若い頃盛んに読んだヒルティの「幸福論」の中に、「正義は勝つとは限らないが、神は勝つ。このことは、大いなる慰めである。」というような主旨の印象に残る一節があった。
ヒルティは、キリスト者でもあった から、こういう表現をしているが、一般的な言い方をすれば、「正義と信じて行動し闘ったとしても、必ずしも勝つとは限らない。しかし大きな目で見た、全体最適のような視点からすれば、良い結果になる。」というような言い方になろうか。後者の表現が、最適なものかどうかは、多少の疑問が残るとしても・・・。
少し狭い解釈かもしれないが、戦前の日本も、慢心があったり、軍部が独走した面など様々な不幸が重なったことも否めないが、大筋では、自衛の戦いで正義の戦い、という風に思っていた節はある。しかし、日本は戦争に負けて、焦土になってしまった。
日本側の論点から見れば、「正義は勝つとは限らない」という面は、あっただろう。
しかし、戦後77年が過ぎて、現在の視点から見たら、どうであろうか。
問題点を指摘すれば、多々あるかもしれないが、全体最適からすれば、国際協調の中で、結果的になるべくしてなったとも言えるのではないだろうか。
300万人以上が亡くなった、未曽有の不幸な戦争であったことは間違いなく、2度とあのような戦争を起こさないように国民一人ひとりが、愛と平和の心を持ち続けていくことが必要だろう。そして国民から選ばれた政治家も、世界情勢を見極め、あるいは、新たな道を創り上げていくような壮大な理想を胸に、現実を見極めながら国のかじ取りをし、世界をよりよくするような意見を発信する必要がある。
日本は、国連に加盟し、常任理事国にはなってはいないながら、世界の協調の中で、重要な役割を果たす一国となった。GDPもアメリカ、中国に次いで、世界第3位である。これからも、世界の中で、重要な役割を担い続けていく必要がある。もっと言えば、日本から世界へ日本の伝統や国民性、独自の経験を踏まえた意見を発信したりして、世界に役立つ名誉ある役割を担っていく必要があると思う。
ヒルティは、キリスト者でもあった から、こういう表現をしているが、一般的な言い方をすれば、「正義と信じて行動し闘ったとしても、必ずしも勝つとは限らない。しかし大きな目で見た、全体最適のような視点からすれば、良い結果になる。」というような言い方になろうか。後者の表現が、最適なものかどうかは、多少の疑問が残るとしても・・・。
少し狭い解釈かもしれないが、戦前の日本も、慢心があったり、軍部が独走した面など様々な不幸が重なったことも否めないが、大筋では、自衛の戦いで正義の戦い、という風に思っていた節はある。しかし、日本は戦争に負けて、焦土になってしまった。
日本側の論点から見れば、「正義は勝つとは限らない」という面は、あっただろう。
しかし、戦後77年が過ぎて、現在の視点から見たら、どうであろうか。
問題点を指摘すれば、多々あるかもしれないが、全体最適からすれば、国際協調の中で、結果的になるべくしてなったとも言えるのではないだろうか。
300万人以上が亡くなった、未曽有の不幸な戦争であったことは間違いなく、2度とあのような戦争を起こさないように国民一人ひとりが、愛と平和の心を持ち続けていくことが必要だろう。そして国民から選ばれた政治家も、世界情勢を見極め、あるいは、新たな道を創り上げていくような壮大な理想を胸に、現実を見極めながら国のかじ取りをし、世界をよりよくするような意見を発信する必要がある。
日本は、国連に加盟し、常任理事国にはなってはいないながら、世界の協調の中で、重要な役割を果たす一国となった。GDPもアメリカ、中国に次いで、世界第3位である。これからも、世界の中で、重要な役割を担い続けていく必要がある。もっと言えば、日本から世界へ日本の伝統や国民性、独自の経験を踏まえた意見を発信したりして、世界に役立つ名誉ある役割を担っていく必要があると思う。