備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

Voices Of The West End

2020-09-04 01:06:00 | ライブビューイング(舞台関係)
”This is the moment”『Jekyll&Hyde』
”You’re nothing without me”『City of angel』
"A musical"『Something rotten!』
”All I ask of you”『The phantom of the the opera』
”Think of me”『The phantom of the the opera』
”As long as you′re mine”『Wicked』
"Memory"『Cats』
"Sunset boulevard"『Sunset boulevard』
”Lily′s eyes”『The secret garden』
”Evermore”『Beauty & the beast』
"No one but you"『We will rock you』
”Song that goes like”『Spamalot』
”Tell me it′s not true”『Blood brothers』
”I know him so well”『Chess』
”Music of the night”『The phantom of the the opera』
”I dreamed a dream”『Les miserables』
"Stars"『Les miserables』
"The confrontation"『Les miserables』
”Bring him home”『Les miserables』
”Epilogue”『Les miserables』
アンコール
”Into the unknown ”『Frozen2』


”時が来た”『ジキハイ』
EC氏がリードボーカル。
なのに、途中から乱入するJOJ氏。
(EC氏のコメント付き。
それも地味に変えたり・笑)

サビは一緒に歌う。
しかし、微妙にお互いの節回しが違うので、
ちょっと、最初の頃は、様子見なサビに。

お互い、伸ばしたい音が違うらしい。

EC氏のハモリが、回を追う毎に
精密になっていく(最初、ユニゾンパート
だったのが段々ハモリパートになっていく)

ソロのメロディパートになると、
ちょっと、間が空くJOJ氏。
最初から、メロディパートしか
歌って無いのに(笑)
普段、ソロで歌ってるからか、
パート分けを覚えてないか。


”You are nothing without me”『COA』
JOJ@スタイン、EC@ストーン

先に歌うのがJOJ氏、後からがEC氏。

マサカのEC氏が天狗
(紙上探偵)になってる方で、
JOJ氏がウダツの上がらない作家の方。

え、その配役?
逆じゃなかったのか(笑)

スタインの歌詞にある
『俺の手の中で踊ってればイイのさ』
という歌詞は絶対、EC氏の台詞だと
思ってただけに、余計にビックリ。

ちゃんと、途中の名前を
アールとジョンに変えてる。

JOJ氏もアドリブを入れてるけど、
そこは台詞というよりは本音っぽさが。

最後のロングトーンで、
二人の音域の違いが分かる一曲。


ここで色分けの席で、
叫ばせる(スクリーム)という、
いつものJOJコント発動。

改めて、『ミュージカルとは?』
と、尋ねるJOJ氏に、歌い始めるEC氏
と、この前のThree phantomと同じ流れ。

"ミュージカル"『サムシングロッテン!』
EC@ノストラダムス、JOJ@ニックで。

Three phantomは3人で
パート分けだったのを、完全に二人で役分け。

芸達者なEC氏の一面が発揮される一曲。
声色を変えて、あのコント調歌詞を全部担当。

ただ、途中で出てくる有名ミュージカルの
メロディラインは、ビックスペンダーだけ。
コレも、この前のThree phantomと同じ。
(本編だと、アニーとかレントとかジーザスとか)

途中の『ミゼラブレ』では、
”ODM”のイントロが流れるパターン。

ただ、ラインダンス風振り付けはカット。
共演者とは、ディスタンスを取る。
せっかくの、JOJ氏の足上げダンスだったのに。

その代わりに、謎の動きをするJOJ氏。
(前で手をヒラヒラさせた後、
今度は、後ろで手をヒラヒラさせる謎ダンス)
それに、声を出してウケるEC氏。

この部分のダンスも、
その時の気分で踊ってるっぽい。

その後も、キックという歌詞で、
実際、後ろに向けてキックするなど。
(ちょうど、『dancers kick(綺麗に
並んで 踊り始めるぞ)』の部分)

そのまま、JOJ氏は、両手を掲げウェーブをしながら歌う。
これは、普段からソロコンで客に強要してるので、
勝手知ったる、と言った風情でやっているが、
逆にEC氏が歌いながらのそのマイムに、
対応出来ず、普通にマイクを持って歌ってしまう案件。


ここから、二人のクリスティーヌを呼び寄せる。

まずは、ケイティさんから。

が、途中から、ALWいじり。
(いつもの、アンドロイド・ウェーバー)

