リベンジの再来1000m超峰全15座踏破!
暑寒別岳(1491m)~東暑寒岳(1126m)
■ 山 行 日 2015年 5月 1日(金) 日帰り
■ ル ー ト 暑寒荘~暑寒別岳~東暑寒岳~暑寒荘
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №6
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「暑寒沢」「暑寒別岳」
■ 三角点・点名 暑寒別岳・・・一等三角点・点名「暑寒岳ショカンダケ」
東暑寒岳・・・三等三角点・点名「東暑寒岳・ヒガシショカンダケ」
■ コースタイム 暑寒別岳・・登り 4時間25分
暑寒別岳~東暑寒岳 登り1時間
東暑寒岳~暑寒別岳 下り登り返し 1時間47分
暑寒別岳~下り 1時間02分
<登り>
07:55 登山口(暑寒荘駐車場)出発
08:52~09:00 佐上台593付近(標識54番)
09:50~10:00 5合目(855)付近 前回の登行中止点、札84番
10:35 1075直下
12:20 暑寒別岳頂上
12:30 東暑寒岳へ
13:30 東暑寒岳頂上
<下り>
13:50 下山開始
14:20~25 スキーデポ地点
15:00 尾根取付き(標高約1200m)
15:37~45 暑寒別岳頂上直下シール外す
16:25 札54番
16:47 駐車場
※ 地形図ルートはこちらを参照下さい。⇒ 4/26の記録
★ 勘違いしていた想定外のハプニング・・・
1時間30分ロスタイム
3:10 自宅出発
5:20~6:50 浜益区千代志別トンネル前「通行止」
今日のリベンジを楽しみに意気込んで早起きした出発もとんだハプニングに遭遇。
前回もここで工事をしている事は承知していたが、5月1日は工事が無いと「電光案内板」で
確認して安心していた。その表示は「4/27~4/30まで夜間通行止め」とあったので
翌5/1は通行出来ると解釈してしまった。しかし、工期は8/31までで夜9:00~
翌7:00まで通行止め(ただし、土曜・日曜・祝日は除く)と看板には案内があった。
前回の4/26は、日曜だったので通行止めでは無かったが、そうとは知らずの誤算である。
暑寒荘6:00到着の予定が1時間半もロスし、長丁場のリベンジが危うくなって来た。
★ 群別岳林道偵察へ・・・
ゲートが開く7:00までの約1時間半を利用して来週登る予定の群別岳登山口を偵察する事にした。
国道から約3.1㎞入った「第2群別川橋」のすぐ先で残雪がありここで終了。
そこには登山者らしき車が1台駐車してあり残雪の林道にトレースがあった。
雪は少ないので来週にはもう少し先まで行けるかも知れないが、それでもかなりの歩きが
要求されそうだ。今から覚悟が必要・・・?
★ 快晴・微風・・・
7:37 暑寒荘駐車場着
前回と違い平日の暑寒荘P帯の車は少ない。
ロスタイムで遅くなった・・・と思っているのは私たちだけなのか後続から次々と到着組も居るし
これから出発するパーティーも何組か居たので、暑寒別岳のみの山行ならこれが普通かもと認識する。
7:55 出発
前回から更に融雪が進み駐車帯の周りの残雪は少ない。
林道の一部は、来週なら雪が切れてスキーを担ぐ事になるだろう。
また、沢の渡渉も前回と同じ場所はSBが落ちて口を開き、勢い良く流れている。
渡渉点は少しずつ下流になってくるだろう・・・。
平日、余裕のP帯・・・
どうなる・・・リベンジ出発
尾根、再び・・・標高約600m(札54番)
★ 気持ち新たに・・・
出発が予定より1時間半遅れた事で「北暑寒岳」は早々パスする事にした。
今日の良き日に何とか「東暑寒岳」の初登頂と樺戸・増毛山地1000m超峰全山の踏破を
成し遂げたいと気持ちを新たに気合を入れる。
先行者と後続者の居る中で追い着く事も抜かれる事も無くマイペースで登行。
前回よりはるかに風は弱く歩き易いが額からの汗は止まらない。
気持ち新たに・・・
前回4/26登行を中止した、札84番が恋しかったので一枚
時間の経過と共に青空が広がり風も弱い、絶好の登山日和だ・・
先行者が暑寒別岳頂上台地の北斜面に取付いていた・・・
★ 頂上北斜面・・・
頂上台地の北斜面を登る先行者グループを確認すると、自分たちもようやくここまで来たかと
褒めたくなった。
ここまで約3時間半・・・あの壁の登りにどれほど掛かるのか先行者の登りをタイムチェック
だいたい40分位だなぁ~・・・と、ため息つきながら納得の覚悟を決める。
彼らのトレースをありがたく利用しながら一歩一歩登り、やっぱり40分ほど掛かってようやく
頂上台地に登った。
先行者は全部で9名ほど居たが全員と途中で擦れ違い、頂上は私たちの貸切だった。
