古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第五十九章 漂流外国物語 其の三百二十六

2017年04月13日 08時28分58秒 | 古文書の初歩

 


 


 


「漂流外国物語」第九十三ページ、上の五~七行目

解読 上菓子壱袋 白餅糖と歟申紙之如き薄き

    物弐寸四方位之菓子壱袋 物入籠壱ツ

    株梠毛ニ而拵候敷物壱つ

読み 上菓子一袋 白餅糖とか申す紙の如き薄き

    物、二寸四方位の菓子一袋 物入れ籠一つ

    シュロ毛にて拵え候敷物一つ

説明 「白餅糖」・・・『はくへいとう』。 「と歟申」・・・

「歟」は変体仮名の「か」です。「とか申す。」 「物入籠」・・・

物入れ籠。「籠」はちょっと読めません。 「株梠毛」・・・

シュロの毛。 「拵候」・・・拵えた。 「敷物」・・・これも

読むのは困難です。 最後は「壱川」・・・一つ。「川」は変体仮名の「つ」。