"AIAOY"『POTO』
EC@ラウル、ケイティ@クリスティーヌ

甘い声のラウルと、
声楽系のクリスティーヌ。

ただ、このアウル(アールのラウル)
途中から、甘い路線を
辞めてしまい、何故か怪人音域に。

なぜ、子爵モードを諦めた(笑)

でも、ずっとクリスから目を離さない。

お爺ちゃんコンサート(コルム翁コンサート)
で、ゲストで来た時も、お爺ちゃんが、
怪人だから、仕方なく、アウル担当だったけど、
その時も、ひたすら、ノリマツゥを観てたな。

”シンク・オブ・ミー”『POTO』
ケイティ@クリスティーヌ

引き続き、声楽調に歌い続けるケイティさん。
が、その歌い方の間が独特過ぎて。

なぜ、そこで切る?伸ばす?的な歌い方。

曲自体も短縮版なため、
途中のブラボー(貴重なラウルソロ)も無し。
え、そこにアウル居るのに。

そして、ラストは聞かせる系カデンツァに。
そんなアレンジだっけ?と思いつつも。


”二人は永遠に”『ウィキッド』
ケリー@エルファバ、JOJ@フィエロ

かなり、歌い込んでる感のエルファバ。
ま、そりゃ、納得の出演回数だけど。

むしろ、ヴィオリンのアレンジそれでOKなのか。
歌のジャマになってそうな、悪目立ちしてるヴァイオリン。

エルフィに対し、普通に歌い出すフィエロ。
もっと、情熱的に歌い始めようよ、
と思いつつ、意外と、甘い、囁き系フィエロ。

ハモリはケリーさんの声を重視。
フィエロ役者によっては、もっと、
フィエロの高音を活かすパターンもあるのに。

というか、もしや、フィエロの原キーから、
1オクターブ下げたか、JOJ氏。
ハモリはフィエロの方が上だと思ったが。

エルファバの『幸せ』(と言う台詞)という
告白を無視して、普通に年齢ネタを繰り出すJOJ氏。

そして、次曲を紹介するJOJ氏。
これまた、珍しい。
いや、台本通りだろうけど。

”メモリー”『キャッツ』
ケリー@グリザベラ

シラパブの居ないソロver。なので、
途中のシラパブ部分の低音が若干、ジャジー仕様。

サビの最高音は、声楽調に歌い上げるのでなく、
地声でロック調に引っ張るタイプのグリザベラ。

曲の音域的には、ケイティさんかと
思ったけど、クラシカルでなく、
ケリーさん用に、ロック調。
実は、間奏のヴァイオリンを聞かせるアレンジ。


”サンセットブールバード”『同タイトル』
EC@ジョー

このジョー、根っからのジゴロ。
って、言うか、ヒモ人生を、
充分に噛みしめてる感がアリアリ。

このジョーなら、プールサイドで死なず、
ノーマを殺してでも、生き延びてそう。


歌い上げる事の出来る実力もあるのに、
この曲を台詞で聞かせる珍しい歌い方。

若干、ジャジーな歌い方が新鮮過ぎて。
意外と、この変拍子に合わせて、歌うと、
このテンポが合ってるのかも、と。

勿論は最後、歌い上げる。

Three phantomでの『Tell me a Sunday』
といい、ALW作品からの選曲がマニアック過ぎるEC氏。


ここで、ハッピーバースデーコーナー。
からの、ECジョーク。


”リリーズアイズ”『シークレットガーデン』
EC@ネヴィル、JOJ@アーチボルト

歌い始めがEC氏、JOJ氏が後。
配役自体はThree phantomと変わらず。

なので、別に問題ない、と思われたが、
が、途中、歌詞が出ず、歌うのを辞めてしまうJOJ氏。
(横でウナダレるEC氏という貴重な構図)

そのため、JOJ氏のハモリ高音が不発回発生。
不発回以外は順調にハモるJOJ氏。

回を重ねる毎に、
ネヴィルの歌詞が台詞調になっていく。


Heyden氏のアルバムに参加した時から、
アーチボルトを歌っているJOJ氏。
Heyden氏のネヴィルは高音だったけど、
JOJ氏のアーチィを際立たせるのは、
EC氏の低音ネヴィルだな、と改めて。


