:: dragonyan ::

日々のこと

Aiming for Enrike @ 心斎橋JANUS

2018-04-08 | 鑑賞とか

金曜日の夜、仕事帰りに1人で
ライブ観に行けるほどに回復してるんですよ。
久々のライブ鑑賞は、Aiming for Enrikeという
ノルウェーの2ピースバンドのライブでした。



前日の夜にぴあでチケット買ったら整理番号が23番で、
もしやお客さん23人だけかと心配したけど、
ぎゅうぎゅうではないものの、そこそこ入ってたから良かった。

1組目のtricotという日本人バンドの演奏が終わった後、
前方を陣取る人たちがなんとなくオタクぽい人たちに見えましたが、
演奏が始まって納得。客層がそうであっても仕方がない。
初めて見るAiming for Enrikeの演奏ぶりは
オタクで変態の世界でした。

すげーーとしか言いようがない、
2ピースやのに一体どうなってそんな音が鳴っているのか意味わからん。
ギターとドラムだけやのに、音の分厚さ半端なかった。

こんな話したら引かれるので、ここだけの話、小声で言いましょう。

(ライブ中テンションが上がってくると、
自分の中から龍が飛び出て会場内をうねり飛ぶんですね。
いや、あくまで脳内イメージの話ですよ。それが昨日もありましてね、
それだけグォーーとテンションの上がる凄まじきライブでした。)

観に行って超良かった!かっこ良かった!

THE BRIAN SETZER ORCHESTRA @ なんばハッチ

2018-02-06 | 鑑賞とか

高校生の時、当時はダビングと言えばカセットテープの時代、
友達が好きやったストレイキャッツのCDを借りて、
ダビングしたカセットテープは最近まで実家にありましたわ。
その後買ったブライアンセッツァーのCD「ダーティーブギ」が
ストレイキャッツのその人と、自分の中で繋がっていたかどうかは
遠い記憶すぎて覚えてはおりません。

そんなこんなで歳月を経て、いつか行くかと思いながら
機会をうかがっていましたが、ようやっと行くことになりましたよ。



「かっこいい大人の男性」を体現したような渋さに目を奪われましたわ。
余裕のある男は楽しんでおられる。
技術力と経験、踏んできた場数に裏打ちされた余裕であろうかしら。
昔の甘いマスクも歳を取られても色褪せず、、、
いや、梅宮たっちゃんになったとて、醸し出す雰囲気は「かっこいい」である。

58歳になられても声はよく出ていたし、
1時間半のライブをほぼノンストップで演奏できる体力すごいな。
ストレイキャッツの曲もやし、他の方のカバー曲やら、全部で何曲されたのか。
本編最後の「ROCK THIS TOWN」は言わずもがなの大盛り上がり。
私はカバー曲の「WICHITA LINEMAN」て曲がすごいグッときたわ。

オーケストラを引き連れてのライブは、完全完璧なるエンターテイメントショーで、
三週連続のライブ鑑賞の最終にふさわしい、素晴らしいライブやった。




KITTY,DAISY&LEWIS(キティデイジー&ルイス)@ 梅田クラブクアトロ

2018-01-27 | 鑑賞とか

世界平和を願うことも大事ですが、
まずは目の前にいる人を笑顔にすることのほうが大事と思う。
家族や恋人や友人や職場の人や道行く人や店員や。
近しい人に険悪な空気を振りまきながら世界平和なんてあるものか。
そういう風に思える大人になりました。

芸人さんとか音楽家とか職業はなんであれ、
見ず知らずの大勢を笑顔で幸せな気持ちにさせる人たちは
平和の使者かね。

ライブ会場なんかは、演奏する人とお客さんの相乗効果によって、
幸せムードに包まれた最高のパワースポットやと思う。
(たまに疲れる時もあるけど)

昨日はまたしてもパワースポットに行ってきましたよ。


KITTY, DAISY & LEWIS(キティデイジー&ルイス)

イギリス出身の三兄弟で、
父母ともに音楽に携わる仕事をしてきたとか。
サポートメンバーのベースは母親ってのはほんまなんやろか。
ほんまやとしたら、なんとも骨太な母ちゃんかっこええなー。

演奏する楽器を代わる代わる交代しながら
レゲエ調やったり、カントリー、ロカビリーぽかったり、
いろんなバリエーションでもって多才さを披露してくれました。
素敵兄弟すぎるやろー、めっちゃ良かった!

