楽しさ満載、HYML恒例行事1月編・・・
三段山オフミ に、参加しました・・・
親睦と酒と山と料理と温泉に酔いしれて・・・
■ 開 催 日 2015年1月10日(土) ~ 2泊3日
■ 開 催 会 場 吹上温泉保養センター 「白 銀 荘」
■ メ ン バ ー 下記別途記載
■ 遊 び 方 色々 (湯治、宴会、山スキー、スノーシューなど)
<1日目の参加者・順不同>
inoueさん、guchiパパ、洋ちゃん、里っちゃん、P級長、とうちゃん、前島さん、コージさん、一司さん
北斗さん、佳津子さん、チョーさん、サイちゃん、マリッカさん、森田ムロランさん、バシさん、トミさん
りんごさん、さとしんさん、今コンさん、山ちゃん、北さん、マサさん、朋ちゃん、うしほーさん、nightさん
イケノヤさん、山歩さん、エバ ・・・(別パーティー クリさん、たかたかさん、まっちゃん)
・・・よく見ると、前島さんが居ませ~ん。
★ 6回目の参加、格別なる懇親会・・・
HYML三段山オフミは、2002年から開催され今年で14年目を迎えたと聞く。毎月開催されている
札幌オフミの「ルック岳」懇親会と共にすでに恒例化した行事と言っていい格別なる懇親会だと思って
いる。
何が「格別」なのか・・・
もちろん私個人の感想でありひとそれぞれの思いは違うだろうが、一つは企画性が温かい事。
HYMLには会長とか事務局長という肩書を持つ人は居ない。全員平等の中で会員からこの企画が
起ち上がり、有志たちによって準備された「勝手に懇親会」のネットワークが動く。
会場は上富良野町十勝岳連峰の保養センター「白銀荘」と決め
募集人員は20~30名、最大2泊3日コースで日帰り参加も可である。
大部屋での懇親会がメインとなるも日中の行動はすべてフリーと言うのも斬新である。
つまり湯治のみもOK、酒飲み宴会オンリーもOK、山に登って懇親会だけ参加も良し、グループで
三段山に登ったり前十勝や富良野岳ジャイアント尾根からスキーを楽しむ企画も前日に決められる
大胆自由な参加体制も面白い。
しかし、すべての基本は「自己責任」という唯一のルールがあることも参加者は承知している。
ベテランもビギナーも関係ない、先輩と後輩の差別も無い、上司と部下も存在しないまったく個々の
集まりからなる懇親会は他に聞いたことが無い。
2009年に入会して2010年1月のオフミが初参加だった。
当然ながら大きな驚きと衝撃を受け、たった一晩で忘れられない「格別」な懇親会になっていた。
札幌「ルック岳」懇親会でも開店から閉店まで腰を上げない呑んべぃ~の私だが、ずっと腰を
上げなくても良い泊りの懇親会は本当に落ち着いて飲めるから嬉しい。
集まった人たちが皆山好きでその話題は尽きる事が無い。
「22時消灯」という大きな壁はあるが、始まるのは明るい昼間もOKなのだから不真面目な私には
ピッタリの飲み会に見えてしまう。
こんな書き出しをすれば「不謹慎だぞ!」とお叱りを受けるかも知れないが、ただの飲み会で
ない事も参加者は承知している。
インターネットで繋がった山好きの仲間が一同に結集し、それぞれの知識や技術、情報を出し合って
互いの向上心を高め更に仲間としての親睦を深める・・・と言う大きな目的は、暗黙の了解でした。
前置きが長過ぎましたが、そんなオフミに6回目の参加でした。
★ 個人企画・雪山体験ツアー・・・
