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ピーター・ドラッカーについて

2015年04月07日 | 魂の人間学
ピーター・ドラッカーについて

私は、経済学は、あまり得意ではなかったのだが、ピーター・ドラッガーの本を読むと、難しい数式などはなかった。これは、思想家の本であるとさえ思ったほどだ。
正確にはドラッカーは、カテゴリーとしては経営学者と言われており、ご自身では「社会生態学者」と名乗っていたとも言われる。
ただ、当初は、漠然と経済学的な範疇の中の人ように思っていたのだった。

経済学の経済というのは、もともとは「経世済民」の略であるから、「経済」は人間や人間の物心共なる幸福と離れたところにはないはずだ、というような漠然とした意識を持っていた。
そして経済学というものは、人間の心理のようなものを抜きにしては成り立たないのではないかと若いころから思っていた。
加えて、敬遠していた経済学の本は難しい数式がつきものとの先入観のようなものも持っていた。

 私が、経済関係の本を大前研一さんあたりから始めたのは、この辺にもあるかもしれない。大前さんも、従来の経済学を踏襲した理論ではなく、原子力の物理学のバックボーンにしてマッキンゼー流のコンサルタント実務から独自の「企業参謀」を皮切りに、独自の理論を創り上げていった。

 ドラッカーの本は、いわゆる経営学のジャンルなのかもしれないが、本当の意味での「経世済民」の書のように思えたものだ。
 経済学の学問理論のよる数式を使っての文章ではなくて、普通の人がわかる言葉で書いてあった。何冊か読んだ記憶があるが、非常にためになった覚えがある。マネジメント関係の本は特に印象に残っている。

 経済経営と心理の関係で言うと、大前研一さんも「心理経済学」という本を出版されたことがあった。
こういう本を経営者の人たちが読んでいるということは、大変いいことだと思ったものだ。
 会社の経営者や役員などは随所に主となって、一灯照隅万灯照国のようなイメージが自分のどこかにあったのだ。
 
 ドラッカーの思想は、経済をバックボーンにしながら、経済のみならず、非常に広く深い学識、思索、教養をもとに書かれていて、いわゆる従来の範疇にはいらないような感覚を持った。
 ただ、経営というものは、人間のあらゆる要素と深くかかわっている訳だから、経営学というもの自身に学際的な枠組みは、もともとあってはならないのかもしれないが・・。
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100歳になった原爆ドーム

2015年04月06日 | 詩編 
「100歳になった原爆ドーム」

100歳になった原爆ドーム

自立した30歳の時被爆して

廃墟になって70年

黙して語らず 表現するは

ただただ そのままの姿のみ

ただそのままの姿にて

我らにしかと教えるなり

百聞は一見にしかず

人の記憶は薄れても

あなたの姿は訴える

世界平和の大切さ

愛と平和の大切さ

戦争の愚かさ残虐さ

廃絶さるべき核兵器

恒久平和への思い

体現せるはあなたなり



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人生の道

2015年04月01日 | 詩編 
「人生の道」

人と違う道を歩むことは
苦しいことかもしれない
自分で選んだ道ではないと
思ったとしても
それも自分で歩んできた道なのだ
中学 高校 あるいは大学を卒業して
順調に就職する路線から外れてしまい
かつての同級生と
差がついてしまったように見える時
病気やどうしようもないと思われる事情で
世間一般と言われる人生の道から
外れてしまったように思える時は
確かにつらく悲しいかもしれない
でも 知っておいてほしい
人生は自分の問題として
自分で歩いていくものだ
あるところまでは
既定路線のような世間一般の
道のように見える道は
必ずしも自分の 本来のその人の 
道ではないのかもしれないのだ
人を許せず 嘆き悲しんでいても
道は拓かれない
どんなに紆余曲折があったとしても
それがその人には 
必要だったのだ
無駄と思えた過去も経験となり
未来は希望となる
人を愛し 人を許し
理想に向かって
今現在を精一杯生きることが大切なのだ
必ず希望の未来が拓かれるから
人間は自分が思った通りの人に
なれるのだから
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