルマークのようなものであるそうです。

 

 

 

最近、神社へ行くと、狛犬に注目するようになりました。

こちらの狛犬は、ちょっと怖い感じもするけれど、未開の地で開拓に当たった屯田兵に縁の神社ということで、何だか勇ましさのようなものを感じます。

 

 

 

平成10年(1998年)まで、この地にこのような記念塔があったとのこと。

その頃にも何回か来たことはあったと思いますが、ちょっと記憶にはなかったです。

でも、こうして跡地であることが残されているというのは、良いことだなと思います。

 

 

 

平成の天皇陛下御即位を祈念するものだそうです。

 

 

いよいよこれから、本殿へと近づいていきます。

 

 

 

ここでもまた、先程と同じ表情の狛犬がお出迎え。

 

 

 

 

先程書いた「武早神社」としての創建の後、明治30年(1897年)に「琴似神社」と改称し、明治44年(1911年)には、「札幌神社」(現在の北海道神宮)から、大国主大神の分霊を授かりました。

その後、大正4年(1915年)に「村社」(明治時代に制定された神社の社格の一つで、一地方の氏神として仰がれる社のこと)となり、現在地に移転。昭和43年(1968年)には、伊勢神宮より、天照大御神と豊受大神の分霊を授かりました。

現在では、先程の「武早智雄神」の他、「天照大御神」、「豊受大神」、「大国主大神」、「土津霊神」の五柱が祀られています。

「武早智雄神」について調べていたら、「そういえば、自分のルーツである宮城県亘理町ってまだ行ったことなかったなあ」ということに思い至りました。

コロナが収束(「終息」が理想だけど)して、そうですね、40代のうちを目標にしてみようかな。

 

コメント
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