昨年のルック岳に初登頂した自称ビギナー3名をどうしてもお誘いしたかった。
3名は夏山のビギナーであり冬山はもとより雪山の経験はまったく無いという。
冬山は怖い・危険・寒いというイメージと装備が高くて買えない、スキーの経験も無く「登山」の範疇から
除外していた世界だと、ルック岳の話である。でも本当は皆さん興味津々で話し出すと止まらない・・・。
ならば低料金で食べ飲み放題、温泉付きのツアーはどうだろう?と声を掛けて見た。
すると3名とも快く参加を表明し準備が進んでいく。
準備段階でメンバーが一人、二人と増えて最終的に参加したメンバーは6名になった。
最初の3名は、nightさん、イケノヤさん、山歩さんだ。
もちろん冬山の装備はほとんど無く足りないものは参加メンバーからお借りする事になった。
吹上温泉露天風呂の入口で記念の一枚を撮る・・・この奥に露天風呂がある
★ パフパフ雪と遊ぶ・・・
初めから冬山を想定したツアーなら堅苦しく厳しい訓練になってしまうので
「雪山体験ツアー」と銘打った遊び心満載で体験して貰おうとアバウトな企画を一晩練る。
とは言っても最低限必要な装備はスノーシューだ。ところが nightさんと山歩さんがすでに持っている
と分かり不足は一足だったのでイケノヤさんには妻のスノーシューを借りた。
他にビーコンやスコップ、ゾンデ棒といったいわゆる「冬山三種の神器」も体験ツアーでは必要な装備。
nightさんは、今日の日のために最新のビーコンを購入したというから気合が入っていた。
足りないものもオフミ参加メンバーからお借り出来たので何とかツアーが始められて良かった。
パフパフの雪に埋もれるnight(ナイト)さん・・・楽しそう!
遊びのゲレンデは白銀荘から三段山夏道ルートの一段目まで・・・
前日から降り積もったパフパフの雪は30~40cmはあった。
スノーシューを始めて履くと言うイケノヤさんはちょっと興奮気味だ。
そして、白銀荘玄関前から望む雪原と樹林広がる三段山を目にする世界は感動ものだろう。
スタート前にビーコンの説明とテストをしていよいよ出発する。
せっかくなのでスキーのトレースは使わず、真っ新な雪面に新たな足跡を付けてもらった。
これを「ラッセルを漕ぐ」といいます。・・・なんてレクチャーし交代しながら体験が始まった。
一歩踏み出すとスノーシューは膝まで埋まり次の一歩が重いと感じた事だろう。
それを何度も感じながら10歩、20歩と続けて行く。
高低の少ないアップダウンルートや樹林の中に入って迷路のラッセルも体験してもらう。
この日のツアーには、経験豊富な北斗さんが加わってくれたのでとても助けられた。
雪山は始めてというトミさんは、準備段階で参加希望があり老いても一年生でしごかれる(笑)
でも62歳から登山を始めたトミさんの喜びもひしひしと伝わる笑顔だった。
全6名での雪遊びも一段目の途中で根を上げそうでバテ気味と見る。
楽しくてショウガナイと思いつつ、深いラッセルの初体験はちょっと厳しかったかも知れない。
ついつい遊びのつもりが訓練になるからわが世代はそれこそ遊びを知らない・・・。
ちょっと反省しつつ休憩してから次は雪崩れビーコン探しを経験してもらった。
雪崩で雪の下に埋まった人を15分以内で探し掘り出す、これ以上遅れると生存の可能性が
どんどん低くなります・・・と言ってしまえばまた遊びではなくなってしまった。
