NHKの朝の連続テレビ小説「虎に翼」が最終回を迎え終了した。
欠かさず観ていたが面白かった。戦前から戦後にかけて激動の時代に初の女性弁護士そして裁判官として活躍した人の物語で、明治憲法から戦後の日本国憲法に変わった時代とともに女性として法曹界に新たな歴史を作り上げてきた苦難困難を克服していくような史実に基づくストーリーだった。男の自分が見ても、新たな時代を作り上げる、最初の道を作っていき、一握りの人間の努力や不撓不屈の精神が新たな未来を創り上げていくことができるという意味で、大変教訓に満ちたストーリーだったと思っている。
最後のラストから3回目の回は、尊属殺人の判決の回で、尊属を別格に扱う法律が、違憲と見直されるシーンが出た。
私が中学生のころだったが、この報道は、何故か記憶に残っている。子供心にも、尊属が法律的に別格なのは、「はて?」どうなのだろう思っていたこともあったからだ。
もちろん儒教的な伝統的価値観や家制度などが主流だった時代から見れば、そういう意見が大勢をしめるのも不思議ではない。だから戦後間もない段階では、少数の反対意見はありながらも合憲と判断されたのだろうと思う。しかし戦後の民主主義や個人主義的価値観が浸透するにつれて、判断が変わってきたのだろうと思う。
もちろん当時の自分として、父母への感謝や尊敬する気持ち、家族のありがたさは当時も今も変わらず持っているのだが、法律としては、新たな解釈が自然であろうと思える。
寅子たちががんばって、その死後に新たに男女雇用機会均等法などの法律が次々と施行されていく事実が一人の人間の努力や不撓不屈の精神の未来への無限の可能性が描かれているようで、最終回を観終えてひと段落して感慨にふけることができたのだった。
欠かさず観ていたが面白かった。戦前から戦後にかけて激動の時代に初の女性弁護士そして裁判官として活躍した人の物語で、明治憲法から戦後の日本国憲法に変わった時代とともに女性として法曹界に新たな歴史を作り上げてきた苦難困難を克服していくような史実に基づくストーリーだった。男の自分が見ても、新たな時代を作り上げる、最初の道を作っていき、一握りの人間の努力や不撓不屈の精神が新たな未来を創り上げていくことができるという意味で、大変教訓に満ちたストーリーだったと思っている。
最後のラストから3回目の回は、尊属殺人の判決の回で、尊属を別格に扱う法律が、違憲と見直されるシーンが出た。
私が中学生のころだったが、この報道は、何故か記憶に残っている。子供心にも、尊属が法律的に別格なのは、「はて?」どうなのだろう思っていたこともあったからだ。
もちろん儒教的な伝統的価値観や家制度などが主流だった時代から見れば、そういう意見が大勢をしめるのも不思議ではない。だから戦後間もない段階では、少数の反対意見はありながらも合憲と判断されたのだろうと思う。しかし戦後の民主主義や個人主義的価値観が浸透するにつれて、判断が変わってきたのだろうと思う。
もちろん当時の自分として、父母への感謝や尊敬する気持ち、家族のありがたさは当時も今も変わらず持っているのだが、法律としては、新たな解釈が自然であろうと思える。
寅子たちががんばって、その死後に新たに男女雇用機会均等法などの法律が次々と施行されていく事実が一人の人間の努力や不撓不屈の精神の未来への無限の可能性が描かれているようで、最終回を観終えてひと段落して感慨にふけることができたのだった。