うちの兄弟の仲はそこそこ良いほうやと思うけど、
一つのマイクで顔を近づけて歌うとか、姉妹兄弟でそんなこと。
いやいやいやいやいや、無い無い無いです。



セクシーなキティさんのハーモニカ素晴らし、
やんちゃな雰囲気のデイジーさんがドラム叩くええ感じ、
2人の姉妹に挟まれたルイスさん印象薄かったけど、
素敵な音楽を浴びてただただ楽しい空間でございました。

余談ですが、ラジオDJのマーキーさんが観に来られてたわ。
東京公演では松田翔太がいてたらしい!さすが東京。

FLEET FOXES @BIGCAT

2018-01-20 | 鑑賞とか

自分には関係のない人の行動にそんなに興味がないので、
引退にまで追い込みたい人の心情が分かりません。

20年以上ずっと
映画「スモーク」が好きである理由を考えていました。
正義だの悪だの、良いだの悪いだのだけではない、
人間が持つ、どうしようもないグレーの部分を
グレーのまますくい上げる優しい眼差し、
みたいなものが好きなんやと思う。
清濁併せ呑むような度量の広さに憧れがある。

去年放映されていたドラマ「カルテット」にも
それを感じていたから好きやったのかもしれん。
あのドラマはキャスティングもバッチリやったなー。
松さんも満島さんも好演やったなー。男性陣も良かった。

とは言え、
最近はワイドショーやニュースをほとんど見てない生活でして、
世間で起きている与太ごとに心を奪われることも少なくなった。
それよりなんかおもろいことに時間を費やしたいのです。

で、昨晩、
私にとっておもろいことであるライブ鑑賞をしてきました。

FLEET FOXESーーーー!!


時空を超えはせんかったけど、良かった!!

6年前に観た時は、
ヒリヒリと薄氷の上を歩くような緊張感が会場を包んでいました。
息を潜めて一音一音に耳を傾けることに集中していたら、
その世界に入り込み、ほんでもって時空を超えた気がしたんやけど、
昨日観たFLEET FOXESは前回とはバンドの性格が変わってしまったようやった。
地上に降りてきたというか、人間らしく明るいバンドになっていた。
ほんで、それはそれで良かったのであります、楽しかった!

自分の枠を広げるためには、自分を忘れる必要があるんやと思う。
私にとったらライブ鑑賞がそれを助けるツールであるけど、
何かに没頭したり集中したりして、自分の中に生きたら
人の不倫なんてどうでもよくなるんちゃう。知らんけど。


Cornelius @なんばHatch

2017-10-24 | 鑑賞とか

2008年春、コーネリアスのライブを観るために取っていたチケットは、
私の引っ越しの日程とかぶったために行けず、無駄にしてしまった。
いつか必ずコーネリアスのライブに行ってやるぞという思いは、
9年の歳月を経て叶えられたのであります。



これは観るべきライブやったわ。かっこ良かった!
VJやライティングなど駆使された演出もさることながら、
難解な音の羅列の再現率の高さには驚くばかりで、とにかくかっこ良かった!
ゴリゴリギターかき鳴らし系の曲なんかもあるんやけど、
「洗練」という言葉がしっくりくる。

大阪の人はだいたい、
いきってる人や、ええかっこしいの人に対して拒絶反応を示しますが、
自然と醸し出される洗練さには、圧倒的な憧れを持っています。
それはやっぱり関西という土地からは湧き出ることのない感性みたいな気がする。

なにわっこは子供の頃から「ごめんくさい!あーくさー!」とかいう
ギャグを見ながら育ってるんやから、洗練さからはそら程遠いわいな。

そんなわけで、アンコールの時にアンプが壊れるハプニングにも、
冷静な対処がいかにもやった。慌てへんしおちょけませんよ。

それにしてもドラムあらきさんの凄さよ。
どうなってるか分からんリズムにピタリ合わせられるのはどういうことや。
すごいなー。ほんまにかっこいい。

ほぼMC無しの2時間ほどのライブ、釘付けであっちゅう間やった。
楽しかった。また行きたいなー。


ライブ後行った、阿波座「シダラタ」のカレーもめっちゃ美味しかった!