でも皆さん探し当てると嬉しそうだったのでまずは良かったと思う。
(写真提供 山歩)
雪洞堀は白銀荘のキャンプ場隅で試して見た。(要許可済) (写真提供 山歩)
★ 雪洞掘り体験・・・
始めてのスノーシュー歩きも遊びの域を越えて歩きすぎたかも知れない。
最後の体験ツアーは「雪洞を掘ってランチしよう」だったが、山もキャンプ場も積雪が少なく
白銀荘から快く掘り出しの許可を得るも掘って見るとどん詰まりの壁に突き当たってしまった。
それでも雪洞を掘るためのコツや道具の使い方を少しはレクチャー出来たし、何より体験した
メンバーの貴重な体験はこれからの雪山で役立ててほしい。
北斗さんの提案で掘り切れなかった雪洞の上にツエルトを張るコツも伝授され、冷気漂う雪洞モドキで
お湯を沸かしランチタイムに突入する。
雪山では、水はコッフェルに雪の塊りを入れガスストーブで溶かして作るが、この時「誘い水」を
少し入れて沸かしてから雪の塊りを入れると鍋(コッフェル)が焦げ付かないよ・・・(ホントかなぁ~)
狭いながらも楽しいわが家~・・・ナイトさんとトミさん
なんとビールが・・・ナイトさんが白銀荘に走って持って来てくれたぁ~ウレピィー
【1月11日(日)】 ツアー2日目・・・
★ nightさんダウン・・・
8時出発を前にナイトさんから「今日は留守番してます」・・・と申告を受ける。
昨夜の懇親会での二日酔い?と風邪気味の症状が出てるので無理はしませんという事だった。
折角の機会ではあったが、今日は「湯治」のつもりで休養日をお願いして欠席とした。
オフミ参加メンバーから新しい仲間「一司さん」が加わる事になった。
今日の最大の目的は「三段山頂上」
山スキー組はすでに出発して新たに降った新雪に充分なトレースを残してくれた。
ラッセルの苦労は回避し頂上を目指してゆっくりと歩き始める。
キャンプ場の上で他のパーティーの方に撮ってもらった。単独スキーの前島さんも一緒です。
小雪降るトレースを歩く先行組に続くわがパーティー・・・
★ 脅威・自然の変化・・・
歩き始めて約30分で一段目の下に着く。先行パーティーが大きくジグを切ったトレースを残し
一段目の上に繋がっていた。当然私たちもトレースを借りて登り神秘的なエゾマツの樹林帯へ突入する。
途中で昨夜お酒の差し入れを下った私の知人に出会いみんなでお礼と挨拶をする。
二段目の下で先行していたHYMLスキー隊が降りて来て出合う。
深雪に戸惑いながらも先頭に滑り降りたのはテレマークの洋ちゃんだった。
やっぱり格好良い・・・。
最後に期待度大きいトミさんは、照れながらもその期待に応じてちょこんと尻を着けて転倒。
真剣な本人には申し訳ないが、大爆笑で大いに楽しい場になった。
二段目上は急に風も強くなりガスでホワイトアウト状態と聞く。
スキー隊も二段目上で登行を中止して下山したと言っていた。
私たちも行ける所まで、体験ツアーを実施し同じ二段目上の標高1400m付近で中止した。
イケノヤさんと山歩さんにとっても初めてのホワイトアウトを体験したと思う。
まったく先が見えない状態で風が強く冷たい体験である。今はGPSという画期的な道具を
使えば頂上も難しくは無いが、今日の目的に合う条件ではないので納得してほしい中止だ。
一応、デポ旗や標識テープも実際に使用してその大切さを伝授したつもりだが、うまく伝わっただろうか?
