地底人100物語

相手にとって不足なし

岩室温泉「めんめん亭わたや」

2020年05月30日 | 新潟の地底人
岩室温泉「めんめん亭わたや」

岩室温泉街を散策中、わたやの前を通りかかると「日帰り入浴」ののぼりが立っているではありませんか。
誘導電波に導かれるまま、立ち寄ってしまいました。

フロントで入浴料を支払い、館内奥の棟の最上階へ向かいます。

エレベーターを降りると、男女別の脱衣所のほかに「お休み処」も。
中を覗くと読書室のような落ち着いた空間。

湯上りの一休みや、待ち合わせに便利そうです。

脱衣所は必要にして充分な広さ。
貴重品向けの小さな鍵付きロッカーもあるので安心です。


裸になったら浴室へ。
まずは体を洗いましょう。

洗い場は一つずつ仕切られているので、お隣さんがいても飛沫の心配は軽減されますね。
置かれているボディソープなんかは高級感があります。

ではお湯をいただきましょう。

と、その前に。
ここで利用しているのが、「わたやの湯」と命名された、多宝温泉だいろの湯3号泉と岩室4号源泉を混合した、唯一の温泉なんです。
岩室4号源泉は岩室温泉の共同源泉で、だいろの湯3号泉といえば、だいろの湯の露天岩風呂に使われている源泉ですよね。
それをミックスしているとは…
どんな仕上がりになっているのかな。

内湯は10人は楽にいけそうな五角形。


湯口からはドンドコ投入。
湯船の切り欠きからの溢れ出しはあるものの、投入量ほどではないようです。
わずかに色づいた感のある透明湯で、湯口でカルシウムっぽい臭いを感じることができます。
一方の露天風呂は2名程度の大きさ。


湯口からトクトクと投入され、同じくらいの溢れ出しとなっています。
こちらは見てのとおりやや白濁し、湯口では硫黄の香りを味わうことができました。
始めはキシキシ感が強いものの、だんだんとスベスベ感がましてくる肌触り。
吹き抜ける風の爽快感もあり、露天風呂のほうが満足感が高いです。
気になるのが、内湯と露天の湯の印象の違い。
色や臭い、お湯の感覚から別個の源泉を使用しているような気がしないでもないですよね。
実は混合泉ではなく、内湯がだいろの湯3号泉で、露天が岩室4号源泉とか。
内湯と露天で源泉のブレンド比率が変えてあるとか。

そんなことを考えながら湯を楽しむのも一興でしょう。

わたやの湯(多宝温泉だいろの湯3号泉と岩室4号源泉の混合泉)
41.0℃ pH8.5 成分総計8369mg/Kg
調査及び試験年月日 平成27年3月18日


新潟県新潟市西蒲区岩室温泉581
TEL 0256-82-0001

2019年5月の入浴メモより

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雲母温泉「寿荘」

2020年05月16日 | 新潟の地底人
雲母温泉「寿荘」

この日は雲母温泉の寿荘にやって来ました。
雲母温泉と言っても、雲母共同浴場雲母本館のある川沿いではなく、国道を挟んだ反対側にあります。
駐車場に車を停めると、見上げるような高台に宿が建っています。

何年か前のNHKの大河ドラマ「真田丸」のオープニングの城のようにも見えますね。
では城に攻め入りましょう。

長い廊下の奥に女湯と男湯と卓球場。

青い暖簾の男湯脱衣所はシンプルな造りですね。

では裸になって…


浴室はけっこうな広さがあります。
中央にタイル張りの湯船がドーンと鎮座。
2辺に段差が作られていて、へそ湯でゆっくりお湯を味わえそうです。

体を洗ったら、湯をいただきましょう。

澄んだ透明な湯が湯船中央底からモリモリと盛り上がり、湯船の縁から溢れ出ています。
肌触りがよく適温な湯ですが、体に熱がこもる感じ。
湯に浸かって長湯、というわけにはいきません。

むしろ溢れる湯の流れの上に身を横たえ、トド寝するほうがいいかも。
湯船の中には金の妖精ちゃんが舞い、差し込む陽の光に青いキラキラ君。
あまりの温まりに頭がトリップしてきたのかな。
ちょっとヤバいです。
そろそろ上がらないと…

湯上りに玄関を出るとこの景色。

天守閣から領地を眺める殿様気分。
湯上りの爽快感が20%増量した感があります。

雲母2号(金子)
ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 85.6℃ pH7.4 成分総計2,685mg/Kg
調査及び試験年月日 平成27年8月26日

新潟県岩船郡関川村上関669
TEL 0254-64-1130

2019年5月の入浴メモより

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湯の平温泉「松泉閣」(群馬)

2020年05月07日 | さらば愛しき地底人
新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!

湯の平温泉「松泉閣」

今回旅人が向かったのは群馬県にある湯の平温泉の一軒宿「松泉閣」。
長野原から国道を野反湖へ向かい、草津温泉への分かれ道の手前、川の対岸に宿が見えてきます。
細い分かれ道を降りると宿の駐車場。
車を降り案内板を確認しましょう。

ここ駐車場は右下ですね。
まずは竜宮吊橋を渡り、宿で受け付けてから川べりの露天風呂に至るようです。
では参りましょう。

雪の坂道を降りてくると竜宮吊橋。

この後、坂道をくねくねと上るとワンコがお出迎え。

玄関で日帰り入浴を受付けると、今度は結構な下り坂。
足元に気を付けて下りましょう。

川床まで降りきると露天風呂の湯小屋が現れます。

簡素な造りですね。
右手が男湯。

裸になったらお湯をいただきましょう。
岩造りの湯船には中央に岩が島のように置かれています。

身を沈めると、約40℃くらいの適温。
湯船の底に埋めてあるパイプから温泉を注入。
これが結構な熱湯で、知らずにいると尻焼き温泉になってしまいます。
湯面からは石膏臭と弱アブラ臭のミックス。
深さもあるので顎まで浸かることになり、長湯は苦しいです。
中央の岩に上ってクールダウン、そしてまた湯に戻るの繰り返し。
こりゃ~、たまらんです。

ちょっと助平心を出して女湯を覗いてみました。
奥が源泉井で、そこから手前の2つの湯船にお湯がひかれているようです。

雪景色に立ち上る湯けむりが良い感じ。
雰囲気も景色も女湯の勝ちでした。

2004年2月のメモより

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秋にも来てみました。
まずは竜宮吊橋から。


湯面には紅葉が映えて、おまけに湯船には落ち葉がたくさん浮かんでいます。

お湯のよさに変わりはありません。
湯船に浸かり対岸の黄葉をボーっと眺めていると、吹き抜ける川風が気持ちいいです。
風に吹かれて、対岸の木々からスローモーションで金粉が舞うように黄葉が舞っています。

癒されるなぁ~。

今回も助平心を出して女湯を覗いてみました。
奥の源泉井から立ち上る湯けむりを背景に、こちらは黄葉ですね。

男湯と女湯で紅と黄金色と植栽を分けるとは、まいりました。

2004年11月のメモより

2012年11月30日で営業休止

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