甘美でときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説・・・と思いきや、最後から2行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は、全く違った物語に変貌する。「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
本を選ぶ時、帯のPR文や背表紙の簡単な書評はかなり大きな手がかりになります。
「イニシエーション・ラブ」は、恋愛小説でありながら、大どんでん返しのあるミステリーらしい。
これは私の好きな要素がちゃんとふたつ納められているので、読む価値あり?と思ってペラペラとめくってみたら、小説の舞台は静岡のようだ。
ちょっと調べてみたら著者の乾くるみさんは、静岡大学理学部数学科卒ということがわかり、なるほどと合点がいった。
デートスポットには、お馴染みの地名やお店がバンバン出てくるので、地元である私には具体的な映像が浮かぶのも楽しい。
そしてお楽しみのラストのどんでん返し。
へー。理系の人が小説を書くとこうなるのね! と、驚きと納得の結びでした。
だって、読んでいる時も首を傾げる「?カード」があちこちに散りばめられていることは気付いていたけれど、それがどういう意味を持つのか1回目に読んでいる時はわからない。
わからないままラストへ誘導されて、最後の2行で「あ~、そういうことか。」ってだまされていたことに気付いたら、「?カード」の真相を確かめるために、どうしても2回読んじゃう。やられたー!!
同じ感覚を味わった人と一緒に謎解きをやりたい衝動にかられていたのですが、ネットで調べたらそのあたりの謎をきれいに解いてくれたブログ(ゴンザさんの「ゴンザの園」)がありました。
(さすがインターネット!)
これは完全にネタバラシですので、本を読もうと思っている方は先に読まないようにね。
ドラマや映画ではありえない、文字だからこそ成立するミステリー、オススメです!
本を選ぶ時、帯のPR文や背表紙の簡単な書評はかなり大きな手がかりになります。
「イニシエーション・ラブ」は、恋愛小説でありながら、大どんでん返しのあるミステリーらしい。
これは私の好きな要素がちゃんとふたつ納められているので、読む価値あり?と思ってペラペラとめくってみたら、小説の舞台は静岡のようだ。
ちょっと調べてみたら著者の乾くるみさんは、静岡大学理学部数学科卒ということがわかり、なるほどと合点がいった。
デートスポットには、お馴染みの地名やお店がバンバン出てくるので、地元である私には具体的な映像が浮かぶのも楽しい。
そしてお楽しみのラストのどんでん返し。
へー。理系の人が小説を書くとこうなるのね! と、驚きと納得の結びでした。
だって、読んでいる時も首を傾げる「?カード」があちこちに散りばめられていることは気付いていたけれど、それがどういう意味を持つのか1回目に読んでいる時はわからない。
わからないままラストへ誘導されて、最後の2行で「あ~、そういうことか。」ってだまされていたことに気付いたら、「?カード」の真相を確かめるために、どうしても2回読んじゃう。やられたー!!
同じ感覚を味わった人と一緒に謎解きをやりたい衝動にかられていたのですが、ネットで調べたらそのあたりの謎をきれいに解いてくれたブログ(ゴンザさんの「ゴンザの園」)がありました。
(さすがインターネット!)
これは完全にネタバラシですので、本を読もうと思っている方は先に読まないようにね。
ドラマや映画ではありえない、文字だからこそ成立するミステリー、オススメです!