快晴も風だけは強い。でも360度の絶景は何度見ても癒され感動する。
12:20 暑寒別岳頂上 (登り4時間25分)
先行者とは途中で擦れ違い貸切の頂上に着く・・・
エバ5度目、チーヤン4度目の暑寒別岳頂上・・・風は強い、東暑寒岳ルートの案内板は無い(笑)
★ いよいよ本番・・・
12:30 東暑寒岳へ出発
今日は、このピークが目標では無くただの通過点なのだ。
ゆっくりと山頂気分を味わう暇も無く写真だけ撮って早々出発する事にした。
もう間違える事もないが、地図と目視で東尾根を確認しどこから降りるか・・・とシールを付けたまま
下降する事にした。
標高差で約300mの下降。
見た目以上の絶壁は北斜面よりキツイ。
途中で転んだら止まらないかもの斜度は、恐怖心さえ覚える。
しかし、果敢に攻めて降りてしまえばアッという間。適度に緩んだザラメ雪状の雪面は
シールを付けたままでも充分楽しみながら降りる事が出来た。でも振り返り見上げる斜面は
まるで砂漠の様だった。帰りはここを登り返すのかぁ~とため息ひとつ。
東尾根取付き(約1200m)から東暑寒岳までは距離約1.3キロ
尾根上はすでにハイ松が出ていたので、南側の残雪斜面を利用しながらスキーで歩く。
しかし、1213標高点手前で残雪が切れてハイ松が出て来たのでスキーをデポ。
この先はツボ足で行く事にした・・・が、これが間違いだった。
ハイ松を越えたのは一箇所だけでその後はずっと雪が繋がりロスタイムとなるも
諦めて歩く事にする。
暑寒別岳頂上からシールを付けたまま下降するチーヤン
いよいよ東暑寒別岳への東尾根に取付く・・・
途中で雪が切れてハイ松が出て来たのでスキーをデポしたが・・・これが判断ミス
地形図上1213手前から暑寒別岳を背に・・・
★ ついに三角点見つけた・・・
13:30 東暑寒岳三角点 到着
東暑寒岳の頂上は、地形図上から1213標高点を越えると尾根上は広く緩斜度になる。
そして頂上の三角点からすぐに斜度が急になるので位置の確認は容易だった。
ただ三角点はきっとハイ松の中なので探し当てられるかがポイントだったが、そこは勘の好いエバ
それらしき場所を目掛けてハイ松の藪へ突入・・・ほぼ一発で見つける。
ハイ松と笹薮の中からついに三角点を見つける・・・
東暑寒岳頂上にて・・・
東暑寒岳頂上・・・尾根上の点でしかないが達成感は一杯だ
★ 感慨無量・・・
登山口から5時間35分、こんな超マイナーな山に来る人はいったい何人いるだろう?
1000m超峰踏破でも意識しない限りこの山の存在すら知る事は無かったろうに山名記載無き
「東暑寒岳」の頂上に今立っている事が不思議だった。
尾根上の点で山の頂上感はまったく無いが、ここから望む景色はまた格別であるから
お勧めしたい山だ。
これで樺戸・増毛山地の1000m超峰全15座をすべて夫婦で登り切った事になり
記念すべき登頂の日となった。
15座を一つずつ思い出すと登山道のある南暑寒岳以外はすべて残雪期を利用しての登行。
暑寒別岳も登山道はあるが、夏道を辿ったのは私だけでチーヤンは残雪期のスキーだった。
群別岳は、山岳会の仲間と群別川からの挑戦もあったが時間切れで山頂直下で撤退していた
のも今は懐かしい思い出。徳富川から群別岳に登り、帰路は暑寒別川を下った時は始めて函の
泳ぎを体験し、暗闇のビバークで遭難騒ぎの一歩手前だったのはもう14年も前になる。
先日登頂した大滝山や奥徳富岳は自宅から日帰りする強行日程、往復12時間の登行と
往復6時間のドライブは、自分でも感心する山行だった。
幌天狗手前にテント泊し目指した群別岳、これ以上ない快晴に恵まれ先行者も居て感動の
登頂を果たしたのも記憶に新しい。
どの山の登頂もすべて快晴であったことに驚く。
これからも色々なバリエーションでこの山域を楽しみたい。
「感慨無量」そんな言葉がぴったりの今日の山行だった。
暫し、もう来ることは無いだろう東暑寒岳の山頂から景色を堪能し別れを告げた・・・。
東暑寒岳から望む「南暑寒岳1296m」
東暑寒岳から望む「恵岱岳1060m」
★ 下山開始・・・
13:50 下山開始
しっかり締まった雪はツボ足でもほとんど埋まらない。
登りのトレースを辿り会話しながらの下りは充実感に慕っていた・・・。
スキーデポまで約30分掛かったがスキーなら15分で来たかも知れない。
東尾根の取付き(約1200m地点)からの登り返しは、事前の覚悟のお陰で一歩ずつ登ると
約40分で頂上直下まで来れた。嫌だ嫌だと思っても歩を進めればいつかは着くのが登山である。
15:45 頂上直下、スキー滑降開始
もう誰も居ないだろうこの時間だ・・・静かな増毛山魂は私たちの貸切?