ヤングライオン祭り'17 @大阪城野外音楽堂

2017-05-14 | 鑑賞とか

今日は姪っ子と二人で大阪城野外音楽堂まで
ヤングライオン祭りという音楽イベントに行ってきた。

いやー、実にええ天気、ええ天気すぎて気温の上がり方も半端なく
日影の全くない大阪城野外音楽堂での観賞は「THE 過酷」でした。
おばちゃん途中で倒れるかもしれん、と姪っ子に弱音をはきながら、
お目当のバンドが1番手、2番手と続いていたので倒れずにすんで良かった。

一組目はチャランポランタン


相変わらずおもろい姉妹ですねー。
なんや知らん、ラジオ体操させられたり、何度も何度も「猿」と言わせられたり、
そんな参加型のライブ、30分の持ち時間あっちゅう間に終わりました。

2組目が、今日のお目当のCHAIというガールズバンド


見た目からは想像できない骨太な音を出しながらも
いろんなセオリーを無視して自由に音楽を創るバンド、という印象。
どうやら枠から外れてる感のあるバンドが好きならしい。
すごいかっこ良かったですよー。

姪っ子には私の言う「かっこいい」の感じが理解できんかったようやけど、
良かったとは言ってたので、まぁええかや。

イベント自体はまだまだ続くけど、お目当ては見れたのでそそくさ出た。
なんせ暑ぅーて暑ぅーて。夏フェスとか行く人の気がしれんわ。

帰り道、スズメの水浴びを見て和んだり。


森ノ宮キューズモールをブラブラしたり、
姪っ子と二人だけのお出かけは、現地集合現地解散で終了。
くそ暑い中おばにお付き合いしてくれてありがとう。


CHAI『ボーイズ・セコ・メン』Official Music Video

映画『LION/ライオン 〜25年目のただいま〜』

2017-04-27 | 鑑賞とか

昨日は水曜日レディースデイなので観てきたよね。
ほんで今日のテレビ「奇跡体験!アンビリーバボー」でもやってたよね。
軽いタッチの再現VTRにがっかりしながらも、
映画とはまた違ったストーリーも見られて良かったな。


この男の子がかわいかったなー

運命に翻弄されるも抵抗する術もなく、従順に受け入れる姿に泣けたわ。
子供は柔軟に環境に適応するんやなぁと思ったけど、
実際はそんなわけもなくて、心に穴の空いたまま大人になった彼は、
ルーツを辿ることで自分の中に欠けた何かを取り戻そうとするんですな。

いろんな登場人物に感情移入してしまって忙しかった。
心に残るセリフもいっぱいあったなー。
いろいろと考えさせられたし、これが実話とは信じられんね。
言葉にならん様々な感情が揺さぶられて泣いたー。泣いたなー。

映画のタイトルにつながる説明がエンディングでなされるんやけど、
その感じもすごく良かったのに、それを今日のテレビでサラッと言ったもんで
『おいっ!』て思ったわ。映画観る前じゃなくて良かった。

まだ心の中で咀嚼しきれてない何やらもあるけど、
とにかく素晴らしい映画でございましたよ。

映画「T2 Trainspotting」

2017-04-10 | 鑑賞とか

昨日、梅田のステーションシティシネマで「トレインスポッティング2」を観ました。
20時過ぎはレイトショーでお安くなるのでそれを目指して行ったのに、
200円払って会員になればレイトショー割引します、とかわけの分からん。
それならなんばパークスに行けば良かったぜチクショーめ。
その謎のシステムに不満はあったけどブログに書いたのでチャラにしよ。



前回のトレインスポッティングは観たけど、まったく覚えてなかった。
ユアンマクレガーがラリってトイレの便器の中に飛び込む妄想のシーンしか覚えてない。
当たり前やけど、今回の作品は前回からの繋がりがふんだんに散りばめられてるので、
覚えてなかったら(えーっと…)てなることしばしば。

今作だけを単独に観てもストーリーは完成されてるので分からんでもないけど、
前作のおさらいをしてから観たほうがより理解できると思う。

そんな若干記憶力に難ありの私ですが、映画はおもしろかったですよー。
途中の「人生を選べ」のキーワードからレントンが「選択」について
ものすごい勢いで捲したてるシーンが印象的やった。

失敗の選択ばかりしてきてしまった自分に対する憤りか、
環境や社会や若さなんかのせいで、したくもない選択をせざるを得なかったのか、
それとも選びたくもないのに、選べ選べと選択を迫られることへのフラストレーションか、
なんか分からんけど、そこに強く伝えたい何かがあるんやなぁというのは分かった。

ラリってる時の描写の映像とか、中盤以降からラストに向かう緊迫感とか、
前作との繋がりとか(あんまり覚えてないけど)いろいろおもしろかった。
前作を見直したくなりましたわー。

鼓童「道」@新歌舞伎座

2017-03-26 | 鑑賞とか

昨日は自分史上最高に美味しい焼きそばを作ることができました。
コツなんてものはなくて、生めんを使ったから。これに尽きる。
私が求めていた、お好み焼き屋さんで食べるような太めもちもち麺の食感は
生めんを使用することで再現することに成功しましたよ。
湯がいてから炒める、という手間はあるけど、それくらいのことはします。
美味しい焼きそばのためであれば!