標高約1400m地点。二段目の上付近で登行を中止した。
★ 樹林帯でツエルト体験・・・
スキー隊は、あっという間に下山したが、私たちはゆっくりと降りて途中エゾマツの樹林帯の中に
ツエルトを張ってランチタイムにした。アイドル嵐が大好きというイケノヤさんのリクエストに応える事は
出来なかったが「アナと雪の女王」松たか子バージョンでスマホから音楽を流し、談笑しながら楽しい
ひと時を経験した。
ツエルトは持っているだけでなく、実際に張って見ると意外に上手く行かず苦労した。
何度も張って見て色々と工夫する事が必要だと自分自身も教訓になった。
もう下には白銀荘が見えている場所で撮りました。良い笑顔が何よりです・・・。
最後の最後、キャンプ場に降りる下りです。
転んで尚楽しい雪遊び終了です・・・お疲れ様。
★ 予定の半分以下でした・・・
結果としては全部中途半端に終わってしまった感が強いツアーでした。
ビーコン捜索は一人2回以上の予定も・・・1回で終了。
雪洞体験は、雪洞にならずに壁に突き当たり失敗。
目指した三段山頂上も悪天で二段で下山でした。
唯一スノーシューでも雪山体験だけは、充分な積雪とパフパフな新鮮に満足感は得られたと
自負していますが、不充分ながらも何かを掴んてくれたらなぁ~と今後に期待してます。
参加してくれた新人3名を始め、応援してくれた北斗さん、トミさん、一司さんそして写真を撮ってくれた
前島さんありがとうございました。
ビーコンをお借りしたサイちゃん、大変助かりました。ありがとうございます。
楽しいオフミでした。
三段山オフミ に、参加しました・・・
親睦と酒と山と料理と温泉に酔いしれて・・・
■ 開 催 日 2015年1月10日(土) ~ 2泊3日
■ 開 催 会 場 吹上温泉保養センター 「白 銀 荘」
■ メ ン バ ー 下記別途記載
■ 遊 び 方 色々 (湯治、宴会、山スキー、スノーシューなど)
<1日目の参加者・順不同>
inoueさん、guchiパパ、洋ちゃん、里っちゃん、P級長、とうちゃん、前島さん、コージさん、一司さん
北斗さん、佳津子さん、チョーさん、サイちゃん、マリッカさん、森田ムロランさん、バシさん、トミさん
りんごさん、さとしんさん、今コンさん、山ちゃん、北さん、マサさん、朋ちゃん、うしほーさん、nightさん
イケノヤさん、山歩さん、エバ ・・・(別パーティー クリさん、たかたかさん、まっちゃん)
・・・よく見ると、前島さんが居ませ~ん。
★ 6回目の参加、格別なる懇親会・・・
HYML三段山オフミは、2002年から開催され今年で14年目を迎えたと聞く。毎月開催されている
札幌オフミの「ルック岳」懇親会と共にすでに恒例化した行事と言っていい格別なる懇親会だと思って
いる。
何が「格別」なのか・・・
もちろん私個人の感想でありひとそれぞれの思いは違うだろうが、一つは企画性が温かい事。
HYMLには会長とか事務局長という肩書を持つ人は居ない。全員平等の中で会員からこの企画が
起ち上がり、有志たちによって準備された「勝手に懇親会」のネットワークが動く。
会場は上富良野町十勝岳連峰の保養センター「白銀荘」と決め
募集人員は20~30名、最大2泊3日コースで日帰り参加も可である。
大部屋での懇親会がメインとなるも日中の行動はすべてフリーと言うのも斬新である。
つまり湯治のみもOK、酒飲み宴会オンリーもOK、山に登って懇親会だけ参加も良し、グループで
三段山に登ったり前十勝や富良野岳ジャイアント尾根からスキーを楽しむ企画も前日に決められる
大胆自由な参加体制も面白い。
しかし、すべての基本は「自己責任」という唯一のルールがあることも参加者は承知している。
ベテランもビギナーも関係ない、先輩と後輩の差別も無い、上司と部下も存在しないまったく個々の
集まりからなる懇親会は他に聞いたことが無い。
