Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年3月13日(水) [吉野]竜門岳(日本三百名山)へ、前日の雨で「龍門の滝」は絶賛・大増水中!

2024年03月14日 | 山登りの記録
■メイン写真
龍門の滝を下段の斜瀑から見る。前日の雨で、水量が極端に多い。


■今回のコース
吉野運動公園⇒吉野山口神社⇒バイオトイレ→(滝道)→吉野森林セラピー広場→仏石塔→
龍門の滝→龍門寺塔跡→龍門寺本堂跡→龍門寺宿坊跡→林道終点→古い堰堤→竜門岳→
(往路を戻る)→龍門寺塔跡→(林道)→久米仙人窟跡→吉野森林セラピー広場→バイオトイレ


7年ぶりに竜門岳へ。
日本三百名山と、近畿百名山に入っているものの、関西百名山にはその名がない。
絶景ポイントがほとんどないのと、スギ・ヒノキの植林地が大半であり、やや地味な
印象なので、さもありなん。
とはいえ、南麓には龍門の滝や龍門寺跡があり、山行の序盤は見どころが多い。



麓の集落にある吉野山口神社。
境内には山口神社と高鉾神社の2つの神社が並び、セットで「竜門大宮」と呼ばれていた。
高鉾神社は、もとは竜門岳の山頂にあったとされ、約500年前にここに遷されたという。



のどかな村内を北へ向かうと、バイオトイレと、クルマが数台停められるスペースがある。
この先は、クルマの乗り入れをしないよう立札があった。



登山準備をすませ、林道を進む。
吉野森林セラピー広場を左に見送る。
このあたりまでは、吉野・宮滝地区とともに奈良県内で初めて「森林セラピーロード」と
して認定された「神仙峡 龍門の里コース」でもある。



これは、クリハランかな? 斜面一面。



林道と、より沢筋に近い滝道に分かれる。ここと滝道をとる。
まずは斜瀑が出てくる。異常に水量が多い。



続いて龍門の滝。このコース一番の見どころが、さっそく現れた。
この先で、もとの林道に合流する。



龍門寺の塔跡。礎石と柱の穴が残っており、県の重要文化財だが、放置されて
いるようにしか見えないのが惜しい。



さらに先には、龍門寺の本堂跡や宿坊跡を示す石碑がある。
龍門寺は、白鳳時代の創建とされ、金堂、三重塔、六角堂などの伽藍があったという。
古くは菅原道真、藤原道長も訪れた。寺は1500年代初頭に廃されたようだが、
その後、松尾芭蕉が龍門の滝を訪れている。



軽トラックが辛うじて入れそうな林道が終わると、木段の急坂が始まる。



右下に上流のほうの滝の落ち口が見える。



古い堰堤は右から越える。



沢の二股で、間の尾根道を上がる。なかなかの急坂となる。
途中、登山道が新旧、複線化しているところができている。
うっすらと雪化粧。スギゴケが、まるで鉄道模型の冬の樹林帯のよう(笑)。



あと少しで山頂。ずっと単調な植林帯なのが惜しい。



山頂直下。西谷集落への分岐は下山に間違いやすいとされるポイントだったが、
手書きの札がかかっていた。



山頂は、北風が吹いていてかなり寒かった。山頂で昼食をと考えていたが、
これはたまらんと、写真を撮っただけでそそくさと退散。
数分戻って、平らなところを見つけて昼食タイムとした。



下山は、基本的に往路を戻るのだが、龍門の滝からは林道をセレクト。
途中に久米仙人の窟跡を示す石碑がある。窟は今は見当たらない。
ユニークな伝説が残る久米仙人も、龍門寺で修行していたと伝わる。



下山して、県道28号線沿いから龍門山を振り仰いだ。
この時間になってようやく青空が広がった。


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