Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年12月1日(日) [三田]大岩ヶ岳へ、黄葉に見とれながら地図読み山行!

2019年12月06日 | 山登りの記録
■メイン写真
下山ルートの途中にある絶景ポイント、風吹岩


■今回のコース
道場駅→千苅ダム→大岩ヶ岳→東大岩岳→馬の背→東大岩岳→丸山湿原→
四等三角点「丸山」→東山橋→道場駅


今月の「のんびり山歩の会・日曜教室」は、地図読み講習。
「地図読み」というと実際の地形を見ずに地図だけを見てしまったり、
いきなりコンパスを取り出したりする人もいるけれど、実践的でない。
地図読みには、やはり実践が一番ということで、分岐が多いこのエリアを選定。



道場駅はクライミング装備の人たちであふれていた。
少数派の「ただのハイカー」はほとんど大岩ヶ岳方面へ流れていく。



千苅ダムは、1919年に竣工。17門のスライドゲートは日本最古という。
国の登録有形文化財、厚生労働省の「近代水道百選」など、さまざまな栄誉を
得ている。役割としては、「神戸水道」で神戸市民の飲料水となっている。
この時代の建造物は、今と違って「美」を感じる。
この日は、どこかの大臣か、どこかの市長が出席する式典が行われていた。



ダムを回り込み、水路沿いの一本坂を登ると、ようやく山の中らしくなる。
すぐ上で小沢を渡り、明るい尾根を越える。



小さな梨のような実。ヤマナシか、オオウラジロノキか。



新名神の高架橋が印象的。以前にはなかった景色だ。



千苅ダムのすぐ東をトラバースし、やや平坦な地形を左へカーブすると稜線に出る。
このあたり、刻々と移り変わる地形を丁寧に観察し、地図上で現在地を確認しながら歩いた。
地図読みは、実際の地形をよく観察することから始まる。
尾根上は、コナラなどの黄葉がちょうど真っ盛りで、目に眩しいほどだ。



露岩の急登が始まる。地形図を予め読み取っておけば、この先、どこに急坂が
あるのか、どの程度の高低差なのかなど、さまざまな「先読み」ができる。



そうしてたどりついた大岩ヶ岳の山頂。



北に羽束山、大船山が見える。ともにインパクトのあるカタチをしている。



三田方面の眺め。こうしてみると、三田はもう大都市だ。



ランチの後は、東大岩岳へ。大岩ヶ岳から400mほど東に離れたピークで、
山頂直下に大いに目立つ巨岩がある。



東大岩岳からの眺めもなかなかのもの。



東大岩岳から北に延びる馬の背に立ち寄ってみた。



ダンコウバイの黄色がまばゆい。



馬の背から先は普通に歩けるような踏み跡はなく、東大岩岳に戻り、南東へ続く
尾根道をたどる。ほどなく水準点を見つけた。



丸山湿原へ向かう幅広の遊歩道に下り立つ。
この日は、分岐ごとに地図を広げて進路を全員で確認することにしているので、
時間がかかる。



丸山湿原。兵庫県最大規模の湿原群で、天然記念物に指定されている。
湿原をゆっくり周回してみたいが、時間の関係で、そろそろ戻らないといけない。



高圧電線化走る直下にある、四等三角点「丸山」281.4mの脇を通る。
地図読みには、電線も大いなる手がかりになる。



露岩帯に出ると、先端に不思議な形の岩。風吹岩である。



標高230m程度の場所ではあるが、雄大な眺めが楽しめる。



あとは、風化花崗岩がえぐれた歩きにくい箇所や、小沢を渡りながら長い下山ルートを
ひたすら歩き、夕暮れ迫る東山橋へと戻った。


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