頂上直下からスキーを滑らせながら北斜面の上に着く。
強かった風はそよ風となり日差しが暑いくらいだった。
一面のゲレンデを一気に滑り降りる快感、疲れ切っているのにスキーは楽しい。
登り4時間も下りは1時間で降りてしまった。
駐車場には、旭川ナンバーの1台が停めてあるだけでガランとしている。
帰路は、浜益温泉で汗を流し21:10無事帰宅した。
暑寒別岳に向かう帰路の東尾根上・・・
疲れピークなのに標高差300mの登り返しはキツイ・・・
携帯で写した一枚(暑寒別岳の東斜面)、逆光も砂漠に見えた雪原の斜面に感動・・・
暑寒別岳頂上直下から望む鋭鋒2座・・・
群別岳ズーム
奥徳富岳ズーム
下り、頂上北斜面・・・
もう私たち2人の貸切ゲレンデだぁ~
※ 5/4アップ終了しました。
暑寒別岳(1491m)~東暑寒岳(1126m)
■ 山 行 日 2015年 5月 1日(金) 日帰り
■ ル ー ト 暑寒荘~暑寒別岳~東暑寒岳~暑寒荘
■ メ ン バ ー 夫婦登山 №6
■ 登 山 形 態 山スキー
■ 地 形 図 1/25000地形図 「暑寒沢」「暑寒別岳」
■ 三角点・点名 暑寒別岳・・・一等三角点・点名「暑寒岳ショカンダケ」
東暑寒岳・・・三等三角点・点名「東暑寒岳・ヒガシショカンダケ」
■ コースタイム 暑寒別岳・・登り 4時間25分
暑寒別岳~東暑寒岳 登り1時間
東暑寒岳~暑寒別岳 下り登り返し 1時間47分
暑寒別岳~下り 1時間02分
<登り>
07:55 登山口(暑寒荘駐車場)出発
08:52~09:00 佐上台593付近(標識54番)
09:50~10:00 5合目(855)付近 前回の登行中止点、札84番
10:35 1075直下
12:20 暑寒別岳頂上
12:30 東暑寒岳へ
13:30 東暑寒岳頂上
<下り>
13:50 下山開始
14:20~25 スキーデポ地点
15:00 尾根取付き(標高約1200m)
15:37~45 暑寒別岳頂上直下シール外す
16:25 札54番
16:47 駐車場
※ 地形図ルートはこちらを参照下さい。⇒ 4/26の記録
★ 勘違いしていた想定外のハプニング・・・
1時間30分ロスタイム
3:10 自宅出発
5:20~6:50 浜益区千代志別トンネル前「通行止」
今日のリベンジを楽しみに意気込んで早起きした出発もとんだハプニングに遭遇。
前回もここで工事をしている事は承知していたが、5月1日は工事が無いと「電光案内板」で
確認して安心していた。その表示は「4/27~4/30まで夜間通行止め」とあったので
翌5/1は通行出来ると解釈してしまった。しかし、工期は8/31までで夜9:00~
翌7:00まで通行止め(ただし、土曜・日曜・祝日は除く)と看板には案内があった。
前回の4/26は、日曜だったので通行止めでは無かったが、そうとは知らずの誤算である。
暑寒荘6:00到着の予定が1時間半もロスし、長丁場のリベンジが危うくなって来た。
★ 群別岳林道偵察へ・・・
ゲートが開く7:00までの約1時間半を利用して来週登る予定の群別岳登山口を偵察する事にした。
国道から約3.1㎞入った「第2群別川橋」のすぐ先で残雪がありここで終了。
そこには登山者らしき車が1台駐車してあり残雪の林道にトレースがあった。
雪は少ないので来週にはもう少し先まで行けるかも知れないが、それでもかなりの歩きが
要求されそうだ。今から覚悟が必要・・・?