2009年に入会して2010年1月のオフミが初参加だった。
当然ながら大きな驚きと衝撃を受け、たった一晩で忘れられない「格別」な懇親会になっていた。
札幌「ルック岳」懇親会でも開店から閉店まで腰を上げない呑んべぃ~の私だが、ずっと腰を
上げなくても良い泊りの懇親会は本当に落ち着いて飲めるから嬉しい。
集まった人たちが皆山好きでその話題は尽きる事が無い。
「22時消灯」という大きな壁はあるが、始まるのは明るい昼間もOKなのだから不真面目な私には
ピッタリの飲み会に見えてしまう。
こんな書き出しをすれば「不謹慎だぞ!」とお叱りを受けるかも知れないが、ただの飲み会で
ない事も参加者は承知している。
インターネットで繋がった山好きの仲間が一同に結集し、それぞれの知識や技術、情報を出し合って
互いの向上心を高め更に仲間としての親睦を深める・・・と言う大きな目的は、暗黙の了解でした。
前置きが長過ぎましたが、そんなオフミに6回目の参加でした。
★ 個人企画・雪山体験ツアー・・・
昨年のルック岳に初登頂した自称ビギナー3名をどうしてもお誘いしたかった。
3名は夏山のビギナーであり冬山はもとより雪山の経験はまったく無いという。
冬山は怖い・危険・寒いというイメージと装備が高くて買えない、スキーの経験も無く「登山」の範疇から
除外していた世界だと、ルック岳の話である。でも本当は皆さん興味津々で話し出すと止まらない・・・。
ならば低料金で食べ飲み放題、温泉付きのツアーはどうだろう?と声を掛けて見た。
すると3名とも快く参加を表明し準備が進んでいく。
準備段階でメンバーが一人、二人と増えて最終的に参加したメンバーは6名になった。
最初の3名は、nightさん、イケノヤさん、山歩さんだ。
もちろん冬山の装備はほとんど無く足りないものは参加メンバーからお借りする事になった。
吹上温泉露天風呂の入口で記念の一枚を撮る・・・この奥に露天風呂がある
★ パフパフ雪と遊ぶ・・・
初めから冬山を想定したツアーなら堅苦しく厳しい訓練になってしまうので
「雪山体験ツアー」と銘打った遊び心満載で体験して貰おうとアバウトな企画を一晩練る。
とは言っても最低限必要な装備はスノーシューだ。ところが nightさんと山歩さんがすでに持っている
と分かり不足は一足だったのでイケノヤさんには妻のスノーシューを借りた。
他にビーコンやスコップ、ゾンデ棒といったいわゆる「冬山三種の神器」も体験ツアーでは必要な装備。
nightさんは、今日の日のために最新のビーコンを購入したというから気合が入っていた。
足りないものもオフミ参加メンバーからお借り出来たので何とかツアーが始められて良かった。
パフパフの雪に埋もれるnight(ナイト)さん・・・楽しそう!
遊びのゲレンデは白銀荘から三段山夏道ルートの一段目まで・・・
前日から降り積もったパフパフの雪は30~40cmはあった。
スノーシューを始めて履くと言うイケノヤさんはちょっと興奮気味だ。
そして、白銀荘玄関前から望む雪原と樹林広がる三段山を目にする世界は感動ものだろう。
スタート前にビーコンの説明とテストをしていよいよ出発する。
せっかくなのでスキーのトレースは使わず、真っ新な雪面に新たな足跡を付けてもらった。
これを「ラッセルを漕ぐ」といいます。・・・なんてレクチャーし交代しながら体験が始まった。
一歩踏み出すとスノーシューは膝まで埋まり次の一歩が重いと感じた事だろう。
それを何度も感じながら10歩、20歩と続けて行く。
高低の少ないアップダウンルートや樹林の中に入って迷路のラッセルも体験してもらう。
この日のツアーには、経験豊富な北斗さんが加わってくれたのでとても助けられた。
雪山は始めてというトミさんは、準備段階で参加希望があり老いても一年生でしごかれる(笑)
でも62歳から登山を始めたトミさんの喜びもひしひしと伝わる笑顔だった。