”ひそかな夢”『美女と野獣』
JOJ@ビースト

Three phantomでも、思ったけど、
JQ氏のアレンジでないと、鍵盤の遊び部分が無いので、
楽譜通りの弾き方になり、結構、歌い方が単調になる。

そのため、台詞のような歌い方が無く、
転調後も結構、普通に歌い上げる結果に。

ま、そもそもが、そこに台詞は無い、
と言ってしまえば、それまでなんだが、
何故か、JQ氏のアレンジだと、語るように歌うJOJ氏。

”No one but you”『WWRY』
ケリー@ミート

やはり、クイーンの曲は外せない。
一応、『WWRY』とは断ったけど。

基本はミュージカルでなく、
ポップス歌唱、というかロック歌唱なのか?
フレディーの歌い方とは違うし、でも、
この歌唱法が出来るからエルファバも、こなせたんだろうな、と。

実は、ジュークボックス系を
得意とするミュージカル女優なのかも。


”The song that goes like that”『スパマロット』
EC@ガラハッド、ケイティ@湖の乙女

ガラハッド卿の真面目なソロで始まる、
でも、その歌詞は完全にコメディな一曲。

有名なオペラ座の怪人ボートシーンを
パロディ化した、スパマロットのあのシーン。

それを本物の怪人とクリスがやるという(笑)
ケイティと、ノリノリの怪人役者が居たから、成立。

それも、ちゃんと『スパマロット』本編通り、
湖の美女がオペラ調に歌い上げるという芸の細かさ。


JOJ氏、タイトルに掛けた曲紹介。


”Tell me its not true”『ブラブラ』
ケリー@ミセス・ジョンストン

ケリーのソロに、被せてくるJOJ氏。
と、思ったら、全員参加のコーラス型に。

4人しか居ないのに、
キレイなハモリが際だつ一曲。
ここに来て、初めて4人で歌う曲に。
一応、ナカヅメ曲なのかな、これ。

が、何故、この選曲?感。
このタイプの4人で聞かせる曲が必要なら、
ケリーさんが出演してた『レント』の
1年を525600分で数える曲でも、良さそうなのに。
選曲が、マイナー過ぎるよ、プロデューサー。


”I know him so well ”『チェス』
ケリー@フローレンス、ケイティ@スベトラーナ

ケリーが先、
それにケイティ後追い。

やはり、ミュージカルというよりは、
普通の洋楽を聞いてる気がするケリー歌唱。

けど、ケイティが入る事で、
ハモリや掛け合いという、科学反応が起こり、
一気に、ミュージカルの世界に連れて行かれる。

でも、何も知らない人に聞かせたら、これ、
普通にABBAのリリースした曲とか答えそう。


”MOTN”『POTO』
JOJ&ECのWファントム

歌いだし担当が、EC氏。
今日イチ、一番、気合いの入った歌い方。
ただ、譜面通りに歌う、カチっとした真面目さ。

JOJ氏は通常運転。
スロースターターな歌い方。
カチっとしたEC氏に対し、
若干、エモーショナルに歌う。
というか、自分の番まで座ってるし。

ユニゾンした時、両者の歌う、歌詞への
思い入れ方の違い(単語の伸ばし方の違い)が分かる。
これが、スゴい面白い。
というか、リハで合わせとけよ案件。

と、思ったら、回を追う毎に、合ってくるヤツ。
さすが、お互い怪人の場数が違う。

EC氏がハモリを務めるものの、最後、
上げたがりのJOJ氏が上げてしまい、
急遽、メロディを歌う羽目になるEC氏という構図。


また、間奏で曲へのいじり芸を
ぶち込んで、中断させるJOJ氏。


ここでオケメンバー紹介。

そして、舞台はフランスへ。
『ノートルダムの鐘』でも、
『スカーレットピンパーネル』でもなく、
『レミゼ』と言う振りをするEC氏。

が、ちょっと待て。
ノートルダムは分かる、
大聖堂が舞台のメインだし。
でも、スカピンは、フランスに渡る事も有るけど、
舞台のメインは、ほとんど、イギリスだよね?