なんやねん。

最近はネット上で付与されるポイントを上手に利用しています。
知らぬ間に付与され、知らぬ間に消滅しているポイント。
先日、天橋立に行った時も、ポイント1,000円分くらい使用したし、
梅干し2パックやパン用の米粉などもポイントでゲットし、
パン屋さんやシフォンケーキ屋さんで使える金券などもポイントで交換。

気にとめなければそのまま消滅していくポイントをちゃんとキャッチして
梅干しや金券という形にして私が消化して差し上げてるんやけど、
そもそもなんでこんなにポイントが付与されているのか。
という謎もあり、ただほど怖いものはなしとも言うけど
まぁいただけるものはしっかり享受します。ちゃっかり。

そんな、なぜかポイントが貯まる謎のシステムもありつつ、
しっかり使ってるからこそ貯まるポイントもあって、ぴあなんですけど、
もうそらもうもっとポイントもらってええくらいなんやけども、
とりあえず私の中のポイント消化キャンペーンの波に乗って
観に行った公演がこちら。



ポイントで交換できる数少ない公演の中に太鼓の演奏があるとか、
さすがのタイミングですね。
初めて行った新歌舞伎座は上本町にありまして、
どんな人たちが観に来るんやろうと行ってみたら、ほとんどがご年配の方々で、
一瞬会場を間違えたのかと焦ってしまいました。
そらそうか。逆に若年層で太鼓に興味ある方が珍しいか。

ちょっと待てー
いまプログラムの書かれたパンフレット観たら1曲目2曲目の作曲が
Leonard衛藤さんやー、と思って調べたら「鼓童」出身やったー。
実は本日(25日)、私が通う太鼓教室の生徒さんも多数参加される、
衛藤さんのワークショップがあったのです。繋がりましたねー。

さてさて、太鼓の演奏の感想はというと、すごかったー。
迫力に躍動感、ダイナミズム、緻密さ、シンクロ。すごかったー。
プロの演奏はやはりすごいなー。すごいしか言うてへんな。

大太鼓の迫力もさることながら、私が興味深く見入ってしまったのは、
休憩挟んだ二幕の1曲目、ずらりと並べられた締太鼓という小さい太鼓の前で
座って叩く演奏者の統率された演奏でありました。
それまでの躍動感のある叩き方とは対照的に抑制された機械的な動き。
緻密な音の羅列から不協和音まで、なんだか前衛的な印象を受けましたよ。
UFO呼びそうな感じやった。(個人の感想です)

いやー、技術ももちろんやけど体力もすごいなー。
2時間弱、出ずっぱりでないにせよ、あれだけの演奏できる体力。
私なんて15分の演奏で限界、貧血にめまいですわ。持久力つけたい。
あんな風になれるとは思わんけど、とにかく続けようと思った。
おもろかったー。

映画「LA LA LAND(ララランド)」

2017-03-02 | 鑑賞とか



噂の映画「LA LA LAND(ララランド)」観てきましたー。
なんなんこのタイトル。

ミュージカル映画は得意ではないのに果敢に挑戦しましたよ。
以前観た「レミゼラブル」はセリフが全て歌という苦行にもぞもぞしましたが、
ララランドは普通にセリフを話しながらも途中に歌を挟んでくるくらいで、
そのバランスがちょうど良かったので全く苦行ではなかった。
(※レミゼラブルは最終的には感動したんやけどね)

最近行く映画館はもっぱらシネリーブルで、小さい劇場に慣れてたけど、
久々のビッグスクリーンは迫力があってやっぱりええなぁ。
オープニングの始まり方とか良い感じで、歌とかダンスも楽しくて
これは大きいスクリーンで観てこそのエンターテイメント映画であります。

楽しい映画だねぇと思いながらも、でも特に感想もなく心にも残らない映画、
そんな風に感じながら終盤まできたところ、ここからネタバレになりますが、
最後の最後に、もしあの時ああだったら的な妄想劇場が繰り広げられるわけです。
妄想の中ではすごく幸せそうな2人、でも現実に戻るとそうではない。
戻った現実もまた別に不幸なわけではないんやけど、ただ違う人生になっただけ。

その後に見せるライアン・ゴズリングのなんとも言えない笑顔で終演。
そこで打ちのめされた私でありました。
最後に目頭熱くさせられて、席を立つに立たれへん状況やった。ほんまにもう。

細かく散りばめられたエピソードなんかもきちんと回収されてたり、
ミュージカル映画やからって敬遠せずに観て良かった、おもしろかったー。
ぜひ大きいスクリーンで観ることをお勧めします。