全6名での雪遊びも一段目の途中で根を上げそうでバテ気味と見る。
楽しくてショウガナイと思いつつ、深いラッセルの初体験はちょっと厳しかったかも知れない。
ついつい遊びのつもりが訓練になるからわが世代はそれこそ遊びを知らない・・・。
ちょっと反省しつつ休憩してから次は雪崩れビーコン探しを経験してもらった。
雪崩で雪の下に埋まった人を15分以内で探し掘り出す、これ以上遅れると生存の可能性が
どんどん低くなります・・・と言ってしまえばまた遊びではなくなってしまった。
でも皆さん探し当てると嬉しそうだったのでまずは良かったと思う。
(写真提供 山歩)
雪洞堀は白銀荘のキャンプ場隅で試して見た。(要許可済) (写真提供 山歩)
★ 雪洞掘り体験・・・
始めてのスノーシュー歩きも遊びの域を越えて歩きすぎたかも知れない。
最後の体験ツアーは「雪洞を掘ってランチしよう」だったが、山もキャンプ場も積雪が少なく
白銀荘から快く掘り出しの許可を得るも掘って見るとどん詰まりの壁に突き当たってしまった。
それでも雪洞を掘るためのコツや道具の使い方を少しはレクチャー出来たし、何より体験した
メンバーの貴重な体験はこれからの雪山で役立ててほしい。
北斗さんの提案で掘り切れなかった雪洞の上にツエルトを張るコツも伝授され、冷気漂う雪洞モドキで
お湯を沸かしランチタイムに突入する。
雪山では、水はコッフェルに雪の塊りを入れガスストーブで溶かして作るが、この時「誘い水」を
少し入れて沸かしてから雪の塊りを入れると鍋(コッフェル)が焦げ付かないよ・・・(ホントかなぁ~)
狭いながらも楽しいわが家~・・・ナイトさんとトミさん
なんとビールが・・・ナイトさんが白銀荘に走って持って来てくれたぁ~ウレピィー
【1月11日(日)】 ツアー2日目・・・
★ nightさんダウン・・・
8時出発を前にナイトさんから「今日は留守番してます」・・・と申告を受ける。
昨夜の懇親会での二日酔い?と風邪気味の症状が出てるので無理はしませんという事だった。
折角の機会ではあったが、今日は「湯治」のつもりで休養日をお願いして欠席とした。
オフミ参加メンバーから新しい仲間「一司さん」が加わる事になった。
今日の最大の目的は「三段山頂上」
山スキー組はすでに出発して新たに降った新雪に充分なトレースを残してくれた。
ラッセルの苦労は回避し頂上を目指してゆっくりと歩き始める。
キャンプ場の上で他のパーティーの方に撮ってもらった。単独スキーの前島さんも一緒です。
小雪降るトレースを歩く先行組に続くわがパーティー・・・
★ 脅威・自然の変化・・・
歩き始めて約30分で一段目の下に着く。先行パーティーが大きくジグを切ったトレースを残し
一段目の上に繋がっていた。当然私たちもトレースを借りて登り神秘的なエゾマツの樹林帯へ突入する。
途中で昨夜お酒の差し入れを下った私の知人に出会いみんなでお礼と挨拶をする。
二段目の下で先行していたHYMLスキー隊が降りて来て出合う。
深雪に戸惑いながらも先頭に滑り降りたのはテレマークの洋ちゃんだった。
やっぱり格好良い・・・。
最後に期待度大きいトミさんは、照れながらもその期待に応じてちょこんと尻を着けて転倒。
真剣な本人には申し訳ないが、大爆笑で大いに楽しい場になった。
二段目上は急に風も強くなりガスでホワイトアウト状態と聞く。
スキー隊も二段目上で登行を中止して下山したと言っていた。
私たちも行ける所まで、体験ツアーを実施し同じ二段目上の標高1400m付近で中止した。
イケノヤさんと山歩さんにとっても初めてのホワイトアウトを体験したと思う。
まったく先が見えない状態で風が強く冷たい体験である。今はGPSという画期的な道具を
使えば頂上も難しくは無いが、今日の目的に合う条件ではないので納得してほしい中止だ。
一応、デポ旗や標識テープも実際に使用してその大切さを伝授したつもりだが、うまく伝わっただろうか?