★ 快晴・微風・・・
7:37 暑寒荘駐車場着
前回と違い平日の暑寒荘P帯の車は少ない。
ロスタイムで遅くなった・・・と思っているのは私たちだけなのか後続から次々と到着組も居るし
これから出発するパーティーも何組か居たので、暑寒別岳のみの山行ならこれが普通かもと認識する。
7:55 出発
前回から更に融雪が進み駐車帯の周りの残雪は少ない。
林道の一部は、来週なら雪が切れてスキーを担ぐ事になるだろう。
また、沢の渡渉も前回と同じ場所はSBが落ちて口を開き、勢い良く流れている。
渡渉点は少しずつ下流になってくるだろう・・・。
平日、余裕のP帯・・・
どうなる・・・リベンジ出発
尾根、再び・・・標高約600m(札54番)
★ 気持ち新たに・・・
出発が予定より1時間半遅れた事で「北暑寒岳」は早々パスする事にした。
今日の良き日に何とか「東暑寒岳」の初登頂と樺戸・増毛山地1000m超峰全山の踏破を
成し遂げたいと気持ちを新たに気合を入れる。
先行者と後続者の居る中で追い着く事も抜かれる事も無くマイペースで登行。
前回よりはるかに風は弱く歩き易いが額からの汗は止まらない。
気持ち新たに・・・
前回4/26登行を中止した、札84番が恋しかったので一枚
時間の経過と共に青空が広がり風も弱い、絶好の登山日和だ・・
先行者が暑寒別岳頂上台地の北斜面に取付いていた・・・
★ 頂上北斜面・・・
頂上台地の北斜面を登る先行者グループを確認すると、自分たちもようやくここまで来たかと
褒めたくなった。
ここまで約3時間半・・・あの壁の登りにどれほど掛かるのか先行者の登りをタイムチェック
だいたい40分位だなぁ~・・・と、ため息つきながら納得の覚悟を決める。
彼らのトレースをありがたく利用しながら一歩一歩登り、やっぱり40分ほど掛かってようやく
頂上台地に登った。
先行者は全部で9名ほど居たが全員と途中で擦れ違い、頂上は私たちの貸切だった。
快晴も風だけは強い。でも360度の絶景は何度見ても癒され感動する。
12:20 暑寒別岳頂上 (登り4時間25分)
先行者とは途中で擦れ違い貸切の頂上に着く・・・
エバ5度目、チーヤン4度目の暑寒別岳頂上・・・風は強い、東暑寒岳ルートの案内板は無い(笑)
★ いよいよ本番・・・
12:30 東暑寒岳へ出発
今日は、このピークが目標では無くただの通過点なのだ。
ゆっくりと山頂気分を味わう暇も無く写真だけ撮って早々出発する事にした。
もう間違える事もないが、地図と目視で東尾根を確認しどこから降りるか・・・とシールを付けたまま
下降する事にした。
標高差で約300mの下降。
見た目以上の絶壁は北斜面よりキツイ。
途中で転んだら止まらないかもの斜度は、恐怖心さえ覚える。
しかし、果敢に攻めて降りてしまえばアッという間。適度に緩んだザラメ雪状の雪面は
シールを付けたままでも充分楽しみながら降りる事が出来た。でも振り返り見上げる斜面は
まるで砂漠の様だった。帰りはここを登り返すのかぁ~とため息ひとつ。
東尾根取付き(約1200m)から東暑寒岳までは距離約1.3キロ
尾根上はすでにハイ松が出ていたので、南側の残雪斜面を利用しながらスキーで歩く。
しかし、1213標高点手前で残雪が切れてハイ松が出て来たのでスキーをデポ。
この先はツボ足で行く事にした・・・が、これが間違いだった。
ハイ松を越えたのは一箇所だけでその後はずっと雪が繋がりロスタイムとなるも
諦めて歩く事にする。
暑寒別岳頂上からシールを付けたまま下降するチーヤン
いよいよ東暑寒別岳への東尾根に取付く・・・
途中で雪が切れてハイ松が出て来たのでスキーをデポしたが・・・これが判断ミス
地形図上1213手前から暑寒別岳を背に・・・
★ ついに三角点見つけた・・・
13:30 東暑寒岳三角点 到着
東暑寒岳の頂上は、地形図上から1213標高点を越えると尾根上は広く緩斜度になる。
そして頂上の三角点からすぐに斜度が急になるので位置の確認は容易だった。
ただ三角点はきっとハイ松の中なので探し当てられるかがポイントだったが、そこは勘の好いエバ
それらしき場所を目掛けてハイ松の藪へ突入・・・ほぼ一発で見つける。
ハイ松と笹薮の中からついに三角点を見つける・・・
東暑寒岳頂上にて・・・
東暑寒岳頂上・・・尾根上の点でしかないが達成感は一杯だ
★ 感慨無量・・・
登山口から5時間35分、こんな超マイナーな山に来る人はいったい何人いるだろう?
