エバ夫婦の山紀行ログ

道産子60代、四季を通じて主に夫婦で登った北海道の山を中心に紀行文を載せています。アウトドア大好き夫婦。

2014年締めの夫婦登山は馬追丘陵へ

2014年12月23日 | 山紀行 (道央・札幌・積丹)
2014年締めの夫婦登山は、馬追丘陵・・・
長官山まで 往復16キロ歩く
馬追丘陵G 道々夕張長沼線コース~A長官山まで繋ぐ片道8キロを往復

■ 山 行 日    2014年12月23日(火)   日帰り
■ コ ー ス     G道々夕張長沼線口~A長官山 往復
■ メ ン バ ー   夫婦登山 №31
■ 登 山 形 態    遊歩道 (長靴)
■ 地 形 図    1/25000地形図 「南長沼」「三川」「栗山」
■ 三角点・点名  瀞台 (一等三角点) 点名「馬追山(マオイヤマ)」
■ コースタイム   往路 3時間05分  復路 2時間47分
<往路>
8:00    G道々夕張長沼線口出発
8;43    F分岐
9;36~45 瀞台 (273m)
10:20   D道々札幌夕張線口

10:30   C馬追温泉口
11:05   A長官山 (254m)

<復路>
11:20   A長官山下山開始
          ロスタイム (メガネ忘れ事件) 15分
11:58   C馬追温泉口

12:05   D道々札幌夕張線口
12:44~50瀞台 (273m)
14:07   G道々夕張長沼線口



Gから瀞台 4095m、瀞台~D 2405m、 C~長官山 1502m 合計8002mです

★ 2014 これが締めの夫婦登山に・・・
2014年も早いもので、もうすぐクリスマスと言う暮れを迎えようとしている。
異常気象が巡る北海道もつい先日「数年に一度の猛吹雪・・・」と気象庁が発表し
道東を中心に甚大な被害に及んだ。
私たちの夫婦登山もそんな異常気象に影響され12月の山行は中止が多かった。
そして結局、今日の山行が12月最初で最後の締め登山となりそうで、ちょっと淋しい締め括りだ。

その最後の山行も低気圧の影響で道北や日本海側そして内陸では暴風雪警報も発せられ
天気が良さそうなところも風が強そう・・・と、行く場所を見失っていた。
そういう時は無理をせず近場の里山が良いだろうと馬追丘陵の選択となる。


★ 未知のルートへ・・・
いつもの登山口は「馬追名水」のF登山口だが、今回は丸一日ここを楽しむために未知のルートを選ぶ。
G登山口である「道々夕張長沼線」の場所が以前から探す事が出来ず、未知の登山口になっていた。
今回再チャレンジで登山口を目指すと・・・呆気なく見つける事が出来て拍子抜けした。

登山口の手前にあるフェンスに惑わされその奥の登山口が車道からは見えない位置にあったのと
登山口の案内板も無いので見逃していただけなのだが、せめて道路脇に案内板の一つはお願いと
申し上げたい。

フェンスの前に駐車スペースは3台分ほどある。

山スキー一式とスノーシューと長靴を用意して来たが、最後の長靴が今日のベストアイテムだ。



道々脇に車3台程の駐車スペースとその前にフェンスがある、その先が登山口だった。


道々からは見えない位置にありこれまで何度が通って探した登山口をようやく見つける。
★ トドマツの樹林帯~・・・
8:00 G~登山開始
長靴以外は完全に冬山モードのいでたち。
気温はマイナス4度ほど、寒さは感じないが遊歩道はカチカチ・ツルツル状態で
積雪は1~2cmくらい、最初から慎重なスタートを余儀なくされる。

鬱蒼とした薄暗いトドマツの樹林帯に遊歩道がある。
滑らないよう慎重に一歩ずつ登って稜線を目指す。
8:13 稜線に上がる。
両サイドの景色が灌木の合間から望み高低の少ないスッキリと歩き易い遊歩道。

F登山口からの分岐を過ぎると稜線から外れ、自衛隊駐屯地のフェンス脇に遊歩道を辿る。
遊歩道には沢山の踏み跡があり、多くの愛好家がここを楽しんでいる事が窺える。
私たちの未知のルートは、最初に出合った分岐まで。以降は以前に歩いているので土地勘はあった。



稜線までトドマツの樹林帯はツルツル路面で慎重に登る・・・


すっきりとした稜線。高低も少なく歩き易い快適な遊歩道だった。


駐屯地近くのフェンス脇に遊歩道がある・・・

★ 今日は通過点の「瀞台」273m・・・
9:36 瀞台到着  ここまで、距離4095m 1時間36分でした。
最初の予定は、ここまでの往復でした。
しかし、時間もまだ9時半で復路も1時間半掛かったとしても登山口には11時に着いてしまいます。

今日は一日ここで楽しもうと来たので夫婦何気の会話で「あっちに行く?」・・・と、決まります。
前回、ここから案内板のE登山口(コミュニティーセンター口)まで歩きましたが、
D登山口(道々札幌夕張線)まで行ったことがありません。瀞台からDまで距離2405m。
GからDまでは6500mになり、往復だと13000mです。これはもうハイキングレベルを越えます。



今年3回目の瀞台は、貸切でした・・・


瀞台からフェンス越しに望む景色です・・・すぐ手前は自衛隊駐屯地

★ 未知が知りたくなって・・・
9:45  瀞台出発
10分も滞在せずに、行き先を変更して未知なるD登山口の道々札幌夕張線を目指す事になった。
前回の11月25日には、この案内板(下の写真)から「馬追コミュニティーセンター」方向に行きE登山口に
降りて一般車道を経由してFの馬追名水までの小さな循環縦走だった。

「今回はDまで行くぞ!」・・と空元気はあるが、あと1.5キロの遊歩道と折り返す6.5キロを思うと
一気にテンションは下がり足取りも幾分重くなっていた。


10:20  D登山口到着
車が行き交う道々に出る。ここも登山口となる案内板はあるが、道路からは分かり難い場所だった。
ただG口より少し広い駐車スペースがあり、更に道路と対峙した斜め向かい側には「馬追温泉」の
大きな看板が見えるので、ここから登ろうとするならすぐに見つかるかも知れない。


あれれっ・・・
10:30  C登山口(馬追温泉)
取り敢えずまだ見ていないC馬追温泉の登山口だけでも見ておこうよ。
と、100mほど離れた馬追温泉まで道々の歩道を歩く。
登山口は、温泉旅館の少し横にあり小沢の流れる沢沿いの遊歩道になっている様だった。
案内板には・・「C~長官山まで1502m」と記され、そっかぁ~とため息を吐きつつ
ここまで来て残した未知のルートを辿らずに帰るのか?・・・って、自問自答する。

そして、あと1.5キロで馬追丘陵全コース制覇だ・・・行くか!?

言い出しっぺは私だ。体力余るチーヤンの反対は無い。だから行ってしまった。






馬追温泉旅館・・・たぶん営業はしていないように見えたが未確認だ。



★ 全コース制覇・・・
11:05 長官山到着
とうとう来てしまったという感じだった。
朝は青空も広がっていたのにだんだんと雲に覆われ今にも降りそうな空になっていた。
ただ風は弱く視界も周辺の平野は見渡す事が出来てまずますである。

変更の変更で最後の目的地まで歩いてしまったが、
結果これで馬追丘陵の遊歩道を全コース制覇した事になった。



長官山の展望台に到着・・・


2回目の展望台も貸切でしたぁ~・・・


辿って来た片道8キロを振り返る・・・


長官山展望台にて・・・ちょっとつかれたエバ夫婦です

★ メガネ忘れ事件・・・
11:20  長官山から復路下山開始
景色も堪能し、ちこっと行動食も頂いた展望台で馬追丘陵の全コース制覇に慕っていた。
その時何気にメガネを椅子に置いた事を忘れて、ザックを背負い下山してしまった。
(通常メガネ無しでも行動OKなので、この時はまったく気付かなかった・・・)



忘れられたメガネ・・・

★ ロスタイム・・・
展望台から下山して約400m歩いた時、突然自分の違和感に気が付く。
「あれっ!メガネをしていないぞ・・・」
「あっ!展望台だぁ~」とすぐに置き忘れに気付いた。

普通の忘れ物と違い「メガネ」は、そのまま置いて帰る訳に行かず、ザックを置いてすぐに登り返した。
その間チーヤンには待ってもらい一人で取りに戻る。
散々歩いた片道8キロにプラス往復800mは、まったく余計なアルバイトだった。

ロスタイムは20分程だが、自分の足に限界を感じ始めていただけに悲鳴を上げた20分だった。


★ ファットバイクに感動・・・
11:58  馬追温泉登山口
12:05  D道々札幌夕張線登山口

なにやら大勢の若者がD登山口の前に集まっていた。
近くには、車も数台停めてある。
見るとそれぞれが自転車を持って遊歩道の上り坂を押して歩くところだった。
挨拶をして通り過ぎる時自転車を見てびっくり・・・
タイヤが異常に太いのだ。

少しお話をするとこの自転車(バイク)は、ファットバイクという名で雪道を始めダートや砂地も走れる
アメリカ生まれのバイクらしい。馬追丘陵はこの時期彼らの人気スポットらしく、休日には仲間で集まる
場所らしい。女性を含む8人がファットバイクに跨り颯爽と遊歩道を走る姿に素直に感動する私だった。
同時に「これほしい・・・!」と思った。



遊歩道を走るファットバイク・・・


瀞台にさっそう現れたファットバイカーたち・・・


帰宅してからネットで調べたファットバイク写真・・・


冬用のスパイクタイヤもありお値段も3万円前後~30万円前後まで幅広い

12:50  瀞台下山
瀞台で彼らと別れ私たちは車のある登山口を目指した。
すると登山口近くの稜線でまた違うバイカーとすれ違う。

休日の馬追丘陵はファットバイク花盛りぃ~でした。


14:07 G道々長沼夕張線登山口
帰路、長沼温泉で汗を流し、16時過ぎ帰宅した。









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