標高約1400m地点。二段目の上付近で登行を中止した。
★ 樹林帯でツエルト体験・・・
スキー隊は、あっという間に下山したが、私たちはゆっくりと降りて途中エゾマツの樹林帯の中に
ツエルトを張ってランチタイムにした。アイドル嵐が大好きというイケノヤさんのリクエストに応える事は
出来なかったが「アナと雪の女王」松たか子バージョンでスマホから音楽を流し、談笑しながら楽しい
ひと時を経験した。
ツエルトは持っているだけでなく、実際に張って見ると意外に上手く行かず苦労した。
何度も張って見て色々と工夫する事が必要だと自分自身も教訓になった。
もう下には白銀荘が見えている場所で撮りました。良い笑顔が何よりです・・・。
最後の最後、キャンプ場に降りる下りです。
転んで尚楽しい雪遊び終了です・・・お疲れ様。
★ 予定の半分以下でした・・・
結果としては全部中途半端に終わってしまった感が強いツアーでした。
ビーコン捜索は一人2回以上の予定も・・・1回で終了。
雪洞体験は、雪洞にならずに壁に突き当たり失敗。
目指した三段山頂上も悪天で二段で下山でした。
唯一スノーシューでも雪山体験だけは、充分な積雪とパフパフな新鮮に満足感は得られたと
自負していますが、不充分ながらも何かを掴んてくれたらなぁ~と今後に期待してます。
参加してくれた新人3名を始め、応援してくれた北斗さん、トミさん、一司さんそして写真を撮ってくれた
前島さんありがとうございました。
ビーコンをお借りしたサイちゃん、大変助かりました。ありがとうございます。
楽しいオフミでした。
登山自体を去年から始め、周りの人達には
「雪山は危ないしやらないよ」と言っていた私ですが
結局参加してしまったという・・・(^-^)
でも、ベテランの皆さんのおかげで初めての雪山を満喫する事が出来ました!
晴れた三段山で次こそ山頂まで行ってみたいと思いますのでその時はまたご指導お願いします!!
実に癒しのコメント嬉しいです。
今回の参加ホントにありがとうございました。
皆さんの前向きな意欲と実行力に感激して涙でした。
教えたい事の半分も教えられませんでした。
是非機会があればプロの先生にご指導いただきしっかり
基本を身に付けて下さい。
私でよろしければいつでも・・・・では、ありませんが(笑)
お付合いしますので声掛けて下さい。
待ってます。
なんですけど、僕のように基本をスッ飛ばして山歩きを始めっちゃってる人も最近は多いのではないかと思います。
昔からの山男(女)たちは、恐らく(想像ですが)最初は経験者に連れて行もらうとか、山岳部で始めるとか、基本を教わりながらだったと思います。
山とは未知の世界だったから、そうしないと怖かったんだと思います。
でも最近はネットで情報が入るから、なんとなく行けちゃうんですよね。
トラブルがないうちはそれでいいかもしれませんが、こういう人間(僕のような)は、何か起きた時に対応できない。
恥ずかしながら僕は地形図もほぼ読めません。
冬もちょこちょこ登るくせにビーコンもゾンデ棒も持ってません。
雪洞の掘り方とか弱層テストもわかりません。
機会があれば講習会などにも参加したいと思うものの、なかなかそのヒマはなし、、、
いつか危険な目に遭うなぁ、と思うことがありますよ。
こういう会への参加から山を始めれるって羨ましいです。
おっしゃる通り「何事も基本が大事」なのです・・・が
私の場合は知ったかぶりの素人・我流の教師を装い
新人さんと山遊びしたかっただけでした。
冬山・雪山の経験が無い人は、まず経験する事が
大事・・・それこそ基本だと勝手に思ったのです。
お誘いしたら皆さん快く参加してくれて・・私、頑張ろう
と力入り過ぎ半分も教えられませんでしたぁ~。
今は、ビーコン・ゾンデ・スコップを冬山の三種の神器
と呼ぶようですが昔はそんなもの無くて埋まったら春
までさよなら・・・でした。
今は、雪崩遭難遺体探し装置・・・と諦めつつ身に付け
ながらもしもの時は早く探してね!と命根性丸出しです(笑)