古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第九章 将軍家茂公の串本上陸・その二十二

2012年01月04日 09時52分23秒 | 古文書の初歩

 

 

家茂公第八ページ(上の写真の五行目六行目)

解読    付而者右御入用向之儀者、御前御詰役

      田中亀五郎殿より郡方元〆瀧万之丞江

読み方  付いては、右御入用向きの儀は、御前お詰め役

     田中亀五郎殿より郡方元締め・瀧万次郎へ

解説  「付而者」・・・ついては。「而」は「て」と読みます。 「者」は変体仮名「は」。 「右御入用向之儀」・・・公方様蓮生寺で一休みするために必要なものについては。 「御前御詰役」・・・公方様の近くへお詰めする役人。「御前」は読み取り困難、その次の「御詰役」も読み取り困難です。 「亀五郎殿」・・・「亀」はこの様な崩しになります。 「殿」もよく出る字です。形で覚えましょう。 「より」・・・合成字。 「郡方元〆」・・・地元役人の元締め・責任者。「〆」は締めの意、略字です。 「江」は「へ」。  写真は不鮮明で、且つ教材が難しいので、理解困難な箇所も多々有りますが、辛抱して慣れて下さい。いつか豁然と見えてくる日を信じて。


 


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