木全賢のデザイン相談室

デザインコンサルタント木全賢(きまたけん)のブログ

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デザイナーとの付き合い方3

2006年01月11日 | デザイナーとの付き合い方(相談室)


 こんにちは!「工業デザイン相談室」木全(キマタ)です。デザイナーの実像・デザイナーとの付合い方・デザイナーとのトラブル回避法など書いていきます。御相談がありましたら、コメントをくださいね。

 記事の目次
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■外部デザイナーとの付き合い方3 <コンサルティング>
15:【デザイン相談室】運用6

 昨年末の相談室で、外部デザイナーとどのように付き合い始めたらいいのか、というお話をしました。今回は、デザイナーのもっと有効的な使い方について考えてみましょう。


開発初期段階でのデザインの意味

 前々回、商品の開発には、大きく分けて、下の四つがあり、最初にデザイナーに依頼するのは【3】設計段階の仕事がよいと言いました。

【1】計画段階
【2】企画段階
【3】設計段階
【4】販売段階

 そして、開発の初期段階になるほど、決定に重みが増す、とも書きました。これは、デザインについても同じことが言えます。【1】計画段階からデザインについて検討したほうが、より根本的なデザイン決定が出来、最終的な商品に反映させることができます。


開発初期段階からデザインを導入しよう

 アップルコンピュータやソニーやB&Oなどのデザインを重視している企業では、必ず【1】計画段階からデザイン的な検討をしています。そうでなければ、自他共に認めるような凄いデザインは実現できません。

 「【1】計画段階からデザインを導入するなどということが出来るのは、アップルやソニーだからだ」、なんてことはないです。話はまったく反対です。アップルやソニーが、デザインで売れる商品を作れるようになったのは、デザインの重要性を認識し、【1】計画段階からデザインを導入したからです。

 開発初期段階からデザインを導入することは、誰でもできます。デザインを本当に重要性だと考えているかいないか、の違いだけです。


信頼関係の構築にはコンサルタントが最適

 そうは言っても、商品の計画段階から、外部の人間を参加させることに、ためらいがあることは、充分理解できます。デザイナーだろうがなんだろうが、そこまで、外部の人間を信頼できるのか。心配になる気持ちはよくわかります。

 しかし、デザインの重要性を認識しているならば、どこかで踏ん切りをつけなければなりません。

 外部のデザイナーを、いきなり【1】計画段階から参加させることが、難しいならば、少しずつデザイナーと仕事をしていき、信頼関係を築いていきましょう。

 信頼関係の構築には、デザインコンサルタントとして付き合うのがいいでしょう。

 デザインコンサルタントといっても、そんなに大仰に考える必要はありません。具体的なコンサルタントの内容は、次回考えていきましょう。


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