エコライフ in かわぐち

~川口市地球温暖化防止活動推進センターのブログです~

エコ・スクールン in 戸塚南小学校

2017-11-14 14:34:35 | センターの活動報告

 戸塚南小学校でのエコ・スクールンをご紹介します。

戸塚南小学校 5・6年生 18名

教科名 総合的な学習の時間

単元名 ぐんぐんドリーム~自然博士~ 【時間数 1時限】

講師 森中 定治先生 「次世代に「人間らしい社会」を贈る~いのちとはなにか?~」

森中先生は「綾瀬川を愛する会」の代表でもあり、綾瀬川の整備当時(2002年3月)の写真を見ながら植林の様子や当時の子ども達の様子を教えていただきました。

また、付近にいたツマグロヒョウモンや羽化するセミの貴重な写真も。

自然を守るために・・・

自然に還るものが捨てられるのは大丈夫だけれど、自然に還らないものがごみとなって捨てられているせいで「アホウドリ」の胃の中にこんなものが入っていたんだ、という実例の写真には子ども達絶句。

そして、森中さんが研究なさっている《カザリシロチョウ》の紹介。

毒蝶は羽の色で身を守るため、鮮やかなデザイン、色をしています。

これを食した鳥は学習して、毒蝶を見分けるようになります。

毒蝶でない蝶が擬態(ギタイ)して長い時間をかけて同じようなデザイン、色になっているとのこと。

南インド、ボルネオ、バリ、それぞれで同じ蝶がそれぞれの島の毒蝶に似せて進化した姿にびっくりほんとそっくりなんです。

さらに「毒蝶を食べた鳥はどんな反応をするのか」という実験をなさったお話には一同興味深々

 他にも先生が実際に撮影された大きな蝶や、一見「とげ」を持ったような幼虫の写真にいろんな声があがっていました。

これはニューギニアで見つけたバッタ。でも目と口はどこでしょう

正解はね~ ※※※※

え~っ

面白いでしょ。

 

そして植物~人間につながる「いのちとは・・」のお話。

人間だって空間的には離れていても「人間」としてはひとつ。区別は出来るけどつながったもの。

とても哲学的なお話・・・と思っていたら、「ソフィーの世界~哲学者からの不思議な手紙~」という哲学の入門書も紹介いただきました

 

子どもたちの感想や質問から一部抜粋

・生き残るための工夫がすごい!

・見たこともないいろんな虫や蝶の写真が見れてよかった。

・先生が一番ビックリした虫はどれですか?

(森中先生)⇒ニューギニアのバッタですね。でもこんな作りになったのにはきっと意味があるんだよ。今度はそれを研究してみたいと思っているんだ。

こんな風に生物には秘密が隠れている。生物学者はその秘密を知りたいんだよ

 

「ぐんぐんドリーム」の授業、なるほど子どもたちの夢が膨らむのを感じました(渡辺)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« COP23がドイツのボンで始まり... | トップ | 映画「不都合な真実2」、全国... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

センターの活動報告」カテゴリの最新記事