「漂流外国物語」第九十三ページ、上の五~七行目
解読 上菓子壱袋 白餅糖と歟申紙之如き薄き
物弐寸四方位之菓子壱袋 物入籠壱ツ
株梠毛ニ而拵候敷物壱つ
読み 上菓子一袋 白餅糖とか申す紙の如き薄き
物、二寸四方位の菓子一袋 物入れ籠一つ
シュロ毛にて拵え候敷物一つ
説明 「白餅糖」・・・『はくへいとう』。 「と歟申」・・・
「歟」は変体仮名の「か」です。「とか申す。」 「物入籠」・・・
物入れ籠。「籠」はちょっと読めません。 「株梠毛」・・・
シュロの毛。 「拵候」・・・拵えた。 「敷物」・・・これも
読むのは困難です。 最後は「壱川」・・・一つ。「川」は変体仮名の「つ」。