ここでお互いの出演年数や出演回数コント。

途中から、ギールグッドの
レミコンネタも入れてみたり。

そして、先ほど歌ったロッテン!の”ミュージカル”の
『レミザラブレ』の一節をもう一度、EC氏が
歌っていたが、それは途中でなくなったらしい。

始まる『レミゼ』コーナー。

”夢やぶれて”
ケイティ@ファンテ

ちゃんと、前奏部分から。
新演出レミゼの出演者だけど、
そこは旧演出仕様?と思ったら、
新演出の台詞に則った歌い方に。

コゼットで本役じゃないけど、
聞き馴染んでいるから?
と、一瞬、思ったけど、最近、
ツアー版でファンテやってた、そう言えば。
(冒頭の紹介で役遍歴も紹介してた)

"星よ"
EC@ジャベ

ま、EC氏の鉄板曲。
歌詞を切る、台詞のような新演出な歌い方。

ともかく、歌詞を伸ばさないらしい、と、
思ったら、最後は、これでもか、なロングトーン。


”対決”
EC@ジャベ、JOJ@バル

この二人の対決は善き。

と、なるが、
EC氏が若干の鼻声で、
掛け合いの部分が、
いつもの低音ではなかった。

そのためか、最後の掛け合いも台詞。
歌ではない、ここは、実は新演出仕様。


”彼帰”
JOJ@バル

はい、歌い始めから、
気合いの入り方が違う。

本日、一番、気合いが入ってる曲だな、熊。


しかし、回を追う毎に、
歌い始めに色々と講釈をたれ始め、
イントロまでに終わらない自体に。

逆に、ある程度まで
話し終わらないと、イントロを
弾かないという苦肉の策を生み出すピアニスト。

最後に来て、通常モードなJOJ氏。


”エピローグ”
ケイティ@ファンテの
『行きましょう』から始まり、
既に臨終済みなバルジャン。

そのため、ケリー@エポ
(ハモリが綺麗すぎるエポ)
とともに、観客が昇天する三重唱。

そして、EC氏ソロで始まる、
コーラス部分、ここ、ちょっと、
スゴい鳥肌モノなんですけど。

からの、JOJ氏の高音も加わる。
この男性陣の二人のコーラス!

EC氏に関しては、ジャベだと、
普段、歌わないだけに、余計に。
(ギールグッドのレミコンでは司教出演
だったので飽きるほど、歌ったんだろうけど)

そして、女性陣も加わり、
4人だけとは思えない、
尋常じゃない厚いコーラス。

なのに、ラスト、女性陣に
負けじと、高音を繰り出す、JOJ氏。


”イントゥジアンノウン”『アナ雪2』
アンコール、アナ雪(笑)

まさかのアンコールがコレ。
いや、ODMとかDYHPSが
来ると思うでしょ、普通。

プロデューサーめ(笑)

で、エルサをケイティ→
ケリー→EC→JOJの順で。

冒頭のハミングは録音。
だけど、そこで、いかにも自分が
歌ってる感(口パク)を出す、JOJ氏とEC氏。

最後は全員で。
でも、エルサの最高音を歌いたがるJOJ氏(笑)


追い出し曲は、
イントゥジアンノウンのCD部分。

その後、EC氏自身によるアナウンス。

前半で歌ったロッテンの”ミュージカル”の最後部分。


John owen jones
男性高音担当、だと思う。

今回、3枚目路線でなく、
正統派2枚目路線、選曲(笑)

なのに、墓穴を掘ったり、
そこは押さえる、ギャグ要員。


Earl Carpenter
男性低音担当。
プロデューサー。
そのため、進んで3枚目役を買ってでる。
いや、単に好きなだけかも。

ただ、お疲れなのか、
ちょっと鼻声でいつもの低音ではない。
ハスキーとも、如何し難い、声なので。


Katie Hall
女性高音担当。

声楽系の高音の持ち主で、
まぁ、そっち系の選曲を担当。

ただ、今回に関しては、
見せ場は、ケリーさんに譲ってる感あり。

Kerry Ellis
女性低音担当。
もう、言わずもがな、な、
ロッカー仕様な声で、
決して潰れなさそうな喉を持つ。

今回、女性がメインの曲は、
だいたい、ケリーさんが担当。



選曲がThree phantomと被りつつ、
でも、男性曲に、JOJ氏が活かせる選曲。
(COAの配役は逆だと思うけど)

それで居て、プロデューサーである、
EC氏もそれなりに、美味しい選曲。


ただ、キーボードとヴァイオリンという
編成がちょっと物足りない。
Three phantomも、同じ編成だったが、
その分、コーラスが入る事でカバーしてた。

ただ、4人で歌う曲になると、
4人しか居ないのに、厚いコーラスが誕生。
それぞれが主役出来るメンバーなので、
コーラスだけでも、充分に成立。

後は野外という環境が悪いか。

状況的に仕方ないとは言え、
JOJ氏とEC氏が一緒に歌うコンサートはやはり貴重。
更に、JQ氏の音楽アレンジが色々と好みなんだな、
と言うことを再認識したコンサートかも。
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