1000m超峰踏破でも意識しない限りこの山の存在すら知る事は無かったろうに山名記載無き
「東暑寒岳」の頂上に今立っている事が不思議だった。
尾根上の点で山の頂上感はまったく無いが、ここから望む景色はまた格別であるから
お勧めしたい山だ。
これで樺戸・増毛山地の1000m超峰全15座をすべて夫婦で登り切った事になり
記念すべき登頂の日となった。
15座を一つずつ思い出すと登山道のある南暑寒岳以外はすべて残雪期を利用しての登行。
暑寒別岳も登山道はあるが、夏道を辿ったのは私だけでチーヤンは残雪期のスキーだった。
群別岳は、山岳会の仲間と群別川からの挑戦もあったが時間切れで山頂直下で撤退していた
のも今は懐かしい思い出。徳富川から群別岳に登り、帰路は暑寒別川を下った時は始めて函の
泳ぎを体験し、暗闇のビバークで遭難騒ぎの一歩手前だったのはもう14年も前になる。
先日登頂した大滝山や奥徳富岳は自宅から日帰りする強行日程、往復12時間の登行と
往復6時間のドライブは、自分でも感心する山行だった。
幌天狗手前にテント泊し目指した群別岳、これ以上ない快晴に恵まれ先行者も居て感動の
登頂を果たしたのも記憶に新しい。
どの山の登頂もすべて快晴であったことに驚く。
これからも色々なバリエーションでこの山域を楽しみたい。
「感慨無量」そんな言葉がぴったりの今日の山行だった。
暫し、もう来ることは無いだろう東暑寒岳の山頂から景色を堪能し別れを告げた・・・。
東暑寒岳から望む「南暑寒岳1296m」
東暑寒岳から望む「恵岱岳1060m」
★ 下山開始・・・
13:50 下山開始
しっかり締まった雪はツボ足でもほとんど埋まらない。
登りのトレースを辿り会話しながらの下りは充実感に慕っていた・・・。
スキーデポまで約30分掛かったがスキーなら15分で来たかも知れない。
東尾根の取付き(約1200m地点)からの登り返しは、事前の覚悟のお陰で一歩ずつ登ると
約40分で頂上直下まで来れた。嫌だ嫌だと思っても歩を進めればいつかは着くのが登山である。
15:45 頂上直下、スキー滑降開始
もう誰も居ないだろうこの時間だ・・・静かな増毛山魂は私たちの貸切?
頂上直下からスキーを滑らせながら北斜面の上に着く。
強かった風はそよ風となり日差しが暑いくらいだった。
一面のゲレンデを一気に滑り降りる快感、疲れ切っているのにスキーは楽しい。
登り4時間も下りは1時間で降りてしまった。
駐車場には、旭川ナンバーの1台が停めてあるだけでガランとしている。
帰路は、浜益温泉で汗を流し21:10無事帰宅した。
暑寒別岳に向かう帰路の東尾根上・・・
疲れピークなのに標高差300mの登り返しはキツイ・・・
携帯で写した一枚(暑寒別岳の東斜面)、逆光も砂漠に見えた雪原の斜面に感動・・・
暑寒別岳頂上直下から望む鋭鋒2座・・・
群別岳ズーム
奥徳富岳ズーム
下り、頂上北斜面・・・
もう私たち2人の貸切ゲレンデだぁ~
※ 5/4アップ終了しました。
最近増毛で遊びすぎたoginoです(笑)
5/1大斜面下で上を見上げると、ポールにたくさんの赤布をつけて登っていたのはエバさんご夫婦だったんですね。
少し遅れ気味の奥様を気遣いながらの姿は、心温まりました。
自分たちのPはその後、群別に向かいましたが、その際目にした東暑寒に向かっての綺麗なシュプールが印象的でした。
そうです。ポールに一杯ピンクのテープを付けていたのは
私たち夫婦です。あの時下に居たグループがそうだったんですね。
妻を気遣いしていたのではなくゼィゼィ~で足が止まっただけでした(笑)
群別への縦走でしたか?
私たちとは違うスキーのトレースが不思議でしたが
これで納得です。もしかして駐車場に残した車はoginoさんかな?
そして群別川林道に停めてあったハイエースは仲間だったりして・・・
お疲れ様でした・・・。