地底人100物語

相手にとって不足なし

三島谷温泉「永久荘」(新潟)

2024年02月09日 | さらば愛しき地底人
三島谷温泉「永久荘」


新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!


小雨の降る中、三島谷温泉へやってきました。
というのも、この12月で閉館するとの情報があったからです。
毎年、年に1回は通ったかなぁ~。

スリッパに履き替え、フロントで湯銭を払い浴室へ。


脱衣所には閉館のお知せの貼紙。

昭和35年から63年間。
お疲れ様でした。

それではひとっ風呂いただきましょうか。

この黒湯、東京の温泉銭湯でもなかなか味わえない濃さですよねぇ。
ましてや新潟に代替となる温泉はないですからね。
残念でありますが、いい湯をありがとうございました。

2023年12月24日閉館


2023年12月の入浴メモより

------------------------------------------------

長岡市街から郊外にむけ国道8号線を移動中、突然!強力な誘導電波に捕獲されてしまった!


誘導されるがままにたどり着いたのは、長岡市街を取り囲む丘陵地の一角。
車を降りて辺りを見回すと、木立に囲まれた地底人の秘密基地。

バブル前の昭和の雰囲気だ。
さらに導かれるままに、玄関をピンポ~ン。

館内からは法事でもやっているのか、賑やかな音が聞こえてくる。
出てこられたご宿の方に日帰り入浴をお願いすると、浴室まで案内いただきました。
親切に感謝です。

浴室前はちょっとした広い空間。

ソファなんかが置いてあり、湯上りの一休みにグッドですね。

引き戸を開けて入った脱衣所は、簡素ながら余裕の広さが確保されています。

では、裸になってお風呂へ参りましょう。

狭い浴室の床は細かいタイル張り。

壁面は煉瓦風のタイルとガラスブロック。
そう言えば、脱衣所や男女の仕切りもガラスブロックでしたね。
このガラスブロックはシルエットがモザイク状に透けるのでドキドキものです。


湯口からガンガンと注がれているものの溢れ出さずの寸止め。
とは言え、適温で入りやすいです。
そして投入され、湯船を満たしているのは黒湯。

それも濃い醤油色の本格派。
蒲田・川崎・横浜あたりでよく目にする、あの黒湯ですよ。
いゃ~、久しぶりだなぁ。
黒湯好きにはたまりまセブン。
そうそう、この肌触り!
ぬるぬる、すべすべ。
ウナギになったようなんです。

さらにトドメはカラン!
源泉そのままと思われる冷たい黒湯が噴出するのですから。

当然、アビルマンで締めたのは言うまでもありません。

三島谷温泉
ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
21.5℃ 25.9L/分(掘削自噴) pH8.1
成分総計1319mg/Kg
調査及び試験日 平成21年10月26日

新潟県長岡市大積三島谷町147-1
TEL 0258-46-XXXX

2016年5月の入浴メモより。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする