古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百二十四

2017年04月11日 07時47分12秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 


 


 

「漂流外国物語」第九十三ページ、上の一~二行目

解読 明日出帆ニ候間、今日ハ南京商人より之馳走ニ候迚

    料理壱荷持せ来り、通詞人共壱所ニ大ニ馳走ニ

読み 明日出帆に候あいだ、今日は南京商人よりの馳走に候とて、

    料理一荷持たせ来たり、通詞人共一緒に大いに馳走に

説明 最初は解りにくいですが、「明日」です。 「出帆ニ候間」・・・

「候間」も解りにくい。明日出帆するので。「馳走ニ候迚」・・・送別の

御馳走会だと言って。「迚」(とて)は宛て字です。 二行目最初は

「料理」・・・読むのは困難です。 「壱荷」・・・荷物の分量の事で、

天秤棒で一人がになえる分量の料理の事。 「持せ来り」・・・

持たせて来て。 「通詞人共壱所ニ」・・・ここも読みにくい。通訳

の者も一緒に。 「大ニ馳走ニ」・・・大いにご馳走に(相成り)。
 


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