加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

「サボテン・ブラザース」

2022-01-10 | あ、これ見ました

名前だけは知っていました、この映画 でも知ってる俳優が出ているわけでもないし(私が知らなかっただけかもしれませんが)、コメディって当たり外れが大きいし、しかもあちらモノだと笑いのセンスも違うし、おまけにそんなに激しく宣伝もしてなかったし・・・ってことでリアルタイムでは見ていませんでした。

「サボテン・ブラザース」(1986年/アメリカ)

原題は”THREE AMIGOS”(スリーアミーゴ)とのことですが、サボテンが多く伸びているメキシコの村が舞台ゆえの邦題命名でしょう。日本でヒットしたドラマ&映画「踊る大捜査線」に登場する警察上役おとぼけ3人組をスリーアミーゴと称するのは、この映画が由来かも。

1916年のメキシコを背景にしたこの映画に登場するスリーアミーゴは、ハリウッド映画きっての大スター3人組。「スリーアミーゴ」シリーズは次々と大ヒット。歌って踊って笑いを取って悪党どもを撃って撃って打ち負かすヒーローぶりに人々は大熱狂。そんな映画をドキュメント=実録ニュース映画と思い込んだメキシコの娘。

この娘の住んでいる村は貧困なうえに、とある盗賊集団に常に狙われひどい目に遭っており、危惧した村長は村を救ってくれる勇士を募るために娘を他の村に行かせたのだった。その村でスリーアミーゴを見た娘はハリウッドに「悪党をやっつけてください」といった内容の電報を打つ。この電報を見たスリーアミーゴは、ちょうどこの時映画会社の社長とケンカしてクビになったばかり。「悪党をやっつけてください」の電報を、映画への出演依頼とはなはだ勘違いをするも、勇んでメキシコの村に向かう・・・。

この時点ですでに無茶な前振りなわけで。だからこそ、何も考えずに、敢えて突っ込むこともせず、ほあ~んとリラックスして見られる作品だと理解できます(笑)

 

小道具の拳銃と、弾の出る本物の拳銃を持った盗賊集団との攻防戦も「あ、なるほどね」「あ、そう来たか」といったそれなりの知恵を絞ったやり方ですが、決して派手さはないし大笑いできるわけでもない。それよりも西部劇をベースにしているがゆえのガンファイトや、数多くの馬が疾走するがゆえの迫力には見入ってしまいます

 

時間経過の短絡加減(衣装がいきなり変わっているとか)や、小道具の銃がいつの間にやら本物になって、しかも追加の装弾もせずにガンガン撃ちまくってることはさておき、村の住人と一緒になって盗賊集団をやっつけて万々歳。”平坦なコメディ”によくある、落としどころがもわっとした感があるパターンの終わり方。

これがコメディではなく、ちゃんとした西部劇なら「荒野の七人」などのいわゆる名作映画の一端にあったかもしれません。

 

・・・・・・と、思い出したのが黒澤映画の「七人の侍」 「サボテン・ブラザース」は人数は違えど、まんま「七人の侍」じゃないかぁ~~~ まぁ、「荒野の七人」も黒澤明に敬意を払って作られたハリウッド版「七人の侍」だからね。本家からしたら「サボテン」は親戚みたいなものかな(笑)

 

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ナルトだよなぁ。

2022-01-08 | 生姜焼き&中華

東京は練馬区。西武池袋線「大泉学園駅」近くにある中華店「たつみ本店」

もうね、最高。美味しかったよ~~~~ここのラーメンふつーにふつーのふつーな昭和の味

ナルトが乗ってるだけで、私にはお節料理に見えます(笑)

店の片隅には周囲の住宅地図。出前をする範囲が記されていますね スマホでググるのとは何かが違う・・・・・・そう!記憶力だ!

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シッカロール!

2022-01-06 | 温故知“旧”

正月と言えば「寅さん」

いやいや、その昔は夏休みにも上演されていたんですよ、「男はつらいよ」は。 そう、”盆暮れは寅さん”でしたね。

 

その夏の風物詩ともいえるのがこちら。この場面を見た瞬間に「あっ、シッカロール!」と叫んでしまいました。さくらが満男にシッカロールを塗ってます。汗取り、あせも防止にパタパタされましたねぇ。最近でもやってるのかな。懐かしいなぁ

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2022年明けました♪

2022-01-03 | 日々是充実

今年もまた新しい年が明けました

本年も俳優・加山到へのご支援ご声援をよろしくお願い致します

6月には59歳になります。50代ラストイヤーなんですよ。ほぉ~と、思わず自分で驚いてしまいます。

この9年。いろいろありました。本業でもプライベートでも体の事でも。俳優業でもひとつひとつは素敵な作品に出会えました。でも何か・・・いまひとつ自分の中で盛り上がりがない。プライベートで起こった人間関係のトラブルや他の事由が影響しているのかもしれない。 40代が終わるまでは自分なりにイケイケだった。それが停滞してしまった。そんな感があります。温めていたものが冷めてしまった。貯金が底をついてしまった。そんな例えがあっているかもしれません。

ということで、60歳からは巻き返しだ。そんな思いが数年前から心の中に沸いて来ました。俳優業だけでは食えていけないから、副業にも当然従事している中でメインは変えずとも、資格を取って臨んだ介護業、「加山さんにこんな事までやってもらっていいの!?」と言われて臨んだリムジンバス清掃業。視野が広まりました。人間観察ができました。従事者の本音と建て前。いろいろな垢が体についているはず。洗い落としちゃいけない垢のような気がする。これまで出会った俳優・スタッフの仲間たち。これから出会うであろう多くの素晴らしき人たち。

楽しみな60代を迎え撃つためにも、50代ラストはちょっとだけ足を前に出してみよう。ちょっとだけ沼から出ようともがいてみよう。

今年もよろしくお付き合いください

そういえば・・・今年は日本と中国が国交正常化して50年。加山家が中国に赴いて50年。私が俳優として”中国””中国語”に関われているのは、50年前に始まりました